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クルマの大敵「ウォータースポット」の正体と適切な対処法を検証

カーケア コンパウンド 磨きカーメンテナンス
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ウォータースポットはクルマのボディにとって一番厄介な存在ですね。
その実態は汚れというより傷みといったほうが正確です。
洗車して綺麗にできるものではなく、物理的なケアが必要となります。
では現実的にどんな対処法が有効で効果的なんでしょうか?

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ウォータースポットとは

ウォータースポットの正体とはなんでしょうか?
一般的にはクレーターのようにボディ表面に凹みができた状態を指しますが、
では、この凹みはどうして生まれるんでしょうか?

定説ではボディ表面に付着した水滴が太陽光に晒されることによって、
レンズ効果が生じて塗装面を焼いて傷めた結果だと言われています。
しかし、これに関しては否定する意見も多いです。
洗車プロショップの中にはこのレンズ効果を明確に否定するお店も少なくありません。

塗装の専門家である板金工房の見解はどうなんでしょうか?
やはり「水滴のレンズ効果で塗装面が凹むことはない」と否定する工房が多いです。
ただ、ボディ表面に施工されたワックスなどの有機物に太陽光が反応し、
塗装表面に塗られた物質を劣化させることはあるようです。

また、同様に水道水に含まれるカルキなども残留すると塗装に悪影響を及ぼします。
こういった状態をケアせず放置するとイオンデポジットが生まれますが、
さらにこのイオンデポジットを長期間放置すると塗装表面を著しく傷めてしまい、
やがて塗装面にまで浸食して凹みを生みます。
この状態をウォータスポットと考えるのが自然なようです。

私が懇意にしてる板金屋さんが純水の水滴を太陽光下で放置し、
レンズ効果によって塗装面を傷めるのか実験したことがあります。
複数の接触角の水滴を作って実験したようですが、

何度試してもまったく変化はなかったそうです。
つまりよく言われるようなレンズ効果はまったく確認できなかったそうです。

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ウォータースポットへの対処法

ウォータースポットは物理的に塗装表面が傷んだ状態なので、
洗車で綺麗にできるようなものではありません。
ではどんな対処法があるでしょうか?
その注意点と問題点も合わせて検証してみましょう。

ケミカル剤を使ってみる

強力なスケール除去剤を使って改善を試みる方法があります。
状態がそれほど深刻でなければ綺麗に整られる可能性はあります。
但し、目ではっきりと確認できるくらい凹んでいると改善は難しいです。

スケール除去剤は水垢やイオンデポジットには効果的ですが、
大きく凹むほど進行したウォータースポットに対してはほぼ無力です。

コンパウンドで手磨きする

カーケア用のコンパウンドを使って丁寧に磨くことで改善できる可能性があります。
但し、かなり慎重に作業しないと悪化させてしまう恐れもあります。
試してみてもいいと思いますが、やり過ぎは禁物です。
少し施工してみて難しいと感じたらすぐ作業を中止しましょう。
悪化させてしまうと取り返しのつかないことになってしまいます。

手磨きの代わりに電動ドライバーなどにバフをつけて磨く方法もあります。
中にはインパクトドライバーを使う猛者もいますね。
手で作業するより遥かに効率が良いですが、

未経験者にはあまりおすすめしません。
とくにインパクトドライバーはポリッシャーバフを均一に当てるのが難しいです。
どうしても施工する場合はしっかり練習してからトライしましょう。


電動ポリッシャーで磨く

現実的に一番確実なケア方法はポリッシュ研磨です。
ただ、ポリッシャー機材を持っていないと施工できないのと、
不慣れな方が施工するとやはり塗装面を傷めてしまう恐れがあります。
また、機械の力を使っているので手で磨くよりも広範囲を傷めてしまう可能性も高く、
自信がなければ手を出さないほうが安全です。
素直にプロに作業してもらいましょう。

YouTubeなどを見ると「素人でも簡単です」なんて言ってる動画もありますが、
未経験者が施工するとそれほど簡単ではありません。

また、致命的なほど進行したウォータースポットを研磨することはできません。
判断基準は塗装のクリア層を突き抜けているかどうかでしょうか。
もうこの段階まで進行していたら磨きより塗装補修を考えたほうがいいです。
この判断は素人には難しいのでプロに相談しましょう。

一見、凹んだウォータースポットに見えても、
実はカルキなどの成分がクレーター状に盛り上がっているだけのこともあります。
この場合はスケール除去剤で平坦に均すことで取り除ける場合もあります。

コンパウンドの手磨きでも消せると思います。

安心確実なのはプロ施工

スケール除去剤を使うにしろ、研磨するにしろ、
やはり一番のおすすめは「プロに依頼する」です。
ただ、これにはお金がかかりますね。それも結構な金額です。
洗車ショップなどの研磨作業の料金表を見ると、3~5万円くらいはかかりそうです。
これは専用機材を用いて、人間が手作業で施工するので当然といえば当然です。

ではこの費用を少しでも抑えることは可能なんでしょうか?

まず部分的な研磨でいけそうな場合は相談してみましょう。
例えばボンネットの一部だけとか、ルーフの一部だけみたいなケースです。
多くの洗車ショップは小さな部分の研磨作業を想定した料金出しはしていません。

30%以内なら〇円、50%なら〇円、100%だと〇円みたいな括りの料金表示になってますね。

しかし、実際のウォータースポットはほんの数か所あるだけみたいなことも多いです。
ボディの全体比で見たら1%前後とかですね。
こういう場合は実車を確認してもらって相談してみましょう。
お店によってはこういう極一部だけを施工する作業に応じてくれます。
もちろん30%以内料金を適用するお店もあるのでしっかり確認しましょう。

板金工房に相談してみる

実は一番安価に直せる可能性があるのは「板金工房に直接依頼する」です。

一般的に板金工房は自動車整備工場などを経由して仕事を引き受けますが、
中には一般客が直接依頼できる工房だってあります。
まるで洗車ショップのように作業メニューを出している工房だってあります。
但し、作業メニューを掲示しているような板金工房は商売にしているので高いです。
カーケアを専門に商売してる洗車ショップなどと同じですね。

狙い目なのは昔気質な板金屋さんです。
こういう工房は一般客から依頼を受けてボディの一部を研磨…なんて軽作業はしません。
だから訪ねても門前払いに遭う可能性もありますが、
中には「あ~凹んどるね。暇なときならやってあげるわ」という職人さんもいます。
こういう職人さんは仕事の依頼を受けているという感覚ではなく、
人助けみたいな感じで引き受けてくれるのでとても安価だったりします。

私が懇意にしてる板金屋さんも「ボンネットだけなら1万円でいいわ」みたいな感じです。
こういう板金工房を探し出せればかなり安く直せそうで、
きっとどんな街にもそういう板金工房の一つや二つはあると思います。
問題は探し出せるかどうかです。

ただ、こういう板金工房の難点は入り難いところです。
受付カウンターなんてありませんので作業場に突進する必要があります。
そこには気難しそうな風貌の職人がいるかも知れません。
しかし、素人の一般人が頭を抱えるウォータースポットであっても、
プロの職人の手にかかればあっという間に消えてなくなったりします。
勇気を出して突入する価値はありますので一考してみてください。

私の経験では洗車ショップのスタッフより板金職人さんのほうがスキルが高いです。
塗装状態の見極めも実際の研磨作業の精度も高いです。
そもそも洗車ショップからボディ研磨の仕事を依頼されたりしてます。
もう説明しなくてもおわかりだと思いますが、
一部の洗車ショップは板金工房に外注し、

その施工料に上積みした料金を客に請求しています。
だからめちゃくちゃ高額な料金になってしまいますね。


ちなみにそういう取引関係があると直接引き受けない板金工房も出て来ます。
洗車ショップも板金工房も業務形態はいろいろなので注意しましょう。

まとめ

ウォータースポットができたら素早く対処したほうがいいわけですが、
一番大切なのは塗装表面の状態をしっかり把握することだと思います。
判断できない場合は素直にプロに依頼しましょう。
これが一番お金がかかりません。

もし自分で挑戦するなら「深追い厳禁」を徹底しましょう。
焦って番手の違うコンパウンドで磨きたくなってしまいますが、
それをやるとほぼ確実に悪化させます。
もともと洗車ショップのプロスタッフや板金職人は無理な施工はしていません。
状態の見極めがしっかりできているからです。
それを肝に銘じておきましょう。


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