大人気ミニバンであるアルファードの中古車相場が崩壊しつつあると噂されてますが、
実際の販売現場での下取りや買取相場はどうなってるんでしょうか?
すでに購入されている方はもちろん、購入を考えている方にも気になる話しですね。
価格相場崩壊は本当だった

どんなクルマでも人気車は販売台数が多く、一定の台数を超えると価格相場は下落します。
この一定の台数というのが曲者で、人気が高ければどんなに市場に溢れていても問題ないですが、
需要と供給のバランスが崩れると一気に価格相場は崩壊します。
アルファードやヴェルファイアのような人気車は作れば作っただけ売れる状態だったので、
過去モデルも含めると流通している台数自体はものすごく多いです。
市場に流通している台数が多ければ必然的に中古車価格は下落します。
最近の相場はピーク時より約10%くらい下落しており、
しかも今後も下がり続けるものと予測されています。
価格相場下落の原因
市場に台数が多い
もともと人気車だったので過去に販売された台数が多いです。
しかも歴代モデルすべてが人気車だったという事実は大きいです。
しかもアルファードは企業などの法人が社用車として利用した台数も多かったため、
人気のSUVや高級セダンなどより流通台数が多いですね。
2025年1月に追加グレードが登場
2025年1月に一部改良が加えられて洗練度が上がったことと、
プラグインハイブリッドモデルや比較的安価なXグレードが追加されたため、
一気に買い替えが発生しました。
これが中古車市場に台数が増える原因となり、下取りや買取相場が動いてしまいました。
新型への買い替えが進んだ
そもそも人気車だったアルファードやヴェルファイアには旧型モデルオーナーが多いです。
そうなるとローンの支払いなどが終了すると新型へ買い替える動きを見せます。
アルファードの場合は2018年頃から残価設定ローンを組んで購入した方が多いため、
最近はその残価ローンの終了を迎える方が多く、旧型モデルを手放すケースが増えています。
その結果、長く高値を誇った旧型30系モデルなどもさすがに価格が下落してしまいます。
来年2026年は今以上に残価ローン終了を迎えるクルマが多いようで、
現行モデルの供給体制の安定化もあって買い替え需要が進む可能性が高いです。
そうなると中古車市場に流れる台数はさらに増えることになりますね。
供給不足が解消された
過去数年間に渡ってメーカーは新車の生産台数に制約を受けることがありましたが、
最近はコロナ渦の影響なども解消されて生産体制が改善されています。
つまり品不足が解消されたわけで、この動きはクルマの価格にも影響しますね。
中古車購入には追い風

現行モデルにしろ過去モデルにしろ中古車価格の下落は悪い話しばかりではありません。
これから中古車を買おうとしてる人にとってはありがたい話しでもあります。
中古車の購入に「賢い正しい買い方」なんてものがあるかどうかわかりませんが、
少なくとも価格面に関しては相場の下がった時期に購入できればラッキーです。
ずっと高値安定だったアルファード/ヴェルファイアも正常な値動きに戻りつつあるので、
購入を急いでいないならば、しばらく価格動向を観察するのが良さそうです。
この手の台数の多いクルマは一旦価格が下がると再上昇することは稀なので、
新車より中古車のほうが高いなど、もう変なプレミア価格で買う必要はないでしょうね。
残価ローン中の方は要注意
ランクルとは違うクルマだという現実
現在、新型アルファードを残価ローンで乗られている方には厳しい話しになりますが、
当初想定より査定で厳しい現実を突きつけられる可能性が高まっています。
実は私の身近にも残価ローンで40系ヴェルファイアを購入した方がいますが、
3月に売却処分してローンなども精算されたようです。
理由は二つあって、一つは別のクルマが欲しくなったことと、
もう一つは価格の(大幅)下落を危惧したからです。
かなり高い残価率でローンが組まれていたため、相場の下落が恐怖だったようですね。
この判断は簡単に誰にでもできるものではありませんが、
少なくとも残価ローン終了時に大きなリセール益なんて期待しないほうが良さそうです。
つまり現実的にランドクルーザーみたいにはならないということですね。
まとめ
とても人気ある高級ミニバンのアルファード/ヴェルファイアですが、
大人気車ゆえに生産台数も多く、さすがに希少なスーパーカーみたいな値動きにはなりません。
よく考えてみれば誰にでもわかる当たり前の話しではあるんですが、
ここ数年は異常なほど高プライスが続いていたのでその反動も大きそうです。
これが200万円くらいのクルマならダメージも許容範囲内かも知れませんが、
プレミア値で1,000万円なんて中古車まで出現していたクルマなので危険ですね。
ミニバンはあくまでも実用車なので趣味性の高いクルマみたいな値動きにはなりません。
リセール狙いで手を出すようなクルマではないことは肝に銘じたいものです。
もっとも外車の値下がりに比べたら遥かに安定してますけどね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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