sskobaの雑記
にほんブログ村噂の心霊トンネル
世の中には心霊トンネルとかお化けトンネルってありますよね？
うちの近くにも一つ超有名なのがあります。
昔から噂はいろいろ聞くんですが…
たくさんいる身の回りの人たちで、実際にそこでお化けを見た人なんて一人もいません。
もちろん、だからウソだとか作り話しだとか言っているのではないです。
でも事実として誰も恐怖体験なんてしてないんです。
これってどうなんですかね？
やっぱり思い過ごしとか考え過ぎとか、人間の勘違いが多いんですかね？
でもですね～
実は一人だけちょっと不思議な体験した男がいるんです。
はい、それは私の従弟です。
これは心霊体験なのか？
それは数十年前のことになります。
当時、私も従兄も大学生でした。
クルマ好きな大学生でしたので、時間さえあればいろんなとこに走りに行くわけです。
ある晩、そんな従弟が友人を乗せて有名な峠まで走りに行ったんですが、
そこで偶然にも有名なお化けトンネルに遭遇してしまいます。
ナビなんてない時代なので、適当に走ってたら突然目の前に現れたようです。
見るからに不気味な怖いトンネルが…
全国屈指の有名お化けトンネルなので最初はビビってたようですが、
そこは若気の至りで調子に乗った大学生です。
よせばいいのにトンネルに入って、噂話しにあるように真ん中でクルマ停めて、
エンジン切って、ホーン鳴らしたんですよ。
従弟はお化けなんてまったく信じていない男だったんで、
ホントに軽い気持ちでそれをやったようです。
そうしたらですね、快調だったクルマが何故かエンジンがかからなくなり、
トンネルの中でどうにも動けなくなっちゃったんです。
最初は勘弁してよ～なんてほざいていたらしいですが、
本当にエンジンかからなくて徐々に焦り出したようです。
助手席の友人は悪ふざけしてるだけと思っていたみたいですが、
そうではなくホントに焦ってたようです。
普通に怖いですよね…真夜中に真っ暗なトンネルの中で動けなくなってる状態を考えると…
セルは回っていたらしいんですが、だんだん元気なくなって来て…
泣きたくなったそのとき、突然ブオォンと大きな音とともにエンジンがかかったそうです。
「かかった！」と思わず大声で叫んでしまったようです。
もうエンジンかかった瞬間にギアを１速に入れてアクセル全開にしたそうです。
まぁ、実際はクルマ一台分くらいの幅しかない狭いトンネル内ですし、
そこまでスピード出せるわけないんですが…
というよりアクセルを踏んでも踏んでも全然スピード出なかったようです。
アクセル全開で最高速度20Kmくらい
隣でビビってた友人がもっとスピード出せとか騒いでいたそうですが、
出したくても出ないスピード…
アクセルを目いっぱい踏み込んでもまったくエンジンが吹けず、
全然スピードが出なかったようです。
スピードが出ないので数時間かけて泣きながら山下りて帰宅してます。
もう半泣きどころか大泣きだったそうです。
心霊現象？ ただのエンジン故障？
翌日、祈りながらエンジンかけたものの、やはり最高速度20Kmは変わらず。
もうハザード点滅状態での走行でディーラーへ駆け込んだそうです。
でもですね～
「おっかしいなぁ、どっこも壊れてないんだけど」って整備士さんが唸ることに…
どう頑張って調べても故障原因がわからなくて、今度は整備士さんが大泣き状態。
当時はまだOBD接続なんてものはない時代で、
電子制御燃料噴射装置は実用化されてましたが、
クルマ全体の制御はずっとシンプルな時代でした。
だから簡単にエラーコードで故障個所を特定…なんてことはできず、
物理的なトラブル箇所を探さないといけない時代でした。
塩で不調なエンジンを修理？
どうやってもエンジン不調の原因が判明しない重い空気の中、
私が「お化けトンネルなんか行くからだよ。塩でもかけてみたら？」って冗談で言うと…
従弟はもう藁にも縋るつもりでディーラーさんの給湯室から塩を持って来て、
軽くフロントエンブレムに振りかけたんですよ。
もちろんなんか祈るような真似しながら…
すると…
ブオォン！！
ってめちゃくちゃ元気にエンジンかかって、アクセル踏み込むとレッドゾーンまで伸びる伸びる！
テスト走行してみるとさっきまでがウソみたいにどんどんスピード上がるじゃないですか～
無事に？修理完了です。
ディーラーさんからの請求書は0円でした。
だって何もしてないですからね。
真面目な話しをすると、トラブルの原因が不明なので、
ディーラーとしてもそのまま出庫させていいのかかなり議論してました。
でも本当に何もわからなかったそうです。
その後、そのクルマは超快調に従兄の足として大学生活をサポートしてくれてます。
あのときだけ現れた異常現象でした。
これって心霊現象なんですかね？
多少盛ってはいますが、話しの内容はしっかり正真正銘の本物です。
一体、なんだったんでしょうね？
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