PR
スポンサーリンク
スポンサーリンク

最近ベンツやBMWで多発しているカーナビ故障の恐怖 高額修理確定?

カーナビゲーションインポートカー関連
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

最近のクルマはカーナビゲーションが純正装着されてますが、
これはカーナビゲーションの機能だけを持っているわけではありません。
運転支援機能や盗難防止機能など、さまざまな先進機能と連動しており、
これが故障してしまうと、とても厄介なことになってしまいます。
今回は多発しているこのナビ故障について検証してみます。

関連記事
関連記事
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

NO SIGNALの恐怖

ある日エンジンをかけてもナビ画面が真っ黒のままで何か文字だけが表示されることがあります。

「NO SIGNAL」

この文字が表示されたら恐怖の始まりです。

これはナビシステムの故障を表示してるわけですが、
運が良ければエンジンを再始動させることで解消されることもあります。
しかし、この状態から変化が現れない場合はかなりの確率でヘッドユニットの故障です。

この文字が表示されると次のような問題に悩まされることになります。

高額修理

パーツがない

ベンツもBMWもアウディもレクサスもみんな一緒です。
最近のクルマはカーナビ機能だけを持たせているわけではないので、
これが壊れると何十万円という修理代が発生します。

そしてもう一つの問題点は修理用パーツの入手がとても困難です。
半導体不足の影響で電子パーツは軒並み品薄ですが、
ヘッドユニットも例外ではありません。
(最近、ようやく解消されつつあるようです。)

ヘッドユニットはナビだけでなく、テレビやオーディオなどを操作する機械で、
最近のクルマだと運転支援機能や盗難防止機能などの制御も関わっています。
メーカーによって呼び名が違いますが、BMWはCCCやCIC、NBT、NBT evo、
ベンツはコマンドユニットNTG4.5とかNTG5などと呼ばれています。

スポンサーリンク

トラブル事例 BMW M135iの場合

私の身近でこのトラブルに遭遇したのはBMW M135iが最初だったと思います。
やはり、ある日突然「NO SIGNAL」と表示され、
画面は二度とこの文字以外を表示することはありませんでした。

ヘッドユニットの故障です。

故障が起きたときはオーナー自身もそれほど重大なトラブルとは思わず、
かなり軽い気持ちでディーラーへ連絡しています。
しかし、ディーラー担当者から発せられた言葉に驚愕することになります。

「修理代は40~50万円でしょうか…ただ、今は部品がない状態です。」

40~50万??
部品がない??

故障当時、ナビのヘッドユニットは国内在庫ゼロ、本国在庫ゼロでした。
正規ディーラーから丁寧に受けた修理方法は以下だったそうです。

故障したヘッドユニットをドイツのBMW本社へ送付(下取り)

     

BMW本社よりメーカーがリビルトした中古パーツ入手

この方法で修理見積が出されましたが、その金額は約40万円でした。
つまり中古リビルトパーツを使って40万円もかかるわけです。

オーナーは他に選択肢もなく修理を依頼してますが、
修理完了するまでかなりの時間を真っ黒い画面と過ごすことになりました。

関連記事

トラブル事例 ベンツC200の場合

私の身近で二台目に壊れたのはW205のC200でした。
こちらも症状はまったく同じで、ある日真っ黒い画面のまま何も表示されなくなりました。

このC200の場合は壊れる少し前からナビの挙動がおかしくなり、
自車位置を示す現在地が動いたり動かなかったりという症状を見せ、
まずナビ機能がおかしくなり始めます。

そして次に運転支援機能など、いくつかのエラーが表示されました。
エラーに関しては運転支援機能そのものの故障ではなく、
クルマと各デバイスの通信エラーが原因だったようで、
この時点で正規ディーラーからコマンドユニット(ナビユニット)の交換を勧められています。

こちらの場合はコマンドユニット自体は在庫があったのですが、
その価格が驚異の55万円!

さすがに55万円は厳しいのでほかの方法を相談したところ、
ディーラー担当者が個人的に知る専門店を(小声で)紹介してくれました。

その専門店では中古ユニットを使って修理する実績が豊富とのことで、
このC200に関しても次のように修理方法を提示してくれました。

壊れたコマンドユニットをリビルト業者へ売却

     

中古ユニットを購入してフィッティング修理

実はベンツに限らず厄介なのは中古ユニットをそのクルマ用にセットアップすることで、
それぞれのクルマが持っている固有の識別コードを中古ユニットに移してやる必要があります。

これが上手くできないと動いてくれません。

このC200はその専門店で修理してもらい、約20万円で機能を回復できました。

ベンツはドライブモード切替スイッチの近くにナビの電源スイッチがあります。
誤ってこれに触れてしまい、単にスイッチが切れているだけのこともあります。
メーターパネルに何もエラー表示が出ていなければこれの可能性も高いです。
もし画面が真っ黒でも焦らずまずはこのスイッチを確認してみましょう。
笑い話のようですが、この事例…めちゃくちゃ多いそうです。
(ヤナセ友人より)

ちょっと小話

この手の故障の話しになると「やっぱり品質で国産車には敵わないですね」という人がいます。

これは違います。

壊れているのは日本製の部品も多いですし、国産車でも同じような故障は起きます。

ただ、国産車の場合はベンツやBMWほど修理代がかからないというのはあると思います。
壊れたときのサイフのダメージは少ないかも知れませんね。

もう一つ余談ですが、専門のリビルト業者に聞いたところ、
このヘッドユニット故障の場合、ユニット本体の故障ではなく、
ユニットのヒューズ切れやHDD故障だけのこともあるそうです。
つまりユニット本体は無傷ということです。
ということは健康なうちにHDDのクローンを作っておけば格安で修理できる可能性もあります。
パソコンのメインドライブのクローン交換ができるスキルがあれば誰でも可能です。
(パスワードロックがかかってますが、国産車のロック解除と同じ方法で解除可能です。)

最近はHDDを取り出して予備HDDを作ったり、SSDへ交換する人も増えています。
このバックアップがあれば故障時に力強い援軍になってくれるかも知れません。
この場合は予備HDD(予備SSD)に交換すれば何事もなく復活してくれます。

悪質なリビルト業者の中には20Aのヒューズを交換しただけで直ったのに、
25万円もの修理代を請求したとんでもない業者もいたそうです。
もしリビルト業者に修理依頼する場合も信頼あるところに頼む必要がありそうです。
私が話しを伺ったリビルト業者では現物を確認して要修理個所を確認し、
それから修理見積を出して判断してもらっているそうです。
現物を見てないのに修理代〇〇万円などと額面表示してる業者はアウトだと言ってました。
本体故障を前提に修理代金を表示してくれてる業者のことではないそうです。)

関連記事
関連記事

中古価格が高騰中

このヘッドユニットの中古品ですが、実はほんの1~2年前まではかなり安かったです。
中古転用が難しかったという事情もありますが、
壊れるクルマが稀でしたので中古パーツの需要もそれほどなく、
昔は1~3万円くらいでゴロゴロ転がっていました。
それが1年くらい前には3~5万円になり、今では10万円近いこともあります。

半導体不足から新品パーツが欠品し、正規ディーラーで修理するとリビルトパーツを使っても40万とか50万なんて数字になり、
そして困ったことに街の整備工場でも修理代が高騰しました。

しかし、今でも良心的な価格で修理してくれるBMWやベンツの専門店や整備工場はあります。
(価格高騰してしまった中古パーツだけはどうしようもありませんが…)
ぼったくり被害とは言いませんが、超高額修理に見舞われないよう十分に注意しましょう。

このヘッドユニット中古品ですが、今でも海外だと格安販売品を見かけます。
これらの中古品は海外通販やeBayなどで購入可能ですが、
海外仕様品を日本仕様のクルマに適合させるのはかなり難しいようです。
つい手を出したくなってしまいますが、今はやめておいたほうが良さそうです。
技術スキルの高いBMWやベンツ専門店が適合化に挑戦してますので、
その成功事例を確認するまでは手を出さないことをおすすめします。

まとめ

この厄介なヘッドユニット故障ですが、パーツに関してはかなり状況が改善されつつあるようです。
ただ、高騰してしまった中古価格だけはなかなか簡単に落ちないようで、
今では3万円くらいで買える中古品は滅多に見かけなくなってしまいました。

上にも記載しましたが、トラブルの中には物理的なHDD故障など、
ヘッドユニット本体とは別の故障原因で動かなくなってしまうケースも多いようです。
本当にヘッドユニット本体が壊れた場合は高くても新品か中古品を手配せざるを得ないですが、
HDD故障などの場合は予備HDD(予備SSD)があれば比較的簡単に復旧できます。

BMWのNBTユニットはHDDの取り出しが少々厄介なようですが、
ベンツのNTGユニットは本体を取り外さなくてもHDDだけを簡単に取り外せます。
健康に動いているうちにHDDのコピーを作っておくと安心だと思います。

また、今から予備を作っておくならSSDをおすすめしますが、
もしHDDで予備を作る場合は4200rpmくらいの耐久性重視のHDDを使ったほうがいいです。
回転速度の速いHDDのほうがナビが快適そうだからといって、
高速タイプの7200rpmHDDなんてものをクルマに使うとすぐ壊れる恐れがあります。
耐熱、耐振動性能を考慮したHDDがありますのでそちらを選びましょう。

このシリコンパワーのSSD(256GB)をナビ用に使う方が多いですね。


最後までお読みいただきありがとうございました。
ヘッドユニット故障に悩まされている方の参考になっていれば幸いです。

ブログ村にはさまざまなカーメンテナンス情報が溢れています。
ご興味あれば是非訪れてみてください。

にほんブログ村 車ブログ カーライフへ
にほんブログ村


スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました