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社外製スポーツマフラーの現状と購入方法、国内在庫の探し方

BMW M3自動車関連
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クルマのドレスアップといえばエアロパーツとともに定番なのがマフラー交換ですね。
近年は規制が厳しくなってスポーツマフラーも肩身が狭くなっています。
今回はそんなスポーツマフラーを取り巻く現状を考えてみたいと思います。

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社外製スポーツマフラーを装着する理由

最近はスポーツマフラーも純正と大して性能の変わらない製品が増えています。
もちろん保安基準を無視したような車検非対応な製品も存在しますが、
多くは保安基準を順守した製品となっており、
かつてのように大幅に音量がアップしたり、
大きくパワーアップする製品は少なくなっています。
それでもスポーツマフラー自体は数多くのメーカーから販売されていて、
クルマ好きな人々に支持されています。

現在は純粋にドレスアップとして装着される方も多く、
今や個性を演出する道具の一つとしてその地位を確立してるともいえます。
もちろんドレスアップ目的ではなく、性能アップを目指して装着される方もいますし、
中には車検非対応な製品を用いて爆音を目当てに装着している人もいます。

柿本改 マフラー
出典:柿本改 柿本改が誇る人気商品 einsatz(アインザッツ)
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爆音マフラーはカッコ悪い?

本来スポーツマフラーは爆音を奏でることを目的としたものではなく、
あくまでも性能アップを目指して開発されるものです。
音も爆音ではなく、快音を目指しているといえます。
ただ、本当はそうでも理由をつけないと製品化して販売するのが難しいという事情もありそうです。

現在は保安基準でも社会通念的にも爆音そのものが現実的ではないため、
多くのマフラーメーカーが大音を発する製品を作らなくなっています。
爆音マフラーがカッコ良いか悪いかは別として、
合法的に爆音を出すことができない時代なのは間違いありません。

アウディRS3
バルブ開閉機構を持つマフラー

大幅な性能アップは望めない?

かつてスポーツマフラーを装着すると体感できるくらいパワーがアップしたものですが、
近年ではそのようなマフラーを製造販売することは難しくなりました。

一昔前はエンジン制御技術が今ほど高精度ではなかったため、
マフラー単体の交換でもある程度のパワーアップは可能でした。
しかし現代のクルマは吸気して燃焼させて排気させるまでのプロセスを一元的に制御しており、
マフラーだけ抜けの良い製品に交換してもバランスを崩すだけでパワーは出なくなっています。
そのため各メーカーもエンジンマッピングを解析して効率を高める方向にチューンするのが主流です。

これは個人的な見解ではありますが、
マフラー屋といわれる工房にいる昔気質の職人さんにそのような製品開発は難しく、
単に音の大きなマフラーや見栄えの良いマフラーを作ることはできても、
総合的に性能を追求した近代的なスポーツマフラーを作るのは難しいのではないかと思います。

現在は単にマフラー交換しただけでは性能アップが難しい時代なので、
性能を求めるのであればしっかり研究開発された製品を装着する必要がありそうです。

現代スポーツマフラーの購入方法

今日では規格適合品のマフラーを装着しないと保安基準違反となってしまいます。
これは単に「爆音ではない」とか、「排ガス基準をクリアしている」という問題ではなく、
そのクルマ用に製作された適合品でないとダメということになります。
例えば仮に中身がまったく同じマフラーであったとしても、
メーカーが違う車種用に販売したマフラーだと適合品と見なされないわけです。
(製品ごとに適合するクルマの型式などを記した認証プレートが貼られています。)
そんな事情から今はクルマの型式やエンジン形式の情報を受け取ってから製作するのが基本で、
昔のように汎用品を大量生産して在庫するような売り方はできなくなっています。

そんな現代のスポーツマフラーはどこで、どうやって購入すればいいのでしょうか?
有名メーカーの製品なら大手カーショップや自動車整備工場で扱っています。
ただ、大手カーショップに行ってもいきなり在庫品を買えるようなものではなく、
基本的には注文してから新規に作ってもらうことになります。

製造メーカーによって多少納期に差はありますが、
手元に届くまで約2ヵ月前後は待つことになると思います。
(販売台数の多い車種ならメーカー在庫がある場合もあります。)

認証プレート
出典:日本自動車スポーツマフラー協会

上の写真は日本自動車スポーツマフラー協会(JASMA)が発行する認証プレートです。
このプレートが添付されていない製品では簡単に車検を通すことができません。
また、海外製品だと有名なeマークという刻印が必要です。
これも同様に刻印プレートが製品に添付されています。

カーショップ編

もっともポピュラーな購入先はやはりカーショップだと思います。
オートバックスやイエローハットから小さな専門ショップまでさまざまなお店が扱っています。
カーショップで購入すれば取付まで一貫して行ってくれるので手間がかからず安心です。
また、こういうショップは取付工賃がかなり安く設定されているので、
マフラー本体の販売価格が少々高くても総額ではお得に購入できることがあります。
難点は比較的メジャーな製品しか扱っていないことと、
外車など、車種によっては対応していないところでしょうか。
また、大手カーショップ以外に店頭在庫はないと思ったほうがいいです。
注文を受けるとメーカーに発注する販売形態です。
(大手カーショップでも都度メーカー発注が基本です。)

ネットショップ編

製品単体なら一番安く購入できるのがネットショップです。
中には全国提携工場での取付作業まで対応してくれるお店もありますが、
気をつけないと総額では上記のカーショップより高くなってしまうことがあります。

また、個人宅へは配送不可というお店が多いので、そこは注意しましょう。
(ネットショップが個人宅送付できないのではなく、配送会社が個人宅へ配送してくれない。)
その場合、予め取付作業をお願いするショップを決めてから注文しましょう。
受け取りしてくれるお店が決まれば通販でも購入可能です。
(販売店やメーカーの倉庫から取付作業店へ直送になります。)

ネットショップの多くも自社在庫はほぼないと思います。
注文を受けたらメーカーに発注するのが普通です。
在庫問合せをしてもメーカー在庫の有無を確認しているだけなので、
複数のお店(会社)に問合せしても無意味なケースがほとんどです。

個人売買編

意外と多いのが個人出品の商品です。
大半は中古品だと思いますが、
稀に新品を安く出品してる人もいます。
もし取付作業を自分で行えるなら手を出してもいいと思いますが、
どこかに取付作業をお願いするなら総額ベースでしっかり判断しましょう。

但し、マフラーの中古品はあまりおすすめしません。
1~2年程度の使用ならほとんど問題ないと思いますが、
長期間使用したマフラーだと劣化してる可能性があります。
また、ネットショップ同様、配送には注意しましょう。
出品者が送ろうとしても配送会社が個人宅へ配送してくれずトラブルになることがあります。
注意しましょう。

素早い国内在庫の探し方

スポーツマフラーを購入する方法はいろいろあるわけですが、
中古の現物品でもない限り、新品をすぐ入手するのは困難です。
いざ、マフラー交換したいと思って注文したものの、
何ヵ月も待てないという人もいますよね?
しかし、普通に電話やネットで探しても店頭在庫なんて簡単には見つかりません。
オートバックスやイエローハットのようなお店なら全国各店の在庫状況がわかりますが、
国内各地にある小さなカーショップや部品会社の在庫状況まで調べるのは困難です。

そんなときはプロのパーツブローカーさんに依頼してみましょう。
あまり一般の方はご存知ないと思いますが、
クルマのパーツ業界にはパーツ探しのプロと呼べるブローカーさんがいます。
個人で営業されている方もいますし、部品会社に所属している方もいます。
こういう方々はパーツ探しをする専門家なので、
一般人が電話やネットで探すのとは比較にならないくらい素早くパーツを探してくれます。
もちろん本当に販売店在庫ゼロ、メーカー在庫ゼロだと頑張っても見つかりませんが、
正確な流通状況が掴めるだけでも依頼する価値はあると思います。

余談ですが、仮に販売店やメーカーに在庫がなくても絶望する必要はありません。
ここでいう在庫ゼロと欠品は違いますので間違えないようにしましょう。

先日、ベンツSクラスのパワーシートコントロールユニットを探したときも、
国内在庫、本国在庫ともにゼロという状態でしたが、
ブローカーさんが国内部品会社の倉庫に眠っていたパーツを探し出してくれました。
ディーラーからは修理1ヶ月待ちといわれましたが、
部品が見つかったことで、たった1週間で修理することができました。

非合法なマフラーについて

マフラーには車検対応を考えていないスポーツマフラーも数多く存在します。
マフラーメーカーの製品情報を見ると「競技用」などと書かれた製品が存在します。
これは文字通りサーキットなどを走行するクルマに使用する製品で、
公道走行を考えていない製品です。

こういう製品を装着して公道を走ることは違法になりますが、
車検時にノーマルに戻すことを前提に装着しているクルマもいます。
かつては比較的当たり前に見られた光景でしたが、
最近はこういうマフラーの装着車は減っています。
ただ減っていて悪目立ちできることからあえて装着する人もいます。
ただ、こういう製品の多くは吸排気系全体がノーマルではないクルマを想定しているものが多く、
マフラー単体だけ競技用を装着しても性能ダウンする可能性があることを忘れないようにしましょう。

remus マフラー 車検対応製品
出典:REMUS 車検対応品を示すeマーク

有名なレムス社の場合、車検対応製品には上のeマークが刻まれています。
競技用製品にはこれがありません。
eマークのない製品を公道走行するクルマに装着することは違法になります。

まとめ

最近のクルマは高度にコンピュータ制御されていて、
部分的にパーツ交換しても性能アップに繋がらないケースが増えています。
そのためECUチューンというものが主流となっていて、
マフラー交換もそれに合わせて行われるのが普通です。

現代のマフラー交換というのはパワーアップを目指すというより、
見た目や音質を好みのものに変えるという意味合いが強くなっています。
クルマの楽しみ方は人それぞれなのでいろんな製品があっていいと思いますが、
非常識な爆音マフラーや排気ガスをまき散らすような製品はカッコ良いとは思えません。
「エコに走ろう!」なんていうつもりはありませんが、
スポーツマフラーにも品の良さが求められる時代なんじゃないかと思います。

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