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FIAT 500 オーバーヒート体験!大きな故障を未然に防ぎましょう!走っていてこんな兆候が現れたら要注意!

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FIAT 500 でオーバーヒートを経験した人はどれくらいいるんでしょうか?
先日、私は不幸にも経験してしまいました。
ちょっと怖い思いもしましたので、そのときクルマに起きた現象と、
オーバーヒートで自走不能となってどのように対処したのかを記載します。

万一、そのような事態に陥ってしまったときの参考にしていただければ幸いです。
ただ、私のクルマと同じような兆候が現れれば迷わず整備工場へ駆け込んでください。

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不可解な異音発生がトラブルの始まり

事の始まりはオーバーヒートする一週間ほど前でした。
快調に走っていたクルマから微かな異音が聞かれました。
どんな音かというと、「グー、グー」と低く唸るような音でした。
音量自体は大したことはなく、人によってはまったく気にしないと思います。
私もそうでした。
ただ、問題はこの音の発生源がなかなか特定できないところでした。
発生源がわからない異音ほど気持ち悪いものはないです。

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エアコンコンプレッサーからの異音?

微かな音量だった異音が大きくなったのは数日後でした。
音の性質が唸るようなグー音からちょっと大きなゴーという音に変化しました。
ラジエーター冷却ファンかエアコンコンプレッサーからの音と思われましたが、
クルマからはとくに何の異常も検出されず、一番疑ったエアコンも快調そのものでした。

本来、これまでになかった音が聞こえるようになれば、
なんらかの故障を疑うべきですが、ちょうどエアコンを使うタイミングと重なったため、
エアコンコンプレッサーが発している異音ではないかと思ってしまいました。
この段階では異音の正体を見逃したというわけです。

決定的におかしいと気づくのは大きな轟音が響くようになってからでした。

違う異音と微振動が発生

最初に異音が聞かれるようになってから数日でグーという低い異音が消え、
それとは違う異音が出現しました。
それは足元から響くゴーという大きな音と、ハンドルまで伝わる微振動でした。
音はともかく、この振動はあきらかに冷却ファンが発してる振動と思われました。
ただ、クルマには相変わらず何のエラー表示もありません。
困ったことに異音と微振動以外、クルマは快調そのものでした。
もちろんクルマに何らかの異常が起きていることは間違いなく、
すでに整備工場への入庫予定を立てていましたが、
普通に走るだけならむしろ快調であったため、
この段階ではまだ緊急事態という認識はありませんでした。

過去のオーバーヒート経験との違い

私もクルマの運転歴は長いので他のクルマでオーバーヒートは経験しています。
通常、オーバーヒート気味になると水温が上昇します。
それに伴って警告灯も点灯します。
しかし、今回のFIAT 500ではそれがまったくありませんでした。
物理的に確認できるところも異常が見当たらず、
考えられるのは電気的なクルマの故障でしたが、
それも確認したところはすべて正常でした。

この時点でFIAT 500 に起きていた症状は以下のとおりです。

  • クルマからは異音が出ている
  • 普通でない微かな振動も発生している
  • クルマには何のエラー表示もない(エラー履歴もなし)
  • クルマの水温計も正常で冷却水も問題なし
  • 走行に異常はなくむしろ快調だった
FIAT500 フィアット500
冷却水の減りも見られなかった…

絶好調からの異常現象多発

とくに走行に支障を感じていなかったため、
緊急入庫せず、様子見をしながら予定した入庫日まで走行を続けていました。
ただ、走行不能となるトラブルは突然襲って来ます。

その日は激しい豪雨の中を家族が走らせてました。
クルマが不調なのは間違いないため、十分注意して乗ってもらっていたのですが、
相変わらず不調どころか走行感はむしろ絶好調でした。
エンジンのピックアップも良く、エンジン回転も滑らかでとても良い感じでした。
家族からクルマを引き継いで私が乗り込んでみても、確かにエンジン絶好調!
しかも異音も微振動もありません。
「もしかして直った?」などと思った矢先、
私がハンドルを握って10分ほど走ったところで異常は現れました。

突然オーバーヒート発生!

何事もなく快調に走っていたのですが、突然ゴーという大きな音と微振動が発生しました。
これまでより大きな異音と振動でした。

通常であれば真っ先にボンネットを開けてエンジンルームを確認するのですが、
あいにくその日は大雨が降っていたため、計器類でチェックをしてしまいました。
これが大きなミスとなります。
計器類などで確認する限り、水温などにまったく異常がなかったため、
私は約10Km離れた自宅への自走を決断します。
クルマ自体は快調であったため、まだこの時点でも致命的なトラブルとは思ってませんでした。

快調に走行していたところ、7Kmほど走ったところで新たな異音が鳴り響きます。
それは何か物を叩いているような打刻音で、
「タン、タン、タン」とリズムを刻むような音でした。

最初は自車からの音とは気づかず、どこかの工事音だと思っていました。
しかし、少し動いて場所を移動しても信号で停車するたびに同じ音が聞こえます。
その段階で私は初めてオーバーヒートを疑いました。
ただ、恐ろしいことにFIAT 500のメーターパネルには何のエラー表示も出ていません。
水温計も真ん中あたりで止まっています。
計器類は正常そのものを指していました。
オーバーヒートであればこの計器類に異常が現れるものですが、
それがまったくありません。
こんな経験は初めてでした。

しかし、この「タン、タン」という音は高温となった駆動系が悲鳴を挙げている証拠で、
もうその状態での走行はかなり危険です。
一刻も早く安全な場所に停車してクルマを冷やさなければ焼き付きを起こしてしまいます。
ただ、不幸にもすぐ路肩に停車できるような道路ではなかったため、
約300mほど走って大型店舗の駐車場に滑り込ませることを目指しました。
そのたった300mがまさに地獄となります。

急激にコンディション悪化 走行不能に…

クルマは急激に症状を悪化させて、「タン、タン」という打刻音はますます大きくなり、
更に突然メーターパネルにラジエーターエラーが表示され、
真ん中を指していた水温計が一気に上限まで跳ね上がりました。
まさに一瞬で上がったため、目を疑うような光景でした。

間違いなくオーバーヒート確定です!

さらに快調だったエンジンも一気にアイドリングが乱れ、
今にもエンストしそうな状態に…
ここでエンストするとまったく動けなくなると思い、
何とか微妙なアクセルワークでエンストを防ぎ、必死に店舗駐車場まで走らせました。
この300mが走れず、交通量の激しい道路上に立往生する恐怖を感じていました。

オーバーヒートで自走不能…対処は古典的な方法を選択

なんとか駐車場に滑り込むことに成功したFIAT 500でしたが、
クルマは冷却水をほぼ失っており、もう走行は不可能でした。

ここで本来ならロードサービスを呼んで、レッカー移動となるのですが、
私は時間をかけてエンジンを冷やし、残り3kmの自走を選択しました。
これは危険であり、決しておすすめはしませんが、
仮に冷却水を失っていても、一旦エンジンを冷やせば10分くらいは走行可能になります。
10分あれば3kmくらいは自走可能と判断したのです。
尚、私は余裕を見て60分冷やしましたが、
30~40分ほど冷やせば再走行可能ではありました。

オーバーヒートの原因は定番トラブルでした

オーバーヒートの原因ですが、後にサーモスタットのホースジョイント部の破損と判明します。

普通は徐々に亀裂が入り、そこから冷却水が徐々に漏れ出すのですが、
私のクルマの場合はどうも一気に破断したような感じでした。
おそらく冷却水が噴き出したときは水蒸気が出たはずですが、
その日は激しい豪雨が降っていたためまったく気づきませんでした。

このパーツの破損は有名で、社外品のアルミ製対策パーツが出回ってますが、
なぜか純正パーツは樹脂製のまま改良されてません。
純正樹脂製パーツを使っていて不安な方は定期点検などの機会に交換することをおすすめします。



まとめ

今回のオーバーヒートでは通常と違う複数の事前症状が現れており、
現時点でも正確なトラブル経緯は判明していません。
オーバーヒートの原因自体は定番のパーツ破損によるトラブルでしたが、
その異常を示す兆候がほとんど見られなかったという厄介なものでした。
長年フィアット整備に携わったベテラン整備士さんも初めて遭遇したケースとの事。

計器類や各種センサーも壊れていなかったことがわかっており、
メーターパネルにまったく異常を示す情報が出なかったことや、
エンジン制御システムが走れなくなる寸前までエラーを出さなかったことも謎のままです。
ただ、エラーが表示されようがされまいが、
何か異音がしたらすぐ走行を止めるのが正しい対応ですし、
エンジンを激しくオーバーヒートさせると、
エンジンブロックに歪が生じてエンジンOHが必要になってしまうこともあります。
そうなると高額修理が必要となりますのでご注意ください。

オーバーヒート自体は正しく対処すればそれほど恐れるトラブルではありませんが、
最近の国産車に乗り慣れた方だとそんな経験をすることはほぼなく、
自分のクルマに起きたら恐怖を感じるものだと思います。
どんなトラブルにも言えることですが、
焦らず冷静に対処することが重要だと思います。

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是非訪れてみてください。

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