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施工性に優れた硬化型ガラスコーティング剤 「シラザン50」を検証

シラザン50カーメンテナンス
出典:日本ライティング公式
記事内に広告が含まれています。
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最近は新車でも中古車でもクルマを買うとガラスコーティングがすすめられますが、
カーディーラーやカーケア専門店のコーティングはけっこうなお値段ですよね。
そこで今回は適価でセルフ施工できるコーティング剤「シラザン50」を試してみました。
とても高評価なコーティング剤ですが、果たして評判通りの製品なんでしょうか?

今回は施工から約4ヵ月後までの経過も観察してますので是非ご確認ください。

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ゼウスクリア「シラザン50」とは

シラザン50
出典:日本ライティング公式


日本ライティング公式サイトはこちら



シラザン50」日本ライティング株式会社が製造販売している硬化型ガラスコーティング剤で、
その主成分は一般に取扱いが難しいとされる無機ポリシラザンとなっています。
多くのガラスコーティング剤がシロキサンを主成分としているのに対し、
シラザン50は本物のガラスコーティング剤である無機ポリシラザンを使いながらも、
施工性に優れたスプレー式の製品として実用化された点が大きな特徴となっています。

また、ガラスコーティング剤と呼ばれる製品には「ガラス系コーティング剤」も含まれますが、
このシラザン50は正真正銘の本物ガラスコーティング剤であり、
よくあるガラス系コーティング剤とは一線を画した製品となっています。

シラザン50


硬化型ガラスコーティングは薄いガラス被膜をクルマのボディ表面に定着させるもので、
製品によって多少の違いはありますが、一般的には液剤を混ぜて施工用のガラス溶液を作り、
これを塗布することでクルマのボディ表面にガラス被膜を構築します。

文字にすると簡単ですが、実際は液剤が短時間で硬化してしまうことから、
施工は素早く確実に行う必要があり、ここで失敗するとムラができたり、
染みや滲みに見えるような塗装の違和感が発生したりします。
こういった難しさがあるためプロに施工依頼するのが一般的となっています。

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無視できない施工性

シラザン50
出典:日本ライティング公式

多くの方が本格的なカーコーティングはお金を払ってプロに依頼しますが、
それは施工にあたって専門的な知識や特殊技術が必要だったり、
市販されていない専用の液剤などを必要とするからです。
その施工費用は安くても15,000円くらいはしますし、
高級なコーティングだと軽く10万円を超えるものもあります。

しかし最近はプロ業者が使うような本格的なコーティング剤が市販されており、
一般人が本格的なガラスコーティングをセルフ施工することも可能となりました。
そこで重視しなければならないのがなんといっても施工性です。

本製品は本格的なコーティング剤ですが、果たして簡単に施工できるんでしょうか?
早速使ってみたいと思います。

シラザン50

シラザン50の施工手順

シラザン50の特徴はスプレー式で気軽に施工できるところです。
ほぼ簡易コーティング剤と同じような感覚で施工することができますが、
決して簡易な製品ではないので説明書をしっかり読んで施工する必要があります。
とくに洗車と水分の拭き取りは仕上がりに影響するため入念に行う必要があるようです。

とは言ってもなにか特殊で厄介な作業が必要になるわけではなく、
私が注意したのは水分の拭き取りだけで、それ以外は通常洗車しただけです。

施工手順は説明書付きで安心

シラザン50の施工手順は以下のような流れになっており、
基本的には付属のシャンプーでボディを綺麗にし、適切に混合溶液を作って施工するだけです。

シラザン50
付属の専用シャンプーも同梱されています。

1.付属専用シャンプーを使って洗車

2.丁寧に水分を拭き取る

3.コーティング剤の混合溶液を作る

4.クルマに施工する

シラザン50

製品に同梱されてる説明書に沿って作業すればいいので難しくはなく、
施工面に数回噴射してクロスを使って伸ばしながら塗布するだけです。
(施工を収めたYouTube動画がたくさん投稿されているので視聴すると参考になります。)

ちなみに水分に注意となってますが、洗車直後なので多少は水滴が現れてしまいます。
私も施工中にボディの隙間から現れた水滴が垂れたりしましたが、
素早く拭き取ってしまえば全然問題なかったです。

液剤の容量配分に注意

私は水滴の問題よりも、液剤の容量配分に注意すべきと思いました。
少々気をつけて噴射して使わないと不足する恐れがあります。
これは安価なケミカル製品のような感覚で噴射してしまうと危険という意味で、
常に残量を考えながら施工すべきでしょうね。

そのため実際に作業するときは一気にクルマ全体に施工するのではなく、
まずはボンネット、次に右フェンダーといった感じに施工面を分けて進めたほうが安全です。

 

今回は説明書通りに施工してみた印象について良かった点と気になった点をまとめてみます。

ムラになりにくい

本格的なガラスコーティング剤にしてはムラになりにくいです。
というより、ほぼムラになりません。
吹き付けた瞬間やクロス拭きした瞬間はムラが見えるので最初は焦りましたが、
すぐに揮発してムラが消えます。
これには驚きました。

ここでムラが残る製品が多いので、これはシラザン50の大きな特徴だと思います。
(もしムラが発生してしまっても再施工で解消できます。)

簡易コーティング剤みたいに扱える

硬化型ガラスコーティング剤とは思えないほど取扱いが楽です。
A剤とB剤を混ぜると6時間以内に施工要という制約はありますが、
それを除けば市販されてる簡易コーティング剤と同じように扱えます。
(但し、施工時には手袋やゴーグルなどの着用が必要です。)
これほど扱いの容易な本物ガラスコーティング剤はほとんどないと思います。

イオンデポジットに強い印象

ときどきガラスコーティングをメンテナンスフリーとか、
イオンデポジットができないと思ってる方がいますが、
そんなことはありません。
どんなガラスコーティングでもイオンデポジットはできますし、
むしろイオンデポジットは最大の大敵と言えます。

ただ、このシラザン50はガラスコーティングにしてはこれができにくい印象で、
実感としてこの点は類似の他製品より優れています。
私が過去に施工経験のある製品の中では最高ランクの実力です。

このあたりに関しては施工から4ヶ月間ほど洗車せず経過観察しています。

なぜかクルマが汚れない

私がシラザン50で驚いたのは汚れの付着が少ないところです。
どんなコーティングでも雨風に晒されたクルマには自然な汚れが付着するものですが、
シラザン50はこれが少ないです。

くどいようですが、コーティング施工車の基準で考えても汚れがつきません。
ガラスコーティングは決してメンテナンスフリーなどではありませんし、
このシラザン50もそうです。
しかし、限りなくメンテンスフリーに近く感じられるほどの性能がありそうです。

今回は施工から4ヶ月間ほど洗車せず経過観察しています。
下記ご参照ください。

シラザン50施工のデメリット

施工時に飛び散る

多くの方がスプレー施工を簡単で素晴らしいと褒め称えてますが、
スプレーするとかなり勢いよくコーティング剤が飛散します。
施工面以外に飛び散って慌てて拭き取ったのも一回や二回ではありません。
個人的にはクロスなどに塗布して施工するほうがいいと感じました。
(確かに少々面倒にはなりますが、それくらい飛散が気になりました。)

同社にはスポンジ施工する別製品群も用意されています。
用途に応じて製品選択するといいと思います。

ツヤは最強ではない

今回は黒いクルマに施工しましたが、ツヤは抜群に出ています。
それは間違いないのですが、ツヤ最強を謳う製品と比べると一歩劣るように思います。

究極のツヤ出しが目的なら他製品のほうが満足度は高いかも知れません。
シラザン50はツヤ出しに特化した製品ではないので当然といえば当然です。

(光沢重視の方は「シラザン50ダイヤモンドプラス」などを検討しましょう。)

シラザン50 セット
出典:日本ライティング公式
メンテナンス剤などもセットされたお得な製品も用意されています。


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使ってみた印象と評価

総合評価:おすすめ度の高いコーティング剤

カーコーティング施工のプロでもない私が評価するなどおこがましい話しですが、
硬化型ガラスコーティング剤としての施工性や品質はかなり高いと感じました。
一般人がプロ施工されたカーコーティングに近い状態を比較的簡単に実装できます。

私は本製品を天候の悪い梅雨時に入手し、施工も雨天を避けて蒸し暑い真夏に行いました。
本来はもっと日差しや気温の落ち着いた時期に施工したほうが仕上がりも綺麗だと思いますが、
それでも目立つムラなどはほぼ皆無で、専門業者の施工並みに仕上げられたのは驚きでしたし、
この仕上げやすさはとくに特筆しておきたいです。
正直、これほど簡単だとは思いませんでした。

また、シラザン50は簡易コーティング剤ではないので製品価格は1万円くらいします。
本物のガラスコーティング剤にしてはとてもリーズナブルではありますが、
それでもカーケア製品としては決して安い製品ではありません。

しかし、本格製品にしては施工が容易なのでコストパフォーマンスが良く感じられます。
つまり、どんな高性能な製品でも施工が難しいと「業者に頼めば良かった」となりやすいですが、
このシラザン50は所定の取扱い方法にさえ注意すればそれほど苦労することはなく、
まるで簡易コーティング剤のように施工できるのでそれほど厄介にも面倒にも感じません。
それに施工ミスが起き難いのもポイント高いです。

ただ一点、本製品が売りにしているスプレー式は微妙に感じました。
上にも記載しましたが、やや液剤の飛散が激しくて気になります。
多少、施工性が低下するかも知れませんが、スポンジなどで作業するほうがやりやすそうです。
スプレーは風の強い日だと施工困難かも…

BMW218

今回は白いクルマでもムラを検証しています。
施工したのはフロント回りだけですが、
黒いクルマ以上にムラが目立たず、
施工はさらに容易でした。


ただ、黒いクルマのほうが施工状態を把握しやすいです。

施工から4ヶ月間ノー洗車で経過観察

私は7月中旬に施工し、それから約4ヶ月間かけて経過を観察しました。
この期間は一度も洗車をしておりません。

残念ながら肉眼でないと正確にボディの状態をお伝えするのが難しく、
掲載画像ではよくわからないかも知れませんがご覧ください。

イオンデポジット、ウォータースポット

施工前のボディには多少のイオンデポジットが発生していたため、
スケール除去剤を使ってケアしています。
その後、シャンプー洗車から所定の準備作業に入りました。

下地をキチンと整えられるかどうかで結果が決まるのがコーティング施工だと思います。
(画像は意図的に状態を強調して撮影しています。実際はここまで酷くはありません。)

BMW4シリーズ

施工完了後の状態。
この画像でも極めて滑らかな艶が出ているのがわかるのではないでしょうか?
どこかヌメっとした輝きを放ってます。
この状態から洗車なしで約4
ヶ月ほど経過を観察します。
(施工日:2023/7/15)

撥水性能 シラザン50

施工後初の雨天。
自然降雨なので大小の水滴が確認できますし、
水滴のカタチも歪です。
ただ、恐ろしいほど綺麗に撥水しています。
施工後に付着した埃を被っているため、
普通なら汚れが残留するものですが、
果たしてどうなるでしょうか?

降雨後の状態 シラザン50

降った雨が自然乾燥された状態です。
通常であれば多少は雨汚れが残るものですが、
かなり綺麗に流されています。
まるで洗車直後のような状態です。
もちろん自然に雨水が流れないところは汚れが残ってますが、それもごく僅かです。
正直、この状態には驚いています。
施工前の雨天後は下の画像のような状態でした。

施行前のボディ

「シラザン50」施工前に撮った雨天後の状態です。
全体に雨汚れが残っています。
これでも遠目だとそこそこ綺麗に見えますが、
近くで見ればこのように汚い状態です。

シラザン50 施工一ヶ月後の未洗車

施工してから約1ヶ月経過した状態です。
遠目にはまるで昨日洗車したように綺麗に見えますが、
実際は自然の埃を被っており、少量の雨によって付着した埃が浮かび上がっています。
しかし、ある程度の雨が降れば相変わらず洗車直後のように綺麗な状態に戻ります。
(撮影日:2023/8/20)

シラザン50 施工二ケ月後未洗車

施工後、約2ヶ月経過した状態です。
走行して埃を被っても降雨があれば洗車したように綺麗になります。
画像は雨の水滴がまだ残ってますが、雨によって堆積した汚れが綺麗に落とされています。
2ヶ月間も洗車してないとは思えない状態です。
(撮影日:2023/9/20)

シラザン50 施工三ヶ月後 ボディ表面

施工して約3ヶ月弱経過したボディ表面のアップ画像です。
黒いボディが紺色に見えるくらい画像を明るくして汚れをわかりやすくしています。
この頃はまとまった雨が降らず、一見やや固着したような汚れが見受けられますが、
実際はコーティング上に埃汚れが被っているだけで、
軽く水をかけると綺麗に流れ落ちます。
(撮影日:2023/10/7)

シラザン50 施工三ヶ月経過 未洗車

施工後、約3ヶ月経過した雨天日の写真です。
上の画像の約一週間後です。
相変わらず綺麗に撥水してますが、
さすがに施工直後ほどではないですね。
ただ、それはコーティングの性能が低下したのではなく、洗車していないため蓄積した汚れがボディ表面に付着しているからです。
これくらいになるとゲリラ豪雨くらいの雨が降らないと落ちない汚れも出て来ます。
(撮影日:2023/10/14)

シラザン50 施工三ヶ月後 未洗車

施工から約3ヶ月経過しました。
実は上の画像の翌日にかなりの豪雨があり、雨で自然洗車されて綺麗になっています。
もうこのクルマは3ヶ月間洗車してないですが、
とても信じられないくらいの状態です。
ただ、遠目だとそう見えるだけで、
実はわずかなイオンデポジットは発生しています。
(撮影日:2023/10/18)

シラザン50

施工から約4ヵ月経過した状態です。
嬉しい誤算なんですが、
激しい雨が降ると物凄くクルマが綺麗になります。
このままスケール除去が必要になるまで放置してみようかとも思ってますが、
そろそろ洗車したくなって
来てます
洗う必要がないくらい綺麗なんですが…
(撮影日:2023/11/9)

経過観察した印象

施工から4ヶ月間一度も洗車せず自然の状態で経過観察しました。
結果はかなり綺麗な状態を保っています。

シラザン50は決して洗車不要を謳っている製品ではありませんし、
ノーメンテンスを売りにしてる製品でもありません。
あくまでも私が勝手に洗車せずコーティングの特性や性能を検証したものです。

結果、全体的な印象としてはかなり優秀な製品だと感じます。
それは以下の理由によります。

イオンデポジットができにくい

施工時の仕上がりを維持している

汚れの付着率が低い

私は時間をかけてしっかり洗車するタイプですが、
これほど汚れを落としてくれるコーティングであれば水洗いだけで十分綺麗になりそうです。

また、シラザン50は施工性の良さを売りにしてる商品ではありますが、
やっつけ仕事みたいに一気に施工するとコーティング剤の定着が安定しない可能性はあります。
「簡単に30分くらいで施工できる」という情報も多いですが、
私はパネル毎に状態を確認しながら施工したため約60分くらいかかりました。
ゆっくり作業したというより、確認しながら作業したら60分かかったという感じです。

結局のところこういったカーコーティングは製品の性能云々よりも前に、
施工クォリティの優劣で結果が大きく左右されることも多いため、
焦らず慌てず作業することが一番大切ではないでしょうか。

シラザン50はどんな人におすすめ?

最後にこのシラザン50はどんな人に向いてるでしょうか?
私は以下のように感じました。

向いてる人

・カーケアが苦にならない人

・セルフ洗車が好きな人

・濃い塗装色のクルマにお乗りの人

愛車を自分でケアする方は楽しく施工作業できると思います。
失敗するリスクが限りなく低いのもシラザン50の特徴です。
自分でやって綺麗に仕上がれば喜びもひとしおですよね。

向いていない人

・セルフ洗車を面倒に感じている人

・業者コーティングの施工費用が気にならない人

・硬化型ガラスコーティングを生理的に受け付けない人

やはり簡単施工できると言っても何もかも自分で準備して施工するのは大変です。
普段から機械洗車で済ませている人には向きませんし、
お金を出して業者依頼することに抵抗がない人にも向きません。

簡単に施工できるといっても準備から完了までに数時間はかかるので、
それを楽しいと感じられない方は手を出さないほうが良さそうです。


まとめ

シラザン50

今回は施工性に優れると評判のシラザン50を使ってみました。
私はこれまで複数のコーティング剤を使った経験がありますが、
施工の難しい本格製品には手を出さないほうがいいと思っていました。
それは手間のかかる本格的なコーティングのセルフ施工は危険だと思っていたからです。
しかしシラザン50くらい施工性に優れた製品であればリスクはあまり感じません。

コーティング未経験な方だと失敗を恐れる方もいると思いますが、
完全硬化する前なら簡単にやり直して再施工できますし、
仮に硬化した後でもコーティングが剥がせないわけではありません。

本記事がシラザン50を検討されている方の参考になっていれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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