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【初心者向け】「洗車の知識」クルマの大敵!水垢、ウォータースポット、イオンデポジットの正体を知ろう!

洗車の風景カーメンテナンス
記事内に広告が含まれています。
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大切なマイカーなので綺麗にしたいけど、洗車って時間もかかるし辛く大変ですよね?
クルマを買った当初はちょっと汚れただけでも丁寧に洗車してたのに、
時間が経つとついつい面倒になって手抜きがちに…

すると、水垢、ウォータースポット、イオンデポジットという大敵が出現してしまいます。

クルマに乗っていると避けて通れないこの大敵…
水垢、ウォータースポット、イオンデポジットの正体について知っておきましょう!

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そもそも自分洗車? それとも他人洗車?

クルマ愛がある人や経済的な事情も考える人なら自分洗車一択です!

マイカーを自分で洗う人って意外と少ないらしいです。

街を走っているクルマの多くが洗車機利用であったり、
カーケア専門店で洗車してもらっているようです。
しかし、クルマ好きならやはり自分で手洗いしてやりたいと思うのが人情であり、
そもそも洗車機に入れたくないと思ってる人も多いんじゃないでしょうか?

確かに最近の洗車機のクォリティはとても高く、洗車傷も付きにくい。
カーケア専門店の洗車ともなれば素人洗車とは比べものにならないほど素晴らしい。
だがそこには対価として洗車費用というものが発生します。
それは決して安くはないので毎回となると結構大変です。

クルマ愛というより経済的な事情で自分で洗う人も多いと思います。

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どれほど汚れたら洗車するのか?

ダメージを最少にするためにも二週間に一度くらいは洗車しましょう!

クルマは走れば汚れますし駐車しているだけでも埃を被ります。

どの程度の汚れで洗車するかは人によって違いますが、
ここではどの程度汚れたら洗車したほうがいいのかを考えます。

まず基本的にクルマの汚れの中で厄介なのは水や油による汚れです。
これは時間が経つと落とすのに大変苦労します。
とくに水垢やウォータースポット、イオンデポジットは時間とともに塗装面に浸透してしまい、
簡単な洗車では落とせなくなるので要注意です。

あまりに進行してしまうと塗装表面のクリア層を削らなければならなくなります。

洗車の大敵は水道水 これがイオンデポジットの正体だ!

水道水のミネラル分こそイオンデポジットの正体だ!

水道水にはカルキなど、さまざまな成分が含まれていることは知られてますが、
これが洗車では大敵となります。

クルマを綺麗にするため洗車したのに返って汚してしまっては何の意味もありません。

この汚れの元となっているのが水道水に含まれているミネラル分で、
乾くと白く浮き出て来ます。これがイオンデポジットです。

イオンデポジット ウォータースポット
全体に広がっているのがイオンデポジットです。水垢も浮き出てます。
そして五か所ほど白く写っている部分がクリア層にまで浸透したウォータースポットです。
わざと目立つように光を当てて撮影しているため酷く見えますが、
肉眼で見るとこれほど目立ってはいません。



最近は水道水に含まれているミネラル分を取り除いた純水を使う洗車サービスや、
家庭で使える簡易的な純水機なども売られてますが、
正直、まだまだ日常的な洗車手段とは言い難いと思います。

洗車サービスとして施工してもらうには専門店に行く必要がありますし、費用もかかります。

自宅ガレージで使える簡易純水機もありますが、こちらもまだまだ高価です。
中には安価な製品もありますが、それらは「ないよりマシ」といった性能で、
現実的には水道水を使って洗車することになるので拭き残しはNGですね。

何が違うの?イオンデポジットとウォータースポット

実は同じもの? 本当の大敵!それがウォータースポット!

イオンデポジットの正体は水道水に含まれているミネラル分の痕跡ですが、
ウォータースポットとはボディ表面に残った水滴に太陽光が当たることでレンズ効果を発生させ、
塗装面に焼き付きの痕跡を残したり、クレーター状に凹みを生じさせる現象のことを言います。

しかし、このレンズ効果による焼き付きというのは実際に発生するのかどうか疑問視されており、
洗車プロの中にはこのレンズ効果をはっきりと否定している人も多く、
その正体をイオンデポジットが悪化したものと考えているようです。

ここで重要なのはイオンデポジットは溶剤でケアが可能、ウォータースポットは不可能で、
塗装面を削らないとケアできないという点です。

水垢とはどんなもの?その正体は?

ワックスやカーシャンプーの残骸が水垢の正体!

水垢という言葉は知っていても、具体的にその正体を知らない人も多いと思います。

イオンデポジットとの違いもわかりにくいですね。
水垢の正体は排気ガスやワックス、簡易コーティング剤やカーシャンプーなどの成分が雨水や
洗車時の水によって溶けだし筋を描くように現れる汚れで、
この汚れはほとんどのクルマに現れていると思います。

これも早めにケアすれば簡単に落とせますが、時間が経つとなかなか落ちません。
洗車した際に隙間に残った水分を飛ばすなり吸い取るなどしてできるだけ防ぎましょう。

水垢 クルマ汚れ
典型的な水垢汚れ

洗車したいけど雨天ばかりで洗えない?

雨水はそれほど恐れなくても大丈夫!

「洗車したら雨が降って来た…」

おそらくこういう経験は誰もがしてると思いますが、
実はクルマを綺麗に保っている人は天候に関係なく洗車しています。

意外と知らない人が多いですが、雨水で濡れてもクルマはそれほど汚れません。

どういうことかと言うと、雨水には染みとして残る成分がほとんど入っていないのです。
もちろん雨水は大気中の埃を含んでますし、飲んでも大丈夫と言っているのではありません。
残留物としてクルマの塗装面に残る成分が少ないということです。

ところが定期的に洗車していないクルマには水垢が付着していたり、
イオンデポジットやウォータースポットができてしまっているため、
そこに雨水が引っかかると水が流れ落ちず滞留してしまいます。
するとそこに埃なども集まって痕跡を残してしまいます。
これが雨天後のクルマの汚れの正体です。

定期的に洗車しているクルマはイオンデポジットなどが少ないため、
雨に降られても水滴は流れ落ちてしまいそれほど汚れません。

水洗いだけで十分? シャンプー洗車は必要なのか?

シャンプー洗車は必要です!

ときどき「水洗いで十分」という話しを耳にしますが、そんなことはありません。
これはちょっと考えればわかることですが、油汚れは水では落ちません。
ただ、使用するカーシャンプーは高級品でなくてもいいと思います。

高級なカーシャンプーは良い香りがしたり、使っていて気持ちが良いですが、
洗浄能力という点でとくに優れているわけではありません。
安価な中性または弱アリカリ性のカーシャンプーで十分です。

ちなみにカーシャンプーは酸性、中性、アルカリ性の三種が販売されており、
オイルなどの油分を落とすにはアルカリ性洗剤が向いており、
イオンデポジットや水垢落としには酸性洗剤が向いています。
用途に応じ使い分けるのがベストと言えるでしょう。

食器用洗剤はクルマに使用可能なのか?

食器用洗剤が安くていいんじゃない? いや、それちょっと待ってください!

一部の洗車マニアが推奨している食器用洗剤ですが、実はクルマにはあまり良くないようです。

理由は簡単で、食器用洗剤はクルマの汚れに対して効果的な洗浄力を持っていないからです。
食器用洗剤は動物性や植物性の食用油を洗い流すことをメインに開発された洗剤であり、
クルマに付着することが多い石油系の油汚れを除去する性質にはなっていません。

食器用洗剤
カーシャンプーとは泡切れの性質も違うと思います


一般的な食器用洗剤は食器表面にある油汚れを包み込んで浮かせて洗い流しますが、
その洗浄力が強力でクルマの塗装まで傷める恐れがあることもわかっています。

また、クルマに付着している石油系油脂の汚れは食用油より包み込みが困難で、
綺麗に洗い流せないこともあるようです。
これは食器用洗剤を販売しているメーカーが想定していない油脂なので当然です。
よく見ると多くの食器用洗剤の泡はカーシャンプーよりキメが粗く、
細かな砂埃などを包み込むのが不得手そうなのもわかります。

さらに食器用洗剤はワックスやコーティング剤を落とせると言われますが、
実際はワックスの上面に洗剤自体が被膜を作り、一時的に撥水力を失わせているだけで、
その被膜が消えたらまたワックスの撥水力が復活する現象も確認されています。
つまりこれは石油系油脂であるワックスを落とせていないということです。


カーシャンプーにはワックスを落とさないもの、落とすものなど、
さまざまな性質の製品が販売されています。
やはりクルマには目的に合ったクルマ用のカーシャンプーを使うほうがいいです。

クルマボディ 高圧洗浄機で洗うのが一番!?

高圧洗浄機で洗うのが一番お手軽です!

高圧洗浄機を使った洗車は多くの洗車マニアが実践しています。
洗浄能力も高く、ホースで水をかけて洗うより短時間で洗車を終了できます。
しかし、水を高圧噴射しても汚れの多くを落とせないのも事実です。

クルマを綺麗にするためには高圧洗浄機だけでは厳しく、
結局シャンプー洗車が必要なことは覚えておいてください。
ただ、高圧洗浄機を使った洗車は極めて効率的で、一度使うと手放せなくなります。
コストはかかりますが、用意できるなら最強の洗車アイテムとなるでしょう。

高圧洗浄機
ケルヒャーなどはパワーの強弱など、目的にあった商品が選びやすいですね

それぞれの駐車環境における洗車方法の考察

駐車環境が違えば洗い方も変わります!

クルマの駐車環境は人それぞれ違うため、一概にベストな方法を決めるのは無理がありそうです。
そこで各駐車環境ごとの理想的な洗車ルーティンを整理してみましょう。

  • 屋根付き戸建て駐車
    自分専用の駐車場を持つ戸建ての方は高圧洗浄機を使用し、
    一週間に一度くらいのペースで汚れを飛ばしてやりましょう。
    もちろん水道水を使っている場合、拭き残しはNGです。
    すると頑固な汚れが固着することなく、常にクリーンなボディ表面を維持できます。
    水垢やイオンデポジットに悩まされずに済むので毎回の洗車も楽です。
    定期的なシャンプー洗車は必要ですが、毎回でなくとも十分綺麗な状態を維持できます。
  • 屋根なし戸建て駐車
    高圧洗浄機を使って一週間に一度くらいのペースで汚れを洗い流してやりましょう。
    同様に水道水を使っている場合は拭き残しNGです。
    屋根がないとどうしてもクルマが汚れやすいので、
    雨に降られた場合は面倒でも止んだ時点で水洗車してやりましょう。
    雨水に濡れたままにしておくとその部分に埃が堆積して汚れの元を作ってしまいます。
    これを守っていれば水垢やイオンデポジットにも効果的です。
  • 屋根付きマンション・アパート駐車
    二週間に一度くらいのペースでコイン洗車場などで洗車してやりましょう。
    もちろん拭き残しはNGです。
    雨水で濡れてしまった場合、すぐコイン洗車場で洗い流したいですが、
    それが難しい場合はできるだけ早く洗車しましょう。
    長期間放置しなければ水垢やイオンデポジットもそれほど酷くなりません。
  • 屋根なしマンション・アパート駐車
    二週間に一度、できれば一週間に一度のペースで洗車しましょう。
    もちろん拭き残しはNGです。
    このペースを守れば酷い水垢やイオンデポジットに悩まされません。
    さらに汚れの固着を防ぐため、半年に一度くらいはプロの洗車サービスを受けるか、
    自分で細かいところまで洗車しましょう。
    集合住宅の駐車場は戸建ての駐車場より敷地の空間が広いため埃を被りやすいです。
    できるだけ早めに洗車しましょう。

クルマを綺麗に保つ最善の方法は?

結局のところ定期的な洗車です!

すごく当たり前の話しですが、クルマの汚れは早く洗えば落としやすく、
時間を置けば落ちにくくなります。

自宅駐車場の方なら時間さえあればそこで洗車できますが、
マンションなどにお住まいの方だとなかなか駐車場では洗えません。
しかし定期的に洗車しているクルマは汚れにくいという現実を考えると、
これを怠らないことが綺麗に保つ最善の方法だと言えます。


また、クルマのボディはなんらかのコーティングをしておくと汚れにくくなります。
条件の厳しい駐車場ならば工夫して不利な問題点をカバーしましょう。

もちろんプロによる高価なコーティングを施工できれば理想的ですが、
カーショップで購入できる簡易コーティング剤の施工でも大丈夫です。

多少の費用はかかりますが、定期的に施工することが大事です。

マイカー洗車のまとめ

とにかく簡単に洗車するためには長期間クルマを汚れた状態にしないことが大切です。

これは酷く汚れてしまってからの洗車が大変ということではなく、
長期間洗車しないと水垢やイオンデポジット、ウォータースポットが発生してしまうということです。
これを防ぐように気をつけていれば、雨に降られても汚れにくくなります。

もし愛車に水垢などが発生してしまっているのなら、一度徹底的に綺麗にしてやりましょう。
洗車にも「急がば回れ」は当てはまるのです。


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