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アジアンタイヤを選んだ人のインプレッション第二弾!ナンカンタイヤ編

カーメンテナンス
出典:NANKANG公式
記事内に広告が含まれています。
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少し前にアジアンタイヤ装着車に関する情報をまとめてご紹介しましたが、
現在も続々と情報が寄せられており、第二弾としてまとめることにしました。

今回は装着車が多い台湾製のナンカンタイヤをご紹介します。
アジアンタイヤを検討されている方や、興味のある方の参考になれば幸いです。

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台湾の雄!ナンカンタイヤ

今回、ご紹介するナンカンタイヤは1959年に創業された台湾の老舗タイヤメーカーで、
アジアンタイヤの中では品質やブランド力が高く評価されている会社です。

日本ではカーマニアを除きあまり知られていないように思いますが、
実はドイツではかなり高く評価されている実力派のタイヤメーカーでもあります。
これから装着される方が増えるタイヤの一つではないでしょうか?

そんなナンカンタイヤを選んだ人たちをご紹介します。

ベンツC180ローレウスエディション

W205ベンツC180に乗っているAさんは2022年12月下旬にパンクから急遽タイヤ交換しています。
それまで履いていたタイヤは高級なブリヂストンレグノGR-XⅡで、
サイドウォール付近に引っかき傷を作ってしまい、やむなく交換となりました。

レグノは下手なベンツ承認タイヤより高かったことから大きな痛手だったそうですが、
厄介だったのが身近なタイヤ店の店頭在庫に装着可能なサイズがなかったことでした。
ときは既に年末で、とりあえず履き替えないと正月にクルマが動かせない恐れがありました。

お店に在庫があったのはミシュランのパイロットスポーツ4sでしたが、
残念ながらこれは一般用のREタイヤでベンツ承認タイヤではありませんでした。
どうせ高価なタイヤに交換するなら承認タイヤを選びたいものです。
そこで他の装着可能なタイヤを探してもらったところ…

NANKANG NS-2

この台湾製タイヤが「在庫あり」でした。
お店があのAUTOWAYさんの提携ショップだったため、
お店には真新しい2022年製の在庫タイヤがあり、サイズも適合でした。
もう仕事納めも迫っているような慌ただしい時期だったので、
Aさんは思い切って初のアジアンタイヤに挑戦します。

Aさんはタイヤ代をケチるような人ではないので、
ダメなタイヤだったら速攻履き替えてやるくらいの気持ちで交換したそうです。
ないしろこのナンカンタイヤ…かなり安かったそうで、
ミシュランの半額以下どころか1/3くらいの価格だったそうです。

あまり期待せず履いてみたそうですが、結果は大満足だったそうです。

良かった点は以下のとおりです。

【良かった点】

スポーツタイヤらしくグリップ性能が良好

ウェット性能もとくに問題なし

乗り心地も良好

レグノと比べると乗り心地は体感できるくらい悪いそうですが、
コーナーリング時の安定感はなかなか優秀に感じられたそうです。
もちろんタイヤとしての総合性能では高価なレグノとは比べられないものの、
価格を考えたら十分な性能に思えたそうで、
「これが現在のアジアンタイヤか!」と率直に思ったそうです。

ただ気になる点もあったようで、とくにロードノイズは酷く感じたそうです。

【気になった点】

ややロードノイズが目立つ

気温30度を超える日中だと若干フニャっとする

暑い日は少しだけ初期応答性が鈍化する

最近暑い日が増えて少し印象が変わったところがあり、
全体的に暑い日はタイヤがヨレるように感じるそうです。
このAさんは若い頃に全日本ダートトライアル選手権に参戦されていた方で、
一般ドライバーよりコーナーリング時の切り込みが激しいというか、
ややノーズを強引にインに寄せるような回り方をします。
これはAさんの運転のクセだそうで、サイドウォールの柔らかいタイヤは少し苦手だそうです。

このナンカンタイヤは寒い時期と暑い時期で少し印象が異なるようで、
他の方のレビューを見てもスポーツ走行される方がほぼ同じような印象を語ってます。
決して暑い時期がダメなタイヤというわけではないそうですが、
スポーツ系のタイヤにしてはやや初期応答性を悪く感じてしまう人もいるようです。

また、AさんはこのベンツC180のほかにサーキット走行用に911GT3 RSもお持ちで、
こちらはスリックやSタイヤばかり履かせてますが、
さすがにこのナンカンタイヤを履かせる気にはならないと言っています。

NANKANG NS-2は価格を考えたら優れたスポーツタイヤだと思いますが、
モノには限度というのはありそうです。

ランサーエボリューションⅥ

このランエボのオーナーさんはまったくご存知ない方で、
記事を読んでインプレッションを寄稿してくれた方です。

ナンカンタイヤは3セット目という猛者で、
現在のタイヤは約一年前に装着したそうです。
履いてからの走行距離は約8,000kmで、その前に履いていた同じNS-2も約一年間、
距離にして約11,000kmを走行しており、主に耐久性について印象を語ってくれました。

以下は寄稿文(ほぼ原文)を掲載いたします。
(掲載の許可はいただいております。)

私がナンカンと出会ったのはポテンザがパンクしてしまいちょうどお金があまりなかったときでした。
4輪変えて4万円でおつりが来るくらい安かったので思い切って買ってみました。

(以前のタイヤ)
ブリヂストンポテンザS001

(現在のタイヤ)
ナンカンNS-2

(良点)
・安いがドライ性能高い
・ウェット性能は十分なレベル
・ロードノイズが低い
・乗り心地良好

(悪点)
・サーキット走行の限界グリップはポテンザより低い
・1万キロくらい走行すると性能低下を感じる
・ハンドル切り始めの応答がポテンザより悪い
・距離を走ると片べりする

比べてるタイヤがS001なので辛口評価に聞こえますが、
価格を考えたら優秀なタイヤだと思います。
難点はオートウェイくらいしか売ってないので、
普通のカーショップやタイヤ店では買えないところです。
耐久性は悪くないと思いますが、五千キロくらい走るとショルダーが摩耗して来ます。
XLタイヤなのでその関係かも知れませんが、
目で見てわかるくらい真ん中部分より減って来ます。
(注釈:真ん中よりサイドが減るという意味だと思います。)

(評価点)
乗り心地・・・3.5点
走行安定性・・4点
タイヤ価格・・5点
タイヤ寿命・・3.5点

詳細に寄稿いただきましたのでほぼ原文のまま掲載しました。

少し補足しますと、このランエボはカークラブ主催のサーキット走行に使用されており、
タイヤは純正サイズ(225/45R17)を履いているそうです。
耐久性に関してはサーキット走行も含めているため通常使用より短いように思います。
普通に使用される方はあまり心配しなくても大丈夫なんじゃないでしょうか?

ただ、他の方からも少し距離を走るとサイドショルダーが傷むという声を聞いており、
もしかしたら製品特性の可能性もあります。

また、このタイヤはロードノイズが静かという方とうるさいという方の両方が存在します。
私自身が履いた経験がないので正確なことは言えないのですが、
比較的静かなクルマにお乗りの方がうるさいと言われており、
今回のランエボのようなスポーツモデルの方は気にしてないように思います。

ポテンザS001は私もよく知っているタイヤですが、
このタイヤはある線を越えて摩耗すると急にうるさく感じられます。
こういうタイヤと比べると静かなタイヤに感じられるのかも知れません。

マツダNDロードスター

これは私の後輩のクルマで、頻繁に運転もさせてもらっているクルマです。
マツダのロードスターはスポーツカーではありますが、
ハイパワーな高性能車とはちょっと趣向が異なるクルマなので、
タイヤの印象評価もロードスター独自のものになりそうです。

ナンカンに履き替える前のタイヤはエコ系タイヤのグッドイヤーイーグルLS EXEで、
エコタイヤにしてはサイドウォールがしっかりしたやや硬いタイヤでした。

このイーグルLSがなかなか好印象だったので、同じタイヤに交換しようと思っていたそうですが、
お仲間のロードスターが履いていたナンカンタイヤを試してみたくなり、
アジアンタイヤデビューとして評判の良いNS-2を選んだようです。

【良かった点】

安くて財布にやさしい

ロードノイズが少ない

必要十分なグリップ性能がある

見た目から想像するより乗り心地がいい

履いた印象はイーグルLSより著しく劣るところなどは見当たらず、
価格を考えたら十分満足できているようです。

とくにグリップ性能が思っていたよりも高く、
ロードスターくらいのクルマならまったく問題なく安心して走れるようです。

また、オープンカーゆえに心配したロードノイズも許容範囲内で、
不快な振動も感じないそうです。
(アジアンタイヤは真円度が低く、振動の起きるタイヤがあると聞いていたそうです。)

【気になった点】

初期応答がやや鈍感

耐久性がわからない

他の方も言ってますが、やはりハンドル切り始めの応答が鈍く感じられるようで、
その影響なのか高速走行時の直進安定性がイーグルLSより悪く感じられるそうです。
正確にいうと真っ直ぐ走るのにイーグルLSより小刻みな操作を要するようで、
決して真っ直ぐ走らないタイヤという意味ではないそうです。

また、やはりショルダーの傷みが目立つようで、
どれほど性能を維持したまま走れるのか読めない雰囲気があるそうです。

私もこのロードスターはたびたび運転してますが、
確かに以前よりロードノイズが大きくなってるような気がします。
意外と早く初期性能を失うタイヤなのでは?という懸念は感じてますね。

また、私は同じロードスターでハンコックタイヤを履いたクルマにも乗ったことがあります。
タイヤは人気のベンタスV12で、こちらのほうが転がり抵抗が少ない印象でした。
使用開始時期が異なりタイヤの状態も違うので単純比較はできませんが、
全体的にハンコックのほうがクルマの動きが軽い印象でしたね。

さすがにロードスターはクルマ好きなオーナーさんが多く、
みなさんがそれぞれの愛用タイヤの印象を語ってくれてますので、
参考にできる情報が多いように思います。
こういうクルマはタイヤ選びがしやすいかも知れませんね。

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ナンカンタイヤの印象

私自身が履いた経験がないので適当なことは書けませんが、
多くの愛用者の方のインプレッションを拝見したところ、
全体の印象としては以下のように感じます。

・価格を考えたらとても高性能なスポーツタイヤ

・コンフォートな乗り味のタイヤではない

・製品個体差は感じない(品質が安定している)

・販売店・取扱店が少ない

・おそらくロードノイズはやや大きいタイヤ

・軽いクルマでも重いクルマでも大きく印象は変わらない

・サイドショルダーが傷みやすい可能性あり

・XL製品と非XL製品で少し印象が異なる可能性あり

・安いので短距離で履き替えてもサイフにやさしい

・見た目がカッコいい

・軽いクルマのほうが評価の高いインプレッションが多い印象

タイヤの印象は履いているクルマや、乗り方でも違いが出やすいですが、
それを考慮しても全体的な印象はかなり良さそうな気がしました。

実際、リピートしてる人も多いタイヤなので、
品質や性能が安定してるんだと思います。

また、何人かの方から入手性の悪さを指摘する声がありましたが、
実際はタイヤ通販大手のAUTOWAYさんが扱っているので、
即日は無理かも知れませんが、ほとんどのサイズが即納可能だとは思います。

ただ、今回は大きく取り上げませんでしたが、
スバルWRXに履いた経験のある方からかなり辛辣なコメントも寄せられました。
この方が一番感じたダメなところは振動の大きさだったそうで、
交換作業のミスかと思い販売店もバランス取りを徹底したり、
最終的に販売店がタイヤ2本を交換してくれたりもしたそうですが、
改善されず、最終的に差額払いでアドバンに履き替えたそうです。
これはデタラメな捏造情報ではなく、関東のタイヤ店で起きた出来事と確認しましたが、
個別の特殊なケースと判断して取り上げませんでした。

実はタイヤのクレームというのは一定数存在するものであり、
これは有名なプレミアムブランドタイヤでも起きています。
つまりどんなメーカーのタイヤでもクレームが発生する可能性はあるということですね。

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あとがき

今回は台湾製ナンカンタイヤについてまとめてみました。
総じて好印象な方が多いタイヤとは思いましたが、
スポーツタイヤ特有のメリットとデメリットを感じやすいタイヤという気もしました。

これはポテンザのような高級タイヤでも本当は感じられてるかも知れないです。
つまり本当は違和感を感じてるんだけど、

「あのブリヂストンの高いタイヤなんだから悪いはずがない」

ということで心の中で収めていたり、

「私が未熟だからタイヤの良さがわかってないんだ…」

という感じに自己消化させてるケースもありそうです。

多くのアジアンタイヤはそういうのを遠慮なく口にされてるような雰囲気もあって、
これはナンカンに限らず、その他のアジアンタイヤも同じかも知れません。

タイヤもブラインドテストなんかしたら面白い評価が聞けるかも知れませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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