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最近の輸入車に社外製パーツを使うと危険? 問題が起きる可能性あり

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輸入車オーナーの悩みは国産車に比べてパーツ全般が高いところでしょうか。
そこで登場するのが純正パーツより安価な社外製パーツとなるわけですが、
この社外製パーツには組み込んでもあまり問題のないところと、
絶対に使わないほうがいいところが存在します。
今回は最近多い社外製パーツの認識不良問題を検証します。

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社外製パーツしか手に入らない?

純正パーツの問題点は高いことと入手困難なものがあるところでしょうか。
比較的パーツ手配に支障のなかったドイツ車でもなかなか手に入らないパーツが出現しています。

一時期に比べれば状況は改善されましたが、それでも入手困難なパーツは存在します。
そうなると嫌でも社外製品を使わざるを得ないケースも出て来ます。

一番厄介な問題点は純正パーツの品不足でしょうか。

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社外製を避けたほうがいいパーツ(例)

一般に重要な制御を行うセンサー類やエンジンECUなどと連携する部分への社外製パーツの使用は危険な傾向があります。
ではどんなパーツが危険なんでしょうか?

センサー類

一番要注意なのはセンサー関係だと思います。
現在製造されているクルマの多くは運転支援機能などが充実しています。
これを稼働させている重要パーツがクルマ中に張り巡らされた各種センサーです。

ところがこのセンサーにエラーが発生すると運転支援機能が使えなくなるだけでなく、
エラー内容によっては走行に支障を生ずるケースもあります。

また、エンジン制御に関係するセンサーも要注意です。
ここにエラーが発生すると走行不能に陥ってしまう恐れもありますし、
走行自体は可能だとしても「セーフティーモード」になってしまい、
本来の性能が発揮できないケースもあります。

エアサス制御パーツ

高級なクルマになるとサスペンションにエアサスを使っていることが多いですが、
残念ながらこれも故障や不具合が起きやすいパーツです。

多くはエア漏れなど物理的な故障が原因で起きるトラブルですが、
中には制御系パーツの故障や不具合で正常に動かなくなってしまうこともあります。

エアサスを使って姿勢制御するクルマの場合、
複数の電子パーツを使って精密にサスペンションを動かしています。
この電子パーツに品質問題が起きるとクルマはエラーを表示して機能を停止してしまいます。

ヘッドライト関係パーツ

最近のクルマは高度に制御されたヘッドライトを搭載しています。
ところがその高度な制御を行っている照明関係パーツに故障が起きることがあります。

昔はヘッドライトが点灯しなくなっても電球交換だけで直ることが多かったですし、
厄介な故障と言ってもせいぜいリレーの交換程度のトラブルでした。
ところが現代のクルマは制御システムの一部としてここにも電子パーツが使われています。

そしてこのヘッドライト類も社外製のパーツが大量に市販されてますが、
これをクルマが正常に認識してくれないトラブルが散見されます。
クルマ側が正常に認識してくれないと仮に照明自体は点灯したとしても、
本来の精密な動きができず、エラーが発生して機能停止してしまいます。
そのエラーが運転支援機能に影響を与えてしまうこともあるようです。

パーツの認識問題を侮るのは危険

現代のクルマは故障自体をクルマが監視していて、
何らかの不具合を検出するとエラーが表示されてドライバーに警告してくれます。
それはありがたいことなんですが、その高度な仕組みが災いして修理を難しくしています。
わかりやすく書くとパーツ交換だけでは修理できないクルマが増えているということです。

パソコン機器などでもパーツを接続しただけでは動かないことがあります。
動かすためには適切なドライバーソフトをインストールし、
オペレーティングシステムにその機器を認識させないと稼働してくれません。
クルマも同じような傾向にあります。
つまり純正パーツでも取り付けただけでは動かないことがあるわけです。

重要パーツは純正品がベスト

最近のクルマは純正・社外製を問わず、パーツを組み込むだけでは動作せず、
組み込んだ後でクルマに認識させないといけないケースが増えています。

つまり正常に認識してくれないと走行に支障が出ることがあるわけです。

昔から定番のクルマトラブルにエアコン故障があります。
これも制御関係の故障が原因で不具合が起きるケースもありますが、
多くは物理的にエアコンコンプレッサーが故障してしまったり、
配管などから冷却ガスが漏れ出すというトラブルです。

この場合は冷房が効かないという問題はありますが、
クルマが正常に走行できなくなることはまずありません。
(エアコン異常のエラーは検出されると思います。)

しかし、走行に直接影響するパーツの場合は正常走行が難しくなってしまいます。

整備工場によってはそのリスクから品質不明な社外製パーツは使用しません。

社外製パーツ使用での問題点

輸入車は故障で入庫すると修理代に20~30万円くらいかかるのは普通です。
しかし現実にその額の修理代が発生するとほとんどの人は頭を抱えてしまいます。

ネットで調べてみると「安価に修理できます」という宣伝文句が目に入ります。
そんな広告を見るとついついそれに縋りたくなってしまうものです。

しかし、この安さに釣られて安易に社外製パーツを使うとどんな問題が起きるでしょうか。

パーツを正常に認識できない

このケースは本当に多いです。
正確にいうと新しいクルマに増えています。
最近のクルマは制御システムが高度で複雑になっており、
クルマの制御システム中枢が各所に装着されたセンサー類と常時通信しながら稼働しています。
そのため、この中に内部構成の異なる社外製のパーツを組み込むと正常なパーツと認識されず、
動作自体の異常を検出する前に正常なパーツではないと判断してエラーを出してしまいます。

安価で粗悪な社外製品だけでなく、そこそこの価格の社外製パーツでも発生しています。
「社外製だけどちょっと高いやつだから大丈夫だろ」というのは危険です。

パーツ交換しても再びエラー発生

故障してエラーを出していたパーツを交換すると新しいパーツとの通信が開始されます。
これを整備の世界では「アジャストする」などと言いますが、
簡単にアジャストできないケースが増えてます。

社外製のパーツは微妙に純正パーツと内部構造や構成が異なるので、
少しでも純正パーツと違う反応があると再度エラーを検出します。
こういうエラーは交換直後に出ることもありますし、
交換10日後に出ることもあります。

つまり一度認識したとしても数日後にまたエラーが出る可能性があるということです。

正常動作せず関係周辺パーツに悪影響

社外製のパーツで一番厄介なのがこの問題です。
動きのおかしなパーツを組み込むとそのパーツの動きが原因で、
関連する正常なほかの純正パーツが影響を受けてしまい最悪壊れてしまいます。

例えが悪いかも知れませんが「腐ったミカン」と同じです。

これがあるので優良な整備工場ほど品質不明な社外製パーツは使いません。
どんな悪影響が出るかわからないからです。

最近のクルマは新しいパーツを装着するとパーツ番号の認証確認が必要だったりします。
例えば以下のパーツは適合

*********1

*********2

*********3

以下のパーツは不適合

*********0

ここで適切なパーツを装着していないと純正パーツでも認識してくれません。
しかもこの作業を専用の機械を通して行わないと有効化できなかったりします。
こういうややこしいプロセスが必要なクルマが増えているということです。

最近のこんなシステムのクルマに社外製パーツがマッチングするはずがありません。

まとめ

高額修理が発生するとついつい安い社外製パーツを使いたくなるものですが、
安易に使用すると余計とクルマを不調にしたり壊したりするリスクが発生します。
優良な整備工場はそういう恐れのあるパーツは使いませんし、
そういうパーツが持ち込まれると交換作業をしてくれなかったりします。

とくに最近のクルマはパーツが正規の純正品かどうかをチェックしているような動きがあり、
正規の認証手続きを経ないと組み込んだパーツが動作しないこともあります。
(電子パーツに関する技術が乏しい整備工場だと認識作業も難しいです。)

これまでも走行に直接関わる重要な部分への社外製パーツの使用は避けたほうが無難でしたが、
これからは今まで以上にシビアに判断したほうが良さそうです。

社外製パーツを使用しようと思っている人の参考になっていれば幸いです。

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