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FIAT 500 購入検討してるけど身近に実車がなくてよくわからない…疑問にお答えします!

FIAT500 フィアットFIAT500関連
OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像
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FIAT 500に興味はあるけど身近に販売店がなく実車確認や試乗ができないとか、
知りたいことがあってネットで調べたけどよくわからなかったという方も多いようです。
どうしても感じ方や考え方は人それぞれなのでいろんな意見が飛び交ってしまいます。
そんな情報をさらに増やしても…という思いもありますが、
一つでも多く情報があれば何かの参考になりますし、
私も自分なりに思っていること、感じていることを書いてみることにしました。
少しでも購入検討されている方のお役に立てれば幸いです。

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FIAT 500に興味はあるけど実車が身近にない…

全国各地に生息するFIAT 500ですが、都市部以外ではそれほど見かけず、
国産車ほど販売店や取扱店もないことから気軽に実車を見ることができない方も多いようです。
そんな方々から以下のご質問をいただきました。

  • 本当の燃費ってどうなんですか?
  • デュアロジックに疑似クリープ現象はあるんですか?
  • エアコンの効きはどうですか?
  • 坂道発進は難しくないですか?
  • 国産車と比べて乗り心地はどうですか?
  • ハンドリングは軽快ですか?
  • 高速安定性が悪そうなイメージなんですが、実際はどうですか?
  • 小回りや視界について
  • 1.2とTwinAir どっちがおすすめですか?

これらはネット検索するといろんな意見が書かれてますね。
他にも電源の取り方や、荷室に観葉植物の鉢を積めますか?と言った質問もありましたが、
これらは専門的または特定ケースの質問なので、今回は省かせていただきます。

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FIAT 500の実燃費と使用ガソリンについて

これは走行条件によってかなり変動します。
また、FIAT 500はドライバーによる燃費差がやや激しい傾向にあり、
実に20%くらいは数字が変わってしまうようです。
ネット上にある実燃費データも大きく差があるように思いますが、
本当にそれくらい数字が違ってしまうクルマだと思います。

下の数値は実際に燃費計測したり、過去の燃費記録から平均値を出した数字で、
カタログからの理論値などは完全に無視しています。

主に2021年に記録した有効な燃費データから平均を出しており、
暑い夏もあれば寒い冬のデータも反映させています。
ただ走行状況やECOモード設定の違いもあり、
データとして条件をそろえて計測しているとは言えず、
あくまでも参考値としてご確認ください。

私が所有するTwinAirは2015年式、走行距離8.6万Km、
1.2は友人が所有する2013年式、走行距離11.7万Kmのクルマです。

TwinAirの計測値
一般道路13.8Km(ECOモードオフ)
高速道路21.3Km(ECOモードオフ)
高速道路21.9km(ECOモードオン)
延べ約3,800Kmの燃費記録から平均値を出しています。

1.2の計測値   
一般道路12.9Km(ECOモードオフ)
高速道路17.8Km(ECOモードオフ)
延べ約5,650Kmの燃費記録から平均値を出しています。

一般道路のデータは国道バイパスや信号ストップの少ない郊外道路と、
大阪市や名古屋市の都市部を走った燃料消費量から満タン法で算出しています。
純粋な市街地走行だけのデータはありませんが、
頻繁にゴーストップを繰り返すため、おそらく10~11km台まで落ちると思います。

TwinAirは高速道路でECOモードオンとオフの両方を計測しています。
ノーマルモードだと最高出力85PS、最大トルク14.8Kgですが、
ECOモードではそれぞれ77PS、10.2Kgまで下がります。
理論上はまさに省エネモードなんでしょうが、実際はエンジンに鞭を入れる回数が多くなり、
多少の燃費改善の代償として運転時のストレスが増えてしまう印象です。

私の経験では一般道路はECOモードオンのほうが燃費の悪いことが多く、
そのため常にオフにして乗っています。
ECOモードオンだとかなり重たい走りになり、アクセルを踏んでいる時間が長くなります。
つまり加速が悪く、スピードに乗るまでに時間がかかるということです。
おそらくそれが影響しての結果だと思います。

FIAT500 フィアット
欧州車といえばハイオクガソリン

なお、FIAT 500はハイオクガソリン指定でタンク容量は35Lです。
欧州車は基本的にハイオクガソリンですね。

デュアロジックに疑似クリープ現象はある?

FIAT 500が使っているデュアロジックには疑似クリープ現象はありません。

クリープ現象というのはトルクコンバータを使っているクルマに発生するもので、
アクセルを踏まなくてもクルマが微速で前後進する現象のことを言います。
一部のマニュアルミッション車を除いて、多くの国産車には普通にあるものですね。

これまで普通のAT車ばかりにお乗りの方だと違和感を感じるかも知れませんが、
一週間も乗れば慣れてしまうと思います。

エアコンは暑い日本の夏でも大丈夫?

30年くらい前、私の先輩がアルファロメオ・ジュリエッタというイタリア車に乗ってましたが、
このクルマにはエアコンというか、いわゆるカークーラーが装備されてました。
ただ、これが使えない代物で、使うとオーバーヒートしてしまうという…
そのため一番暑い昼下がりなどはオーバーヒート防止のため、
クーラーどころかヒーターを入れなければならなかったという笑えない思い出があります。

FIAT500 フィアット
TwinAirのオートエアコン操作パネル


現代のFIAT 500はご心配なく!
まったく問題なく猛暑の真夏でも快適に冷やしてくれます。
ウィンドウ面積の大きなクルマなので効きは厳しいと思われてる方が多いですが、
フルパワーにするとちょっと寒すぎるくらいの冷風が出てきます。
ただ、ちょいちょい故障の報告は聞きますので、
中古車を買う場合はしっかりチェックしたほうがいいでしょうね。

ちなみにフィアットのエアコン修理ですが、配管交換だけで直るのに、
めちゃくちゃ高額な修理代を請求する悪質な業者もいるようです。
おかしな数字を言われたら他の整備工場を訪ねましょう!

坂道発進は難しい?

デュアロジックには疑似的なクリープ現象がないため、
坂道などではクルマが後ろに下がってしまいます。
まさにマニュアルミッション車のニュートラル状態と同じです。

坂道発進が苦手な方だとこれを気にされるようですが、
FIAT 500には「ヒルホールドシステム」(HHS)という装備が搭載されていて、
急な坂道でもまず問題ありません。
これは傾斜角5度で作動し、ブレーキを離しても2秒間クルマを静止させてくれます。
発進するときは普通にアクセルを踏めばAT車のように発進します。

問題はそこまでの角度ではない坂道の場合ですが、
マニュアル車に乗った経験のある方ならほとんど問題ないです。
クルマが不調でなければエンストもしませんのでずっと簡単です。
AT車しか乗ったことがない人だとクルマが後ろに下がる現象に不慣れで焦りますが、
下がっているといってもゆっくり後退している程度なので、
それを理解すれば焦らず普通にアクセル操作して前進できるようになります。
これが苦手な方は焦ってアクセルを踏み過ぎていることが多く、
踏み過ぎると思いっきりギクシャクしながら前進します。
こんな話しを聞くと心配されるかも知れませんが、
安全な坂道で5~10分も練習すればアクセルを踏み過ぎず発進できるようになります。
そもそもヒルホールドシステムが作動するような急坂でもなければ、
後続車にぶつかるほど急激に後退なんてしませんので焦らなくて大丈夫です。

乗り心地について

これは人によって感じ方が違うので一番難しい問題ですが、
平均的な国産小型車よりは悪いと思います。
比較対象が軽自動車などならFIAT 500のほうが重厚感がありますが、
それ以外は厳しいかも知れません。

FIAT 500は国産小型車と比較すると路面のゴツゴツをよく拾います。
逆に大きな突き上げは少なめです。
国産車はゴムブッシュの衝撃吸収力を最大限使って良い乗り心地を実現してますが、
イタリア車のFIAT 500はそういう感じはありません。
また、トルコンATやCVTを使ってスムーズに走る国産小型車みたいな走りは難しいです。
デュアロジックの特性でどんなに上手く走らせても多少はギクシャクします。
このギクシャク感が味なんですが、ここが気になると厳しい評価になりやすいと思います。

ハンドリングは軽快?

FIAT 500のハンドリングは軽快ですか?と聞かれることが多いですが、
はっきり言って小型車なのに軽快感はやや薄いです。
もっと大きな国産セダンみたいなハンドリングで、
曲がっているときはゆったりとした挙動で、軽いクルマ感を感じません。
その反面、直進安定性は抜群に良好です。
ただ、ちょっとキツめにハンドルを切ってコーナーへ進入すると、
リアが素早く回ろうとするからなのか、すぐリアタイヤが鳴きます。
このあたりはイタリア車的なシャキッと感があります。
多分、FIAT 500に乗っている人はみんな同じ印象を持ってるのではないでしょうか?

結論としては、見た目ほどの軽快感はないものの優等生的なハンドリングだと思います。
きっと誰が乗っても運転はしやすいと思います。

FIAT500 フィアット
とにかく乗りやすいFIAT 500

出典:FCAジャパン

高速安定性はたいへん優秀!

では直進性や高速安定性はどうでしょうか?
これに関しては国産小型車を凌駕しています。
重心の高そうなFIAT 500の外観からは想像できないほど直進性は優秀で、
初めて乗った人はちょっと驚くと思います。

ABARTH 595などが高速道路を猛スピードで走っている姿を見かけた人もいると思いますが、
あれはハンドルにしがみついて必死に走ってるわけではありません。
ただ、アバルト車は足回りなどもまったく別物で、比較するクルマではないです。
また、ABARTH 595などは路面の段差で跳ね上がるほど異常に足が固いですが、
FIAT 500はそんなことはありませんのでご安心ください。

abarth fiat フィアット アバルト
FIAT 500とは似て非なる存在のABARTH

小回り感と運転席からの視界について

FIAT 500の中でも初期の1.4は小回りが利きませんが、
1.2やTwinAirはそれより約1mくらい回転半径が小さくて非常に小回りが利きます。

FIAT 500 1.4最小回転半径5.6m
FIAT 500 1.2 最小回転半径4.7m
FIAT 500 TwinAir最小回転半径4.7m

体感的には軽自動車とほぼ同等で、
クルマ自体が小型なので狭い場所でも楽々です。

では視界はどうでしょうか?
丸みを帯びた車体は四方が確認しずらいものですが、
FIAT 500はとにかく車体が小さいので視界は良好です。
左右の後方も大きく遮るピラーなどがないためバッチリ見えます。
横幅以外は軽自動車並みで、少なくとも前後感覚で困る人はまずいないですし、
その横幅も1625mm程度なので、余程のことがない限りまず困らないと思います。

1.2 と TwinAir どっちがおすすめ?

専門的なサイトほどTwinAir一択みたいな意見が多いように思いますが、
これはどっちでもいいと思います。
FIAT 500を買いたいと思う人の多くはマニアックなメカとか、
2気筒エンジンの音とか、そんなことには興味ないように思います。

1.2もTwinAirもあの丸いデザインのかわいらしさとか、
乗りやすいサイズ感とかはまったく一緒です。
ただ、TwinAirのほうが人気は高いので、
売却とか下取り時は差が出るかも知れません。
もしそこを重視されるならTwinAirを買っておいたほうが後悔はしないと思います。

まとめ

クルマは実車を見ないとわからないことが多いですが、
なかなかそれができないこともあります。
また、厄介なことに人によって感じ方が違うため、
同じクルマの論評でもいろんな意見で溢れてしまいます。

最終的には自分で見て触って判断せざるを得ないと思いますが、
そこへ行く一歩手前の方へ、ちょっとした情報としてお届けできていれば幸いです。

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