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FIAT 500 寒冷エンジン始動時のアイドリング不調について

エンジンピストンFIAT500関連
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FIAT 500は寒い季節になるとエンジン始動時のアイドリングが乱れやすいです。
とくに極寒日にその症状が現れることが多く、これに悩まされている方は多いです。

これはもうマルチアエアユニット交換のような高額修理をしないとダメなんでしょうか?
今回はこのちょっと厄介な問題を検証しますので、是非最後まで読んでください。

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寒い季節がやって来るとどんなクルマでもエンジンのコールドスタートは乱れやすいです。
ほとんどのクルマはややアイドリングが高くなるくらいで、
走行に支障を生じることなんてないですし、エンジンがストールしてしまうこともないです。
しかし、フィアットの場合はクルマが揺れ動くくらい激しくエンジンが振動したりします。

この現象はツインエアエンジン搭載車に発生するもので、
事情を知らないとエンジンが壊れたかと思ってしまいます。

もちろん、エンジンに何か不調となる原因があるからこういう症状が現れるわけですが、
その原因はフィアット独自の可変動弁機構(マルチエア)の不具合にあると考えられています。

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完全にエンジンが冷え切った状態でコールドスタートさせると以下のような症状が現れます。

アイドリングが安定しない

エンジンストールしそうになる

はじめてこれを経験した人は走り出すのを躊躇してしまうくらい狼狽えてしまいます。
なにしろやや振動してるなんてレベルではない激しい揺れ方でエンジン回転が乱高下します。
クルマによって多少症状に差や違いはありますが、
症状の酷いエンジンだとアクセルを煽ってないとストンと止まってしまいます。

昔のキャブレター車でエンジンがボコボコ音を立ててアイドリングが乱れる感じに似てますね。
最近の燃料噴射装置付きのエンジンしか知らない人だと完全に故障と思ってしまいます。
というか…まぁ、故障?エンジン不調?ではあるんですが…

実はこの症状はフィアットではよくある定番のもので、
診断機でチェックすると多くのケースで2番シリンダーに失火エラーが確認されます。
これも特徴の一つです。
どの整備工場も最初は点火系の不具合などをチェックしますし、
他にも考えられる原因箇所を徹底的に洗いますが、
最終的に正規ディーラーや多くの専門店ではマルチエアユニットの交換をすすめて来ます。

マルチエアユニットは油圧でエンジンバルブを動かしている重要パーツで、
これの油圧不良が原因と診断されることが多いわけです。
実際、マルチエアユニットを交換すると症状が治まるクルマが多いのも事実です。

よって正規ディーラーや専門店が下している診断は誤りではないと思いますが、
問題は後述するその高額の修理代です。

クルマのエンジンの可変動弁機構というのは数多くのシステムが存在しますが、
これを油圧を使って作動させているのはフィアットのマルチエアだけです。
そしてこの機構全体をアッセンブリとして「マルチエアユニット」と称しています。

これはフィアット社が約10年、約1億ドルもの費用を投じて開発したもので、
このシステムがあったからこそ優秀なツインエアエンジンが誕生しましたし、
あの軽量コンパクトなエンジンにまとめることができたわけです。

その特徴を簡単に説明するとツインエアエンジンには吸気側にカムシャフトがなく
これを油圧弁を使って作動させています。
すなわちカムシャフトでは不可能だった1ストロークでバルブを二回開閉させるなど、
吸気バルブを自在に精密制御することで低回転時でも強力なトルクを発生させ、
結果的に高いパワーと優れたエンジンフィール、高い燃費性能も実現しています。

なお、実際のマルチエアは燃費よりエンジンフィールを重視した設定で実装されています。

そんなエンジンの重要パーツであるマルチエアですが、
この症状が出ると多くの整備工場がマルチエアの故障を疑います。
酷い整備工場になるとキチンとチェックもせず「マルチエアの故障だね」なんて診断します。
それくらい不調の原因箇所になってるわけです。
ではこのマルチエアユニット…修理にはどれくらいのお金がかかるんでしょうか?
修理と言うか実際にはユニット交換になりますが、約30~35万円くらいが相場です。

そう、超高額なんです。
簡単に「じゃ、交換してください」なんて言えない金額ですよね。
あのデュアロジック交換より高いです。
(実際はクラッチ交換も含む駆動系全般の修理よりは気持ち安いです。)

現実にそう告げられたオーナーは地獄に落とされたようなショックを受けますが、
もう高額修理するしか選択肢がないんでしょうか?
安心してください!今回は必ずしもそうはならないケースをご紹介します。
では次に進みましょう!

私の身の回りにはたくさんのFIAT 500が存在しています。
それぞれのオーナーに大切にされて毎日元気に走り回っているわけですが、
実はこの始動時のアイドリング不調を起こしているクルマはたくさんいます。
そう、めちゃくちゃたくさんいるんです。

ではそういうオーナーさんたちはどうしてるんでしょうか?

実は大半の方が放置してます!

え?放置??

と思いましたか?
これはウソではありません。

現に私のFIAT 500もこの症状を数年間放置しています。

私は正規ディーラーとも懇意にしてますし、
フィアット専門店やイタリア車専門店もたくさん知っています。
こういった整備工場からは「正確な原因は不明」と診断され、
ほとんどの整備工場から「やはり原因はマルチエアかな…交換しますか?」と言われています。

ここで私にツインエアエンジンの知識がなかったら大金を投じて交換していたかも知れません。
しかし、私は「この症状を放置しているクルマが多い」ことを知っていましたし、
私がもっとも信頼しているフィアット整備士も「放置」でいいんじゃない?と言ってくれました。

実は私のクルマもそうですが、この症状が発生するのはほぼコールドスタート時だけなんです。
少し暖気させてエンジンを暖めると症状はウソみたいに消えて無くなります。
しかもその日はもうその症状が出ることはほぼありません。
朝一番のエンジンスタート時だけに出る症状なんです。
しかも寒い日限定で…

それゆえに慌ててマルチエアユニット交換はしなくても…となり、
ここ数年間、とくに困った事態には至っていません。

ここからは絶対にその対応で大丈夫という話しではありません。
あくまでも「そういうクルマがたくさんいる」という話しです。

上に書いたようにコールドスタート時だけに症状が出る状態なら、
何もせず放置してる人が多く、中には平気で5年間くらい放置してる人もいます。

もし同じような症状で悩まれているのなら、しばらく様子見するのもアリです。
私も最初は「これはマズイ…すぐ修理しないと…」と焦りましたが、
フィアット仲間から「同じ症状だけど、もう〇年放置してるよ」と聞かされて驚いたものです。

実際、私も約二年間放置してますが、今では慣れてしまって気にもならなくなりました。
少々厄介なのはエンジン始動時に暖気必須な点です。
私は基本的にゆっくり走行暖気させてますが、いきなり走行するのは困難です。
ほんの1分程度で大丈夫ですが、停まった状態で軽くアクセルを踏んで暖気させる必要があります。
私は1分ほどエンジンを暖めてから200~300mほどの走行暖気をしてますが、
これでアイドリングの乱れは完全に消えてしまいます。
ホントに冷え切ったときのエンジンスタート時だけなんです。

ちなみに本当にマルチエアが壊れていると暖まってもエンジンは安定しません。
その状態のエンジンは残念ながら高額修理を決断しないといけないでしょうね。

ただ、基本的にマルチエアはそんなに故障が頻発するものではありませんのでご心配なく…

ここで私が強調したいのは以下の点です。

マルチエアユニット交換をすぐすすめる整備工場がある

ということです。

フィアットのマルチエアはそんなに故障が多いパーツではありません。
ただ、正確な原因がわからない始動時不調を誘発ことがあるという表現が適切だと思います。

これを重症と捉えるか、よくあるエンジンコールドスタート時の不調と軽く流すのか、
整備工場によってかなり温度差があります。
前者だとすぐ交換を打診して来ますし、後者だと「様子見しましょう」となります。
そして、後者を選択して問題がないクルマが一定数いるということです。

この症状ですが、高額のマルチエアユニット交換をしなくても直ったクルマもあります。
そういうクルマは以下のような整備をしています。

エアクリーナーを交換

エアクリーナーは見た目だけでは状態がわからないものです。
一見綺麗な物でも著しく通気性が悪化してることもあります。
これを交換しただけで直ったクルマもあります。

点火系を交換

これもエアクリーナーと同様です。
一見綺麗に焼けていて何の問題もないプラグなども交換したら直った事例があります。
ダメ元で問題なさそうな点火系を交換したら直ってしまうクルマもあるんです。

オイルを粘度の高い物に交換

これは私のよく知るフィアット整備士がトライしてみたら改善されたケースです。
私のクルマではまだ試してませんが、次回のオイル交換で実施してみる予定です。
純正指定よりワンランク程度粘度を上げます。
何が効果を発揮したのかよくわからないんですが、確実に改善されたクルマがあります。


自動車整備工場の中には費用をかけて素早く修理完了したいと考えるところも多いです。
そういう整備工場はすぐにマルチエアユニット交換をすすめて来ます。
というよりあらゆる関連パーツを次々交換しようとします。
しかし、中には面倒でも他の修理方法を模索してくれる整備工場もあります。
上に挙げたケースはそれらが成功した事例です。
いずれのケースも普通に目視したら各パーツは交換不要な正常に見えたものでした。
ダメ元で交換したら「なぜか直ってしまった」というわけです。

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今回はFIAT 500(ツインエア)のアイドリング不調について考えてみました。
あくまでもスタート時だけに症状が出るならしばらく放置しても問題ないように思います。
高額修理に踏み切るのはいよいよ症状が悪化してからでもいいんじゃないでしょうか?

ただ、エンジンが暖まってもアイドリングが乱れるようなら放置はダメです。
どこかが完全に壊れていて、動けなくなる可能性もありそうです。
その見極めも含めて信頼できる整備士に一度チェックしてもらうと安心だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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