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ネットを使ったクルマ購入!オークションやフリマで買うのは危険?

オークション フリーマーケットニュース・情報
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最近はオークションやフリーマーケットでクルマを購入する人も珍しくない時代となりました。
しかし、本当にオークションなどでクルマを買っても大丈夫なんでしょうか?
今回は購入経験者を探して顛末など、実情に迫ってみます。

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業者仲介出品と個人出品がある

オークションやフリーマーケットといっても完全に個人出品で行われるものと、
自動車販売店(会社)が仲介するものがあります。
これは似て非なるものなので本来は切り分けて考えるべきで、
当然ながら業者向けオークションなどもまったくの別物と言えます。

最近は大手自動車販売店などが個人売買のサポートをするサービスを始めており、
これは個人出品というより業者への委託販売に近いように思います。

今回はあくまでも個人出品のオークションなどを取り上げたいと思いますので、
まずそういうルートでクルマを購入した人を探してみました。
最初はそんな人はいないんじゃないかと思ったのですが、
意外にもそういう買い方をした方が身近にいました。

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購入経験者を探してみた

身近にオークションやフリマでクルマを買った経験のある人を探したところ、
ここ二年以内に購入したという人が二人ほどいました。
もちろん完全なる個人出品ベースのオークションやフリーマーケットです。
いずれも販売店相場よりかなり安く買っており、
買ったクルマがどうだったのかとても気になるものでした。

今回はたまたま二台とも外車でしたが、
オークションなどでは外車・国産車問わず、膨大なクルマが売買されており、
本当はそういう人たちの声を集めて結果報告したいのですが、
現実的にそれは難しいので今回はそのお二人の購入結果を検証してみたいと思います。

オークション

2009年式BMW 135iクーペ

このクルマは2019年にバイク整備士をしているA氏がオークションで購入しました。
2009年式の正規ディーラー車で、走行距離67,000Km、修復歴なし、故障・不具合なしのクルマです。
オークション落札価格は135万円の諸費用別で、最終的に約155万円ほどかかったそうです。
出品情報では優良車でしたが、実際はどうだったんでしょうか?

納車してすぐ正規ディーラーへ

A氏はクルマが到着するとすぐ最寄りの正規ディーラーへ点検入庫しています。
出品情報ではノーマルとのことでしたが、その確認と全体のコンディションを知りたかったためです。
結果は…

複数のコーディングを確認(大きな問題はなし)

エンジン、ミッションなど駆動系は問題なし

エアコン問題なし

ラジエーターホースから微細な水漏れを確認(修復要)

サスペンションにやや劣化あり(ショックアブソーバー交換推奨)

電気系統は問題なし

搭載バッテリーは交換推奨(搭載5年経過)

内装・外装に大きな問題なし(評価点4.0)

フロント右フェンダーと右側ドア交換歴あり(出品情報に記載なし)

全体評価は概ね良好でした。
フェンダーとドアの交換歴についてはモノコックへの損傷はなく、
正規ディーラーでも修復歴ありとはしないもので、
とくに問題はないとの評価だったそうです。
事実、出品者は関東圏のBMW正規ディーラーから認定中古車として購入しており、
その際も「修復歴なし」として購入していたそうです。

ただ、正規ディーラーでは年式・走行距離などからすでに自社では取り扱わないクルマであり、
購入価格が適正かどうかの判断は一切してくれませんでした。
そのため、別の欧州車専門店に伺ったところ、
保証などのない個人売買での価格としては適正ではないか?と回答されたそうです。

ちなみに非公式ながら、その販売店なら約175万円くらいの価格で売り出すそうで、
その場合の買取りや下取り価格は135万円を下回るそうです。
つまり出品者にとっても落札者にとってもウィンウィンな結果と考えられ、
A氏はまずまずのクルマを約40万円ほど安く買えたということにはなるようです。

オークション購入で失敗しなかったケースと考えて良さそうです。

A氏は二年ほど乗ってこのクルマを108万円で売却しています。
所有していた二年間にかかった修理費はとくになかったそうです。
通常の維持費以外に出費がなかったことから、
A氏のオークション購入は成功だったと考えていいのではないでしょうか?

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2012年式FIAT 500 1.2POP

このクルマはフィアット歴10年のB氏が2020年にフリマで購入しています。
出品情報ではデュアロジックミッション異常なし、エアコン不調、
アイドリング不調、メーターパネル劣化あり、内装損傷ありという状態で、
要整備車として購入しています。
2012年式で走行距離125,000km、修復歴なしでしたが、
フロントバンパーの交換歴ありという25万円のクルマでした。

納車後すぐにセルフチェック実施

B氏は整備士ではありませんが、フィアット歴が長く、
軽整備くらいはご自身でやられる方で、納車されるとすぐにチェックしています。
結果は…

デュアロジック異常あり

クラッチ異音あり

エンジン不調

エアコン制御に異常あり

冷却水漏れあり

運転席シート破損あり

リアバンパーに修復歴あり

覚悟はしていたそうですが、状態はかなり悪いクルマでした。

25万円と安価で購入しているため、50万円くらいの整備費用は織り込み済みでしたが、
エンジンの燃料噴射装置と関連パーツに経年からの不具合があり、
一式交換が必要でした。これが想定外で約30万円もかかっています。
また、他にデュアロジックとクラッチ交換で約40万円、冷却水漏れ修理が約3万円、
その他で約10万円…
合計約83万円もの修理代が必要でした。

これなら専門店で整備された中古車を買ったほうが安かった可能性が高く、
個人売買のフリマで買ってしまった失敗パターンと言えます。

但し、フィアット歴のあるB氏だからこそわかった不具合もあり、
例えばクラッチの異音は未経験者だとそんなものかと思ってしまうレベルだったそうです。
だから出品者も異音に気づいてなかった可能性もあり、
一概に悪質出品者だったと断ずるのは難しいようです。

これはオークションやフリーマーケットに潜む一番の問題点かも知れません。

B氏はこのクルマをさらに整備して現在もご家族が乗っています。
高い整備費用が発生してしまいましたが、
愛着ある愛車と出会えたことから、これはこれで良かったのかも知れません。
考え方次第だと思います。

素人が状態を評価している

個人出品のクルマを買う最大の問題点は車両コンディションの評価が曖昧という点です。
中にはプロの販売業者が(査定などして)介在しているクルマもありますが、
多くは素人の個人判断で評価された出品車ばかりです。
「〇〇だと思う」とか「〇〇な感じです」などという出品情報はかなり危ないです。

ほとんどすべての個人出品車に当てはまると思いますが、
出品情報に書かれている評価や寸評は参考程度にしかならず、
仮に不具合などが書かれていたとしても、
それはほんの一部と考えたほうが良さそうです。
一つ不具合があるならほかにも調子の悪いところがありそうということですね。

優良車に当たる確率は?

残念ながら身近で確認できた購入者が二人しかいないので確率は不明です。
ただ、オークションなどに出品されるクルマはその時点で点検整備を受けていないことが多いです。
そのため、悪意を持っているわけではないとしても、
何か不具合を抱えたクルマが売りに出ている可能性は高く、
ギャンブル的な一面は覚悟したほうが良さそうです。

そういう意味では優良車に当たる確率はかなり低いかも知れません。
本職の販売店などと違って、不具合を直してから出品する人も少なそうで、
もっとはっきり言ってしまうと不具合を隠して売る人が多そうです。

購入する場合の注意点

まず、問題のないクルマを安心確実に買いたいなら個人オークションなどは危険な印象です。
クルマの場合、安くて良い物なんて基本的にありません。
高く売れる物をわざわざ安く売る人なんていないので、
買取りや下取りより高く売りたいという理由で個人出品してるんだと思われます。
しかし、それは「現状車を買う」ということに変わりはなく、
コンディション確認を受けて販売される自動車販売店のクルマと対等な商品ではなさそうです。

今回、検証した二例ではB氏の買ったクルマは外れでした。
しかもそのクルマに詳しいはずなのに外れを引いています。
個人売買では買ってしまった後で実態を知るケースが多く、
そこには一般の中古車販売店から買うような保証などもなく、
初期クレームみたいなものも通用しないことが多そうです。

一方、A氏は安く優良なクルマを買えたように思います。
当時、BMW135iクーペはもっと高い価格で売りに出てたクルマもあったようで、
出品情報では極上車と謳っているクルマも何台かあったそうです。
しかし、それらのクルマは改造されていたクルマが多く、
ノーマルを選んだ結果が良い方向に向かったようです。

普通の中古車購入でもノーマルのほうがコンディションが良いことは多く、
オークションやフリーマーケットでも派手なクルマは避けたほうがいいのかも知れません。

まとめ

今回は個人出品のクルマを買った人の結末を検証してみましたが、
正直なところ、たった二例だけでは買っても大丈夫だとか、
買わないほうがいいなんて話しはできません。

ただ、両車ともに出品情報の正確度は微妙な印象で、
決してすべての個人出品者がそうだと言うわけではありませんが、
総じて自動車販売店よりコンディション評価が甘いように思います。

もし本気で個人からクルマを買うのであれば、
必ず下見することと、出品情報に相違があったときの対応についての確認は必須で、
あやふやな状態で取引を進めるのは危険です。

また、購入したら速やかに整備工場で点検する予定だと伝えるほうが良さそうで、
そう伝えた直後に「今日、警告灯が点灯しました」などと告白する出品者もいるようです。
これだけでも不具合を隠して販売されるリスクを回避できるかも知れませんね。

基本的にノークレーム、ノーリターンを掲げる出品者からは買わないほうが良さそうです。
出品者側は意味不明なクレームを避けたいからでしょうが、
出品車両の瑕疵まで対応してくれないのはやはりおかしいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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