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中古車販売店の見積書でチェックしたほうが良さそうな項目を検証

中古車販売自動車関連
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中古車販売店が提示する見積書の中身ってわかりにくいですよね?
今回は必ずチェックしたほうがいい項目について検証してみます。
あきらかに異常な数字が書かれていたらその店からは買わないほうがいいかも知れません。

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中古車販売店によってフォームが違う

これは当たり前の話しですが、販売店(会社・店)によって見積書のフォームは異なります。
項目や数字に含まれる内容も微妙に違っていますので、
今回は見積書のフォームは無視して主な項目ごとに検証してみます。

また、各項目の表記も販売店ごとに異なるケースがありますので、
疑問に感じた場合は販売店にそれが何の項目なのか確認しましょう。
意味不明なまま「きっと必要なお金なんだろう」と判断しないことが重要です。

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要チェックな見積書の項目

販売条件欄

車両価格

購入する中古車の車両本体価格に当たります。
この数字が掲示されていた金額と同額か注意しましょう。
この段階で意味不明な数字が加算されてないか確認します。

店頭商談にて数字が目の前で書き換えられるなんてことはまずないと思いますが、
ネットで価格情報を確認していた場合は価格改定がネット情報に反映されておらず、
稀に販売車両の価格が異なっているケースがあります。
もちろん数字が下がっているなら問題ありませんが、
相場の上昇に合わせ値上がりしているケースもあります。
(最近人気の国産旧車などは注意したほうがいいです。)

下取り車残債(オーバーローンの危険性)

下取り車がローン支払い中の場合はこの残債を整理しなければなりません。
(残債を整理しないと名義変更ができません。)
ここで怪しげな数字に改変されることは常識的に考えてまずありませんが、
要注意なのは残債ごとその販売店が一旦買い上げて整理し、
改めてその残債分を購入する中古車のローンに組み込む場合、
ローン金利で損してしまう可能性があります。
このようなローンの組み換えをオーバーローンと言いますが、
これはやや危険な状態なのでしっかり確認しましょう。

本来オーバーローンのメリットは高金利ローンから低金利ローンへ組み替えるところにあり、
著しく支払額が上がってしまうようなローンの組み換えは無意味です。

なお、一部の悪質店は巧妙に高金利ローンに残債分を組み替えさせている可能性もあります。
理由はもちろんローン総額を大きくするためです。

オプション保証

中古車を買う場合に気になるのは購入後のアフター保証ですよね。
保証付きの中古車は一定期間の不具合に無償対応してくれますが、
それとは別に有料オプション追加で保証期間を延長してくれたり、
オイル交換などの保守整備を一定期間カバーしてくれる追加保証があります。

中古車販売店はこの手のアフター保証商品を売りたがりますが、
悪質な販売店だと半ば強制的に追加させようとします。
しかもそれが結構な金額だったりするので、
必要と感じなければ断固とした姿勢で断りましょう。

また、いつの間にか提案として見積書に載ってることも珍しくないので注意しましょう。

有名なメルセデス・ケアなどは個々に費用をかけて整備するよりお得になりますが、
悪質販売店の有料アフター保証だと整備内容も本当かどうかわからないですし、
しっかり計算してみたら自分で整備工場やカーショップへ持ち込むほうが安かったりします。

支払い条件欄

割賦元金

割賦元金とはローンを組む金額のことですが、
販売店はローンの金額が多ければ多いほど儲けが膨らみます。
だからこの元金を増やそうとするのは商売として当然なんですが、
こちらの考えを無視したようなローンを組まれないよう注意が必要です。

悪質販売店では普通の中古車なのに判で押したようにローン回数が120回になってたりします。
まるで120回で組まないといけないかのような商談内容だったりします。
こちらが希望したわけでもないのに120回ローンを提示して来るような店は危険です。
かなりの確率で悪質店だと思います。
そういう店は「これがこのお得なクルマの販売条件なんです」などと言ってるかも知れませんが、
そもそもそんな売り方をするクルマは「お得なクルマ」なんかではないと思います。

割賦手数料

これは必ずしっかりと確認すべき項目です。
話しの流れで判をついてしまったところ、割賦手数料が超高額だったというケースがあります。
100万円ぐらいのローンなのに割賦手数料が50万円にもなってた…
こういうのが上に書いた120回ローンの地獄です。

こういうケースでは月々の支払い額の低さをアピールして契約を迫って来ます。
一見、毎月の支払い額が安いのでお得にセットしてくれたと誤解しやすいです。

そもそも120回ローンといえば10年です。
普通のクルマだったら新車で買っても寿命に達する可能性がある年数です。

「サラリーマンが120回ローンでフェラーリを買う」とかならまだわかりますが、
普通の中古車をこんな買い方(売り方)はしないです。
フェラーリなんかは10年後でも価値を維持してますしね。

こちらがそういう長期ローンを希望してないのに販売店から提示される場合は危険です。

下取り価格

最近はクルマの売り方が多岐に渡ってますし、
多少の手間を惜しまなければ高値で売れる可能性は高いです。
十分誠意ある下取り査定をしてくれる優良販売店なら問題ないですが、
そうではない悪質な販売店だと異常な安値で下取り査定したりします。

今は簡単に査定額の相場が確認できるので、
販売店の査定額を鵜呑みにせず、一歩引いて冷静に判断しましょう。

もう面倒なので新しいクルマを買う店に全部任せるほうが楽とつい考えてしまいますが、
買取店に引き取ってもらうのもそんなに面倒ではありません。
(もちろん新たに査定してもらうなどの手間はあります。)
そちらもプロの業者なので、テキパキと処理してくれます。

納期の長い新車購入の場合は買取店に売却するのは難しいケースもありますが、
購入早々に納車される中古車ならその時期を見計らって買取店に売却することは可能です。

諸費用欄

登録届出費用

悪質な販売店だとこの費用が異常に高いです。
もし30,000円を超える数字が書かれていたらぼったくり価格だと思います。

希望ナンバー費用

最近は希望ナンバーを依頼される方が増えてますが、
そのため依頼してないのにうっかり計上されていることがあります。
(私はいつもナンバーを希望しませんが、過去に誤って計上されていたことがあります。)

これは販売店の悪意ある行為ではないですが、一応注意だけしておきましょう。

ちなみに相場は5,000~10,000円くらいですね。
もしここに2万円なんて数字が書かれていたらアウトだと思います。

車庫証明費用

これは販売店によって少々数字に幅がありますが、
高級車ディーラーでもなければ20,000円も取られていたらぼったくりだと思います。
実際に悪質店が50,000円計上していたのを見たこともあります。

確かに販売店によっては少々高値というところはありますが、
非常識なほど高額の場合は注意しましょう。
自分でやれば約3,000円です。

納車整備費用

これはもう最大限に注意が必要です。
間違いない優良店の納車整備なら信用しても大丈夫でしょうが、
悪質な店だと洗車と車内清掃したくらいで4~5万円もの納車整備代を取るところもあります。
中古車の販売価格を安くしてる分、こういうところで回収してるわけです。

必ず納車整備の中身を確認しましょう。
内訳を答えてくれないような店からは買わないほうが安全です。
車種に関係なく一律10万円計上してる店も知ってますが、
そんなザルな見積書を出すような店はやめたほうがいいです。

だいたい中古車の状態なんてマチマチなのに、一律の額なんかになるわけありません。

もちろん例外もあります。
私が実際に知ってるあるお店はこのクラスなら一律〇万円、
このクラスだと一律〇万円のように設定されてます。
そして納車整備はかなりしっかりやってます。
〇万円以内で済む場合もあるようですし、超える場合もあるようです。
個人的には整備内容と費用が明確なほうが安心ですが、
キチンと納車整備しながら一律額で表記してる販売店も存在します。

下取り諸費用

これは下取り車の名義変更にともなう費用のことですが、
優良店なら数千円程度しか計上しないこともあります。
既に下取り額に含めていて0円計上だって珍しくありません。
悪質な店はここに20,000円とか30,000円なんて数字を計上しています。

もちろん下取り額から20,000円分も引かれていたらそれもぼったくりです。
注意しましょう。

納車費用

納車費用を強制的に計上する販売店もありますので注意しましょう。
自分で取りに行くことを許してくれない店です。
こういう店はここでも利益を上げています。

相場は販売店から自宅までが30分以内の距離なら10,000円以内、
一時間以上かかる距離だと10,000~20,000円前後でしょうか。
それ以上の金額の場合は要注意です。
中には大した距離でもないのに30,000円くらい計上する販売店もあります。

在庫車両移動手数料

これは他店舗からクルマを移動してもらった場合に発生する費用ですが、
確かに九州から北海道まで運んでもらったりすれば相当なお金がかかります。
これを請求されるのは別に悪質な行為ではありません。
しかし、中には隣町から移動させただけで50,000円前後請求してくるような販売店があります。
あきらかにぼったくりなので十分注意しましょう。

その他のチェック項目

世の中の自動車販売店の中にはかなり悪どい商売をするところも珍しくありません。
百歩譲って販売店が独自に価格設定してもいい項目ならまだしも、
税金のように販売店が動かせない数字まで厚くテンコ盛りした数字で販売してる店があります。

こういうのは完全に悪質販売店の所業ですが、
困ったことにそういう数字の見積書を割と平気で出して来ます。
購入者が(クルマ売買の)素人でよくわかっていないのをいいことにやりたい放題です。

実際に購入するときはすべての項目をチェックしたほうが安心です。

なお、販売店に関係なく数字が決まっている項目は以下です。

自動車税

軽自動車税

自動車取得税

自動車重量税

消費税

自賠責保険

印紙代

次に販売店によって数字が変わる項目は以下です。

登録費用

納車関係費用

車検費用(整備代)

納車整備費用

これらを頭の片隅に入れて商談に臨みましょう。
税金やいわゆる強制保険などは購入する月によって数字が変わりますが、
月割りするものなので数字は明確に算出されます。
商談中に月を跨いでしまうと変わってしまう数字でもあります。

悪質な中古車販売店は月割りせず丸々一年分見積書に計上したりしますね。
それを指摘すると「そこがうちの利益なんで…」などと開き直ったりします。
当然ながら利益を上げていい場所ではありません。

また、自動車取得税は普通自動車で6年、軽自動車で4年を超えると課税されませんし、
50万円以下の中古車だと発生しません。
新車と中古車では計算方法も違います。
にもかかわらずなぜか不思議な数字が諸費用の中に計上されていることがあります。

自動車取得税はかなり難解な税金なので十分注意しましょう。
(本当に納税されたなら納付書が存在します。もしなければぼったくりです。)

まとめ

中古車販売店の中には車両価格を抑えて諸費用で利益を出してるところもあります。
支払い総額が常識的な相場額ならそれは必ずしも悪質店ではないかも知れません。
それはその店の売り方ですからね。
もちろんクルマの支払い総額に大きな問題がなく、整備内容もキチンとしてる必要はあります。

全体に諸費用が高めだけど車両価格が相場より安い販売店は意外と多いものです。
ただ、車両価格が相場並みかそれ以上なのに諸費用も異常に高い販売店は要注意です。

私は正規ディーラーの回し者ではありませんが、
一般に正規ディーラーが計上する諸費用の信用度は高いと思います。
意味不明な項目や数字が計上されることもまずありません。
そういう販売店の見積書を参考に中身を検証してみるといろんなものが見えて来ると思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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