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低ダストブレーキパッドを装着して後悔や失敗した実例をご紹介

ブレーキダストインポートカー関連
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欧州車が避けて通れない厄介な問題の一つにブレーキダスト問題があります。
これを経験した人は素直に諦めるか低ダストブレーキパッドを選んだりするわけですが、
今回は低ダストブレーキパッドを選んで後悔や失敗した実例をご紹介します。
装着を検討されている方の参考になれば幸いです。

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はじめに

今回は低ダストブレーキパッドを装着して失敗した実例を紹介しますが、
低ダストブレーキパッド自体に何か問題があるということではありません。
こういうリスクもあるのでしっかり検討してから装着しましょうというお話しです。

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正規ディーラーから入庫拒否

入庫拒否…これは多くのメーカーのクルマで遭遇する可能性がありますが、
とくにポルシェなどは危ないです。
非純正パッドを装着する行為はディーラーとお別れに繋がることがあります。

そもそもポルシェに低ダストパッドなんて…と思われる方がいるかも知れませんが、
日本国内を走るポルシェは基本的に過激な高速走行なんてしない(できない)ので、
カーボンブレーキのPCCBでもなければ低ダストパッドを装着している人は多いです。
しかし、正規ディーラーは非純正のパッドとブレーキローターには厳しいです。

私の友人は911に低ダストパッドを装着して正規ディーラーから入庫拒否されました。
ただ、パッドとローターを純正に戻せば問題ないと言われているので、
永久的に入庫拒否されたわけではありません。

友人はそれでもダスト問題から解放されるならメリットのほうが大きいと判断して装着しました。

余談ながらドイツ本国でも低ダストパッドは販売されています。
しかし、それは日本人が理想とする完全無欠な製品とはちょっと傾向が異なり、
文字通り「ややダストが軽減されたパッド」という感じの製品です。

製品はATE製のものが多く、その組成はセラミック系素材となっています。
こういうメーカ―公認の製品なら正規ディーラーでも問題ないようですが、
あきらかな社外製品は有名メーカーの製品でも要注意です。
とくにポルシェは入庫拒否に遭う可能性が高く、細心の注意を払ったほうが良さそうです。
装着を検討されてる方は事前にディーラーに確認することをおすすめします。

ATE社はドイツ最大のブレーキメーカーで、
ほとんどのドイツ自動車メーカーが純正採用しています。
このATE社が開発したのがATEセラミックパッドです。
ノーマルのメタルパッドと比べかなりダストは少なく、
それにも関わらず純正メタルパッドに近い制動性能を実現しています。
ドイツは環境問題から簡単には洗車ができない厳しい国で、

自宅洗車なんてほぼ不可能です。
環境問題という、日本とは違う理由で低ダストパッドが注目されています。

品質不良でブレーキディスク破損

さまざまなメーカーから販売されている低ダストブレーキパッドですが、
有名メーカーの製品もあれば、あまり聞いたことのないメーカーの製品もあります。
今回のケースは有名メーカーの製品で発生しました。
ただ、購入したのはトラブル発生時にはもう存在しないネット通販店からで、
適切な保証対応を受けることができませんでした。

症状としてはパッド面が均一でなかったことでディスクローターが偏摩耗して破損。
交換を余儀なくされています。
このトラブルに遭遇したクルマはベンツE220dです。

このE220dの場合、装着して800kmほど走行したところでローターの偏摩耗が露見、
装着当初から不快な「キー」という異音が発生していたんですが、
これはパッドの性質や組成に関係なくブレーキではよくあることであり、
まさか均一にパッドが当たっていないことが原因だったとは夢にも思わなかったそうです。
取付け作業してくれた店もアタリが出るまで少し様子を見て欲しいという対応でしたが、
まさか偏摩耗してしまうとは思わなかったようです。

なお、原因はおそらく製品不良ですが、これは純正パッドでも発生する可能性はあります。
どんなブレーキパッドでもあると思います。
だから正確には低ダストブレーキパッド特有の不具合というわけではありません。

しかし、正規ディーラーなどで装着する純正パッドは確実に品質不良に対応してもらえますが、
ネット通販などで購入した低ダストパッドの場合は要注意です。
パーツ持込みして取付け作業してくれたお店に非があるわけはなく、
販売ルートが確立されてるメーカーの製品を選ばないと泣き寝入りする可能性があります。

有名な低ダストパッドメーカーなら保証対応も問題ないと思いますが、
怪しげな格安ショップなどから買うとそのあたりが不明です。
多少高くても販売から取付けまで行ってくれるメーカー正規店が安全です。

セーフティ走行会でフェードした

低ダストパッドはサーキット走行はできません。
「効きは純正パッドと同じ」と書かれた製品が多いですが、
これはほとんど「不当景品類及び不当表示防止法」に触れるギリギリな表現だと思います。
しかも中には「サーキットで効きを検証した」みたいな宣伝文句を並べている製品もあります。

こういう製品を装着してサーキットで開催されたセーフティ走行会に参加し、
思いっきりフェードして怖い思いをした人がいます。

どこのメーカーの低ダストパッドもサーキット走行不可と表記しています。
問題なのはそれを大きく書いてないメーカーがあるところでしょうか。
あくまでも「サーキットでテストした」だけであって、
サーキット走行できるものではありません。
(ここでいうサーキット走行とはスポーツ走行のことを指しています。)

セーフティ走行会では安全走行体験のためかなりハードな加速減速を繰り返す走行もします。
これを何本か繰り返しトライしたことでフェードが発生、
突然ブレーキがスポンジーになり、パイロンコースを飛び出してしまったクルマがいます。
かなり広いスペースを使って開催していたので惰性で停車できましたが、
これが本格的に高速走行するスポーツ走行であったならコースアウトする恐れもありました。

低ダストパッドは激しく繰り返す減速には不向きと思っていたほうがいいです。
(高速道路で突発的に緊急ブレーキを踏むくらいは問題ありません。)

低ダストパッドの多くは耐熱温度が400~500度前後です。
これは普通に走るならまったく問題ないといえます。
市街地走行では上がっても200度くらいだからです。
しかしサーキット走行では700~800度くらいになります。
峠を攻める走り屋さんで300~350度くらいでしょうか。
サーキット走行などをしないなら低ダストパッドでほぼ問題ないです。

余談ですが、サーキット走行用のパッドは逆に低温性能が厳しいです。
多くの製品が性能を発揮できるのは100度~です。
こんなパッドで市街地を走るとブレーキが効かず危険ですね。

ブレーキの剛性感を失った

これも品質に関する問題で、クルマは友人のベンツS550です。
メーカー名は伏せますが、主にベンツで有名な低ダストパッドです。
このトラブルが起きたときは私も助手席に乗っていました。
いきなりブレーキの剛性感が失われ、突然異音も発生しました。
たまたま低速で市街地を走行していたので問題ありませんでしたが、
これが高速道路だったら危険だったかも知れません。

原因はフロント右ブレーキパッドの剥がれと割れです。
見事に真ん中で真っ二つに割れていました。
おそらく剥がれたことでパッドの接触面が安定しなくなり割れたものと思われます。
装着して2万kmほどでしたね。

こういうトラブルは滅多に聞きませんが、稀に発生するようです。
取付けに問題があったのか製品の品質に問題があったのかはわかりませんが、
走行中にいきなりブレーキが剛性感を失うのは恐怖です。
しかもフェードとは違った挙動が起きて一瞬事態が呑み込めないのでかなり恐ろしいです。
私はローターが割れたのかと思いました。

このS550の場合は取付け施工店が新品交換対応してくれましたが、
既に2万km走行していたことからパッドメーカーは交換対応してくれませんでした。
ただ、クルマのオーナーはこのメーカーの低ダストパッドに不信感を抱き、
すぐにメーカー公認のセラミックパッドに交換しています。
確かにダスト量はこちらのほうが多いですが、
最初から信頼ある製品を選べば良かったと後悔したようです。

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まとめ

欧州車のダストに悩まされている人にとって低ダストパッドほどありがたい製品はありません。
ただ、一部の製品は品質に難点を感じたり、ブレーキの効きの悪さを感じます。
しかし、それ以上に要注意なのは他人のコメントが当てにならないところです。

ダストの汚れにしても感じ方は人によって微妙に異なります。
装着しているホイールによっても汚れ方が違って見えてしまいます。
他人の意見を鵜呑みにして装着してしまうと後悔することもありそうです。

ブレーキパッドというのは走行安全に直結するパーツなので、
選び方や買い方を間違えないよう十分に注意すべきでしょうね。

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