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半導体不足のときに製造されたクルマは高級車でも大衆車並みの装備?

半導体不足 納車遅れ 装備削減ニュース・情報
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半導体不足が激しかったときに製造されたクルマは全体に仕様が異なってましたが、
一部のクルマはとても高級車とは呼べないくらいまで装備が簡略化されてました。
今回はあらためてどんな装備が削られていたのか振り返ってみたいと思います。

該当する年式の中古車購入を検討されている方は十分注意したほうが良さそうです。

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装備が簡略化された?

半導体不足が叫ばれた頃から徐々に各メーカーの仕様変更が激しくなりましたが、
中にはやりすぎじゃないかと思えるくらい装備が削られたクルマもありました。

一般に以下のような装備が無くなっていることが多かったようです。

サンルーフはオプション装備になることが多いですが、
この時期だけオプションとして選べなくなったメーカーが多かったですね。
装備されてなくても走ることに直接的な影響がないので真っ先に削られたように思います。
サンルーフが欲しかった人にとっては困った事態でしたが、
「サンルーフがなくても納車されるだけマシ」なんて言われてましたね。

これもかなりの車種で装備落ちしてました。
サンルーフよりも希望者の多い装備でしたが、
多くのメーカーでオプションリストから落とされてましたね。

もともとこれがオプションだったクルマはまだいいんですが、
本来は標準装備のクルマからも落とされてましたね。
当時は価格が下がったわけではなかったので、
実質値上げと考える方が多かったようです。

大衆車だったらもともと装備されてなくても不思議ではないものですが、
最近はちょっとした中級車以上だと標準装備になってることが多いです。

電動リアゲートと同じく、これも求める方が多い装備だったので、
オプションでも選べないことに愕然としてしまう人が続出しましたね。

若干ながら半導体不足が解消されるといくつかの装備が復活しますが、
電動パワーシートは復活組の一番手だったかも知れません。

最近のクルマはメーター関係がデジタルのディスプレイ表示になってますが、
車種によってはこれがアナログメーターに逆戻りしたり、
オプションで選べなくなってしまってましたね。

また、仮に選べたとしても「納期未定」の覚悟が常でした。
生産台数が減少していたので注文して待つしかなかったんですよね。

最高級クラスのクルマでもオーディオ関係やアンビエントライトが簡略化されてました。
天下のベンツSクラスでもこれらが削除されたり簡略化されていたくらいなので、
それより下位クラスのクルマがどうだったのか書くまでもないですよね。

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製造仕様がしっかり説明されていない

これから中古車でクルマを買う人は装備の有無に気をつけたほうがいいかも知れません。
というのも同じクルマでも装備されてるクルマと装備されてないクルマが混在してるからです。

基本的には製造時期で注意するしかないわけですが、
同じような製造時期のクルマでも装備に差がある車種もあるようです。

メルセデスベンツみたいに製造仕様が把握しやすいクルマはまだいいですが、
しっかり製造管理のされてないメーカーのクルマだと実車確認するしかありません。
先入観で「装備されてるはず」と思い込むと思わぬ落とし穴にハマってしまいますね。

ベンツの場合はMP番号というのを確認すると詳細な製品仕様がわかります。
注文後にMP番号が変わった場合は要注意でした。

装備を簡略化したのに値上げ?

半導体不足の時期に販売価格を改定したメーカーはほとんどなかったように思います。
正確にいうと値上げしたメーカーはありました。
「装備を削ったので値下げしました」というメーカーがなかったように思うのです。

ということは値上げしてるのに装備も削られ、まさに踏んだり蹴ったり状態ですね。
そういう製造年の中古車って言い方が悪いですが、地雷ですよね?

ホント、そういう時期の中古車を買う場合はしっかり調べましょう。
もしかしたら同じクルマなのに一年古いクルマのほうが安くて装備内容も良いかも知れません。

オプションが選べないことで結果的に安く買えることはありました。
でもクルマ自体の価格はその他コストの上昇から据え置き~値上げが普通でしたね。
日本の場合は円安もあって異常に高く感じたというのもありました。

新車購入者が損をした?

新車はオーダーしてから納車されるまでに時間がかかります。
最悪のタイミングでオーダーした方だと注文後の仕様変更で装備が削られ、
希望した仕様のクルマを入手できませんでした。

もちろんキャンセルは可能だったと思いますが、
現実的にキャンセルなんて簡単にできるものではありませんし、
そういう問題ではないですよね?

結局のところ消費者が不利益を被ってしまいました。
ただ、それは悪意を持ってメーカーが生産コストを下げたわけではありませんし、
半導体不足という自動車メーカー自身では抗しきれなかったことが理由なので、
消費者が怒りの矛先をどこにも向けられなかったですね。

クルマの装備を削ってでも納期遅れを防ごうとしたメーカーもありますし、
納期がかかっても本来の仕様を守ろうとしたメーカーもあります。
受注停止などの問題はありましたが、製品仕様は維持されたものです。
後者の中古車は装備に関する心配は無用ですが、
その代わり受注停止などが起きていたので市場に台数が少ないですね。
代表的な例はレクサスでしょうか。

装備の貧弱な中古車がたくさん登場する?

この頃に装備の貧弱な新車を購入した方がそろそろ買い替え時期を迎えます。
嫌々?乗っていたので何の躊躇もなく買い替えをするんじゃないでしょうか?
となるとそういう年式のクルマが中古車として店頭に並び始めます。

実際、私の身近でも装備の削られたベンツを購入して乗っていた方が買い替えを決めました。
装備が簡略化されてるものの、クルマとしては新車のように綺麗な状態です。
間違いなくこのクルマは極上の中古車としてベンツディーラーで販売されるでしょうね。

あとがき

半導体不足とコロナ渦はクルマの新車販売に大きな影を落としましたが、
あれから数年経って当時の新車が極上で真新しい中古車として市場に登場しそうです。
勘違いして欲しくないのはそういう中古車が危険でダメなクルマというわけではありません。
ただ事実としてその当時のクルマは装備が削られていたことと、
それにも関わらず決して安く売られたわけではないということです。

これから2~3年落ちの中古車を検討される方はその点を頭に入れておいたほうがいいです。


「こんな新しくて高い中古車なのに電動シートじゃないの?」


こういう中古車が販売店に溢れることになりそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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