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ヤナセのベンツ中古車がわかりにくい? ベンツ認定中古車とヤナセ認定中古車の違い

ベンツ フラッグ自動車関連
記事内に広告が含まれています。
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ヤナセの扱うベンツ中古車は大きく分けて二つ存在します。
一つはベンツ認定中古車でもう一つはヤナセ認定中古車です。
これは何が違うのでしょうか?
今回はこの二つのベンツ中古車の違いをわかりやすく解説しようと思います。

ヤナセ
出典:ヤナセ公式
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ベンツの認定中古車は三種類ある?

日本で販売されているベンツの認定中古車はいくつか存在します。
あまり事情に詳しくない方だとそれぞれの違いがわかりにくいです。
それはどんなクルマたちでしょうか。

ベンツ 認定中古車
出典:メルセデスベンツサーティファイドカーセンター静岡東

ヤナセ系ベンツ正規ディーラーの中古車

日本国内にあるベンツ正規ディーラーが販売している認定中古車の中で、
ヤナセが経営しているベンツディーラーが扱っているクルマがこれに当たります。
いわゆるベンツサーティファイドカーと呼ばれる認定中古車で、
メルセデスベンツ日本の認定基準に沿って販売されている中古車になります。

シュテルン系ベンツ正規ディーラーの中古車

シュテルン系のベンツ正規ディーラーが販売している認定中古車も存在します。
こちらもベンツサーティファイドカーと呼ばれる認定中古車で、
やはりメルセデスベンツ日本の認定基準に沿って販売されている中古車です。

シュテルン ベンツディーラー
出典:car.biglobe メルセデスベンツ港南台(シュテルン世田谷)

ヤナセブランドスクエア店の中古車

大手自動車販売会社であるヤナセは全国に認定中古車店を展開しています。
これがヤナセブランドスクエア店と呼ばれるお店で、
この店で扱われる中古車はヤナセギャランティードカーと呼ばれています。

このブランドスクエア店ではさまざまなブランドの中古車が扱われており、
その中にベンツの認定中古車も存在します。

ベンツ ヤナセ認定中古車
出典:ヤナセブランドスクエアネットギャラリー西日本

日本国内のベンツ認定中古車の台数

では日本国内には何台くらいのベンツ認定中古車が存在しているのでしょうか?
もちろん中古車の在庫状況は時期によって変動するわけですが、
2020年春ごろの集計データによると以下のような台数が存在しています。

ヤナセ系ベンツサーティファイドカー約2,200台前後

シュテルン系ベンツサーティファイドカー約1,700台前後


ヤナセギャランティードカー約700台前後

合計約4,600台前後2022年現在はこれよりかなり少ないようです。)

つまりヤナセは約2,900台前後のベンツ中古車を持っていることになります。
この数字を見ればシュテルン系中古車を圧倒していることがわかります。
しかもシュテルンは経営会社が店によって違うので、
1,700台前後の在庫があるといっても各店が販売できる実質台数はずっと少なくなります。
小さなシュテルンだと10台くらいしか中古車を持っていないこともあります。
それに対してヤナセなら約2,900台の在庫から選ぶことができるわけです。

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ヤナセが扱う二つの認定中古車

シュテルンの扱うベンツサーティファイドカーは一旦置いておいて、
ヤナセが扱う二つの認定中古車にはどんな違いがあるのでしょうか?
つまりヤナセ系ベンツディーラーに置いてあるサーティファイドカーと、
ブランドスクエア店に置いてあるギャランティードカーの違いということです。

結論からいうとこれは単純に認定中古車としての選定基準が異なります。
ヤナセにはヤナセ独自の基準があり、
それを満たしたクルマがヤナセギャランティードカーとなりますが、
ベンツサーティファイドカーはメルセデスベンツ日本の基準で選ばれた認定中古車です。

サーティファイドカーの保証は販売店に関係なく次のように決められています。

「1年間もしくは2年間の走行距離無制限の無料修理や24時間ツーリングサポートなど」

これはヤナセ系ディーラーもシュテルン系ディーラーも一緒です。
ヤナセとシュテルンは経営会社が違うので中古車の交流はありませんが、
対外的には同じベンツ公式の認定中古車群だといえます。

なんだかわかりやすいようでわかりにくいです。
もっと具体的な例を挙げて見てみましょう。

ヤナセのベンツ中古車はどこでも購入可能?

ヤナセ系ベンツディーラーに置いてあるベンツサーティファイドカーをブランドスクエア店で購入することはできるのでしょうか?

可能です。

では逆にブランドスクエア店に置いてあるヤナセギャランティードカーはどうでしょうか?

これも可能です。

但し、この場合は注意しなければならない点があります。
それはベンツサーティファイドカーとヤナセギャランティードカーでは認定基準が異なるため、
例えば保証期間などが違って来ます。

ベンツサーティファイドカーの場合は1~2年の保証が付帯されますが、
ヤナセギャランティードカーはその限りではありません。
中には1ヵ月や3ヵ月、6ヵ月保証の中古車もあります。
一部ネットに以下のような情報が流れていることがあります。

「ヤナセブランドスクエア店で半年保証のベンツ中古車を探し、
それを近隣のヤナセ系ベンツディーラーから買えば1年保証になって得をする」

これはどうなんでしょうか。
結論からいうとクルマはヤナセ系ベンツディーラーから購入することは可能です。
ただ、ヤナセギャランティードカーからベンツサーティファイドカーへ変更して販売することになるため、
販売価格は変更されます。
そんな美味しい話しがあるわけありません。

ブランドスクエア店でも追い金して保証を延長できるクルマがありますが、
保証を延ばす場合は追い金が必要です。
販売価格に変更なく保証期間だけが自動的に延びて購入できるわけではありません。

ヤナセブランドスクエア店のほうが良心的?

詳しく観察してみるとなんとなくブランドスクエア店のほうが気持ち安い気がして来ます。
それにサーティファイドカーではあり得ない低年式中古車も扱っています。

中古車の場合は同年式で同クラスのクルマでも状態はさまざまでお店によって価格が違います。
しかし、それを差し引いてもなんとなくブランドスクエア店のほうが安く感じます。
これは勘違いではなく、その通りだといえます。
ではヤナセギャランティードカーのほうが状態が悪いということでしょうか?
それも違います。
ご安心ください。決してそうではありません。

ベンツサーティファイドカーというのはメルセデスベンツ日本の基準で販売されています。
つまり1~2年保証を付帯するため必要なコストをかけた中古車ということになります。
しかし、もともと状態の良いクルマならそこまでコストをかけなくても「安心の中古車」として販売することが可能です。
ヤナセ認定中古車も厳しい基準をクリアしたクルマを中古車として販売していますが、
一律で1~2年間の保証を付帯するための追加コストをかけることはしていません。

「保証は〇ヵ月だが、ヤナセ基準で十分高品質な中古車」と認定されたクルマがヤナセギャランティードカーになります。
(もちろんヤナセギャランティードカーにも1~2年保証のクルマもあります。)



そして、もう一つ重要なポイントが以下になります。

ベンツサーティファイドカーはメーカー(メルセデスベンツ)保証

ヤナセギャランティードカーは販売店(ヤナセ)保証

実質的に何か問題があるわけではありませんが、
例えばシュテルンで買ったメーカー保証のついたクルマはヤナセ系ディーラーでも保証可能です。
ヤナセ系ベンツディーラーで買ったメーカー保証のついたクルマはシュテルンでも保証可能です。
これは購入店舗の経営会社に関係なく、ベンツ(メーカー)認定中古車だからです。

対してヤナセギャランティードカーはヤナセ系ベンツディーラーでは保証を受けられますが、
シュテルンでは保証を受けることができません。
このあたりの保証体制の違いがヤナセギャランティードカーと、
ベンツサーティファイドカーの大きな違いだといえます。

ヤナセブランドスクエア長久手
出典:ヤナセブランドスクエア公式

ヤナセ中古車の注意点

日本で中古輸入車に保証をつけて販売した最初の会社がヤナセだといわれています。
これがヤナセ認定中古車の始まりですが、
今となっては保証期間が十分ではないと考える人もいます。
クルマは機械なので十分整備していたとしても突然壊れることはあります。
それに対する備えが正規ディーラーの認定中古車保証だとするなら、
ヤナセ認定中古車の保証はそれをカバーしているとはいえません。
ヤナセギャランティードカーも保証を延長できると書きましたが、
すべての中古車が延長保証の対象になるわけではありません。
中には短期間の保証しか付帯できないクルマもありますので注意しましょう。

また、一般にヤナセは全国にある在庫車を取り寄せ可能と謳ってますが、
実際は取り寄せできないクルマもあります。
すぐ高値で売れる人気車だと所有店舗が手放さないようです。
(自店の営業成績に貢献してくれる人気商品を他店に譲りたくないわけです。)
このように手放してくれなかった実例をたくさん知っています。

また、ヤナセ在庫の中古車の中にはベンツサーティファイドカーの基準をクリアできないクルマも存在します。
こういうクルマはヤナセ系ベンツディーラーからサーティファイドカーとして購入することはできません。

100%取り寄せ可能ではないので注意しましょう。

まとめ

ベンツ

本記事ではベンツの認定中古車を三種類と紹介しましたが、
実際はヤナセ系とシュテルン系のベンツディーラーが扱う認定中古車は同じグループといえます。
経営会社が違うため商品の移動ができないだけで、
保証内容やメーカーから見たときの扱いは同じ「ベンツサーティファイドカー」です。

しかしヤナセ認定中古車はメーカーが無関係の保証で販売されるクルマなので、
そういう意味では単に販売店保証のついた一般の中古外車ともいえます。
ただ、わかりにくいのはヤナセがベンツの正規ディーラーでもあるというところでしょうか。
このあたりのわかりにくさが不評なようですが、
わざとやっているわけではなく、メーカーとの契約問題もあってやむを得ないといえます。

また、ヤナセ中古車の中で状態の良くないものをブランドスクエア店で扱っているという話しがありますが、
これは半分は合ってますが、半分は間違っています。
本当に状態の良くないクルマはオークションなどで流してしまっています。
ただ、ベンツ正規ディーラーでは扱えない低年式車や過走行車はブランドスクエア店で扱うようです。
つまりベンツ正規ディーラーの基準はそれだけ厳しいともいえます。
正規ディーラーが高年式車しか扱わないのは他のカーブランドでも同じですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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