ベンツやBMWを始め、高級車オーナーの中にはプロ洗車サービスを利用している人もいますが、
しっかり時間を作って自分で洗車している人もたくさんいます。
そんな方々には好んで使っているこだわりのカーケア製品があるようですが、
いったいどんな製品を愛用しているんでしょうか?
今回はとくに愛用者の多かった製品三点をご紹介したいと思います。
はじめに
この手の紹介記事はどうしても業界関係者によるプロモーション記事が多く、
本当の愛用者の声が反映されていないことが多いです。
私もライターとして原稿料をいただきクルマに関するWeb記事を執筆してますし、
メーカーや販売会社から商品提供を受けて紹介記事を書くこともあります。
しかし、今回はメーカーや販売会社からの依頼で書くものではなく、
ライバル製品や同じ会社の旧製品と比較して優劣を示すような販促記事でもありません。
あくまでも購入して使用した一般消費者の商品評価を元にした一つの意見記事ですので、
気楽にお読みいただけたら幸いです。
では本題にいってみましょう!
カーコーティングは必要?
最近はカーコーティングが普及し、お金をかけて施工している方が増えています。
昨年秋にホンダフィットを購入した友人もすぐにキーパーさんでコーティング施工をしていました。
私の経験でも塗装状態がいいうちに施工しておくと後々まで艶を維持しやすいように思います。
決してコーティング会社さんの宣伝ではありませんが、
施工したクルマと、施工してないクルマを数年後に比較すると、
やはりボディ表面には差が出ているようには感じます。
但し、ガラス系のコーティングには弱点もあります。
あまり施工会社はそれを説明していない気もしますので、
決して万能ではないことは理解したほうが良さそうです。
コーティング車だからこそケアをする
高価なコーティングを施工している人は基本的にクルマを綺麗な状態に保ちたい方なので、
ワックスや簡易コーティング剤にも強いこだわりを持っています。
多くの方がいろんな製品を使い込んでは結果を確認しており、
好みの製品や効果の高い製品を自分なりに分析しているようです。
また、多くのカーコーティングは水洗いだけで大丈夫と謳ってますが、
実際に水洗いだけで済ませている人は少数です。
クルマに付着する油汚れなどは水洗いだけで落とせるほど甘くはなく、
ほとんどの方がシャンプー洗車をしてると思います。
そして、プロコーティングに重ねるように簡易コーティングも施工しています。
では、そんな人たちに人気の高い製品とはどんな商品なんでしょうか?
【撥水製品と親水製品の特性】
クルマのボディカラーやボディ形状、
屋内駐車か屋外駐車かで商品選びも変わりそうです。
一般的に屋内駐車には撥水系のほうが向いており、
屋外駐車には親水系が向いていると言われて来ました。
これは雨天後に太陽光を浴びる屋外駐車の場合、
撥水コーティングだとイオンデポジットを作りやすいと考えられて来たからです。
しかし、水滴によるレンズ効果で塗装を焼くというのはほぼ科学的に否定されており、
現在では古い考え方に過ぎないとも言われています。
現在では多くの実験で撥水コーティングのほうが雨汚れをよく落としており、
親水は水を綺麗に流すものの、必ずしも有利とは言われなくなって来ています。
(ゆっくり水だけが流れてしまい、肝心な汚れを残してしまうようです。)
そうなると屋外駐車には親水が向くとも言えなくなってしまいます。
これはボディ形状も大きく影響を与えるようです。
選ぶ人が多かった製品
クルマの雨汚れを防いでくれる製品はいくつかありますが、
主流なのはワックスや簡易コーティング剤の塗布だと思います。
本当にこだわりのある方は天然素材のワックスを丁寧に塗っているでしょうが、
残念ながら忙しい現代人には簡易コーティング剤のほうが性に合うようです。
施工も簡単で効果も高い製品が多いからでしょうか。
中には複数の製品を場所によって使い分けているような猛者もいますが、
基本的に施工が簡単な製品に人気があるようです。
では一体どんな商品が人気なんでしょうか?
「KURE ルックス レインコート」
ルックスシリーズの高級製品であることから高級車に愛用者が多い印象ですが、
店頭での実売価格は常識的なもので、普通に日常使用できる価格の製品だと思います。
私も常に常備している製品の一つで愛用歴も長いですが、
とくに黒や紺といった濃色系のボディカラーとのマッチングが良好だと感じています。
艶が深くてムラになりにくいんです。
愛用者の多くもムラの出にくいところを評価しており、
もし施工ムラで悩まれているなら一度お試しされることをおすすめします。
ただ難点もあって、SOFT99レインドロップと比較すると耐久性は一段劣る印象です。
レインドロップはシャンプー洗車してもなかなか落ちませんが、
レインコートはシャンプー洗車などをするとあっけなく落ちてしまいます。
カタログスペックでは本製品のほうが耐久性に優れているはずですが、
実使用感では正直なところレインドロップに負けている印象です。
ただ、一本で施工できる台数はレインコートのほうが多く、
私の経験でも一本買えば一年くらいは再購入なしでいけます。
ここがレインコート最大の長所だと思います。
気兼ねなくシュッシュと吹き付けても苦にならないんです。
すぐに無くなってしまうレインドロップはそんな使い方はできません。
十分な性能があって、施工も簡単、耐久性も悪くなく、
ある意味で経済的となれば多くの方に選ばれるのも当然ですね。
「WAKO’S バリアスコート」
バリアスコートは使ってみると総合性能がとても高いことがわかります。
それゆえどんな色のどんなタイプのクルマでも破綻なく輝きを得られやすく、
やや高価な製品ながら信頼性の高さが安心感を与えてくれます。
基本的にはコーティングクリーナー製品に分類されると思いますが、
おそらく買って後悔する人はいないんじゃないかと思います。
そんなバランスの良さから選ぶ人が多く、多少高くてもこれ以外使わないという人もいます。
ちなみに本製品を推した人の多くが高級なスパシャン製品などと比べて選んだ人が多いようで、
これも本製品の特徴の一つだと思います。
(価格が違うため、レインコートなどとスパシャン製品を比較する人はいないと思います。)
価格はレインコートやレインドロップの2~3倍くらいしますが、
そこそこ耐久性が高く、実質的には経済的と評する人が多かったです。
但し、耐久性重視のコーティング剤ほどは効果が続きません。
レインドロップにも負けてると思います。
正直、個人的には耐久性云々の評価は怪しいという印象です。
バリアスコートは耐久性を売りにしてますが、
過信しないほうがいいと思います。
ちなみにこのバリアスコートが圧倒的に優れているのは艶の濃さと美しさです。
耐久性なんかではないと思います。
これはレインコートやレインドロップでは太刀打ちできないレベルです。
めちゃくちゃクルマの色が深くなって綺麗になりますね。
例えば黒いクルマだと本当に真っ黒になります。
この深い黒さはなかなか他の簡易コーティング剤では出せないと思います。
「SOFT99 レインドロップ」
これは圧倒的に愛用者の多い製品でした。
その理由は比較的安価な製品であること、施工が極めて簡単なこと、
そして使える場所が幅広いという理由からでした。
単純にボディにもガラスにも使えるので随分と施工が楽です。
これ一本持って洗車にいけば用が足りるところが最大の理由だと思います。
そして驚異の撥水性能と耐久性の高さではないでしょうか?
私も長年レインコートを愛用してましたが、
たまたま友人に借りて本製品を使ったところその簡単さに驚愕し、
それ以来こちらをメインに使うようになりました。
性能に大きな差があるわけではないんです。
使ってみるとわかりますが、お手軽さが一段階上なんです。
もし本製品を知らない人がいるなら一度使ってみて欲しいです。
液剤をガス噴射するので簡単に広い範囲に散布できてとにかく施工が楽なんです。
難点はカタログスペックほどの台数に施工できないところで、
調子に乗って使っていると数回使っただけで一本がカラになってしまいます。
このあたりは使っても使っても減らない感じがするレインコートが優勢で、
この内容量が少ない感じはレインドロップ最大の弱点な気がします。
まとめ
私もそれなりにコストをかけてクルマを綺麗にしているほうですが、
あまりに高価な製品を日常的には使ってないです。
比較にならないくらい性能差があるなら話しは別ですが、
経験上、まずそんなに大きな差があるとは思えません。
それに高価な製品はやや施工が面倒な製品が多いようにも思います。
私も含め、どちらかというと施工しやすい製品の人気が高いような気がしました。
ただ、クルマの塗装とか気候の違いによって商品を使い分ける必要はありそうで、
今回はたまたま撥水系の製品ばかりが並んでしまいましたが、
自分のクルマに向いた製品を探し出して、その特性を理解して使う必要はありそうです。
また、今回は使用者が少数だった製品は取り上げてませんが、
シュアラスターの製品群やプロスタッフの製品群なども熱心な愛用者がいました。
また、ブードゥーライド製品だけを使っているような方もいました。
これらも個人的には是非お試しいただきたい製品群だと思っています。
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