ついにフィアットとアバルトのガソリンエンジン車の生産終了が決定しました。
フィアットは自動車メーカーの経営戦略としてEV車シフトを明確に打ち出し、
今後はコンパクトEV車市場で世界のリーダーを目指す方針を掲げたようです。
にほんブログ村ガソリン車の生産状況は？
フィアットもアバルトも現行モデルの受注分をもって生産終了が決まりました。
メーカーとしては購入希望者は急ぎ発注してくださいということのようです。
現在、日本の正規ディーラーにおいては最後の受注を受けてますが、
フィアット車については生産計画台数分の完売をもって販売終了とし、
アバルト車については現在の受注分を最後の生産枠とするようです。
ただ、アバルトについては全ての発注台数が間違いなく生産されるか不明のようで、
一定の台数に達した段階で受注終了になると予想されているようです。
つまりフィアットもアバルトもガソリンエンジン車の新車購入を希望している場合、
発注したとしてもクルマを確実に確保できるかはっきりわからないようで、
とにかく販売枠に駆け込むためには急ぎ発注したほうが良さそうな状況です。
残念な話しですが、とうとうこの日が来てしまいました。
中古車の動向予想
私が懇意にしてる正規ディーラーやフィアット専門店に確認したところ、
ここ最近は中古車の問合せが増えているそうです。
また、アバルト中古車に関してはやや値上がり傾向にあるようです。
今後、良好な中古車は相場が上昇する可能性があり、
コンディションのいい中古車をお探しの方は早めに手を打ったほうがいいかも知れません。
そして、新車に近いような中古車（新古車含む）は争奪戦となる可能性もあります。
これは新車が手に入らなくなると当然予想される動きです。
ただ、FIAT 500に関してはある程度の台数が市場に存在しますし、
今すぐ優良な中古車が入手困難になるとは思えません。
焦って状態の良くないクルマに手を出さないよう注意しましょう。
FIAT 500は限定車が最後？
現在、FIAT 500に関しては以下の限定モデルが販売されています。
FIAT 500 Super Pop Italia
FIAT 500 Sempreverde
ツインエアに関してはこの「センプレヴェルデ」が最終生産モデルになると言われており、
この限定モデルを買い損ねると新車確保が困難になるかも知れません。
ツインエアを検討されている方は注意しておいたほうがいいです。
（TWINAIR DOLCEVITAは既に生産終了している可能性が高いそうです。）
その他のフィアットモデル
正規ディーラーの話しでは「パンダ」に関しても在庫販売のみになりそうとのことで、
現在、ディーラーが在庫しているクルマが最終販売分になるようです。
（国内在庫車が最終で、イタリアから届く新車はないそうです。）
もし新車の「パンダ」を希望されているならこちらも急いだほうがいいです。
また、「ドブロ」に関してはしばらくディーゼルエンジン車の販売が継続されるようで、
慌てる必要はないかも知れませんが、こちらも注意だけは必要だと思います。
（ただ、ディーゼル車の補助金終了が決まってますので、購入時期は要注意です。）
まとめ
FIAT 500やABARTH 595、695に関しては以前よりガソリン車の生産終了が噂されてました。
そのため生産終了のニュース自体は驚きではありませんでしたが、
いざ本当にメーカーから正式発表されるとなんとも寂しいものがあります。
現状、FIAT 500に関してはPOPが最終オーダー中、
TwinAirは限定モデル「センプレヴェルデ」が最終販売モデルになりそうですが、
実際にはPOPもTwinAirも国内ディーラーが確保している在庫数に達したら、
そこで（自動的に）販売終了になるような気がします。
決して急かすわけではありませんが、
新車購入を検討されている方は急ぎクルマ確保に動いたほうが良さそうです。
また、アバルト各モデルについては新規受注を受けてくれてますが、
正規ディーラーの話しでは発注台数すべてが生産されるかわからないと言ってますので、
こちらもクルマ確保に動いたほうがいいです。
たまたま私の友人がこのタイミングで新車の695コンペティツィオーネをオーダーしました。
この発注分に関しては納車時期が不明ということもなく、
年末か年始には届きそうとのことですが、
これからの新規分に関してはディーラーも明確に答えられないそうなので、
購入検討されている方は多少注意したほうがいいかも知れません。
国内にはABARTH 695やF595の新車在庫を持つディーラーもあるようなので、
確実に購入したい方は在庫車探しをしたほうがいいのかも知れません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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