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低ダストブレーキパッドの検証 メリットとデメリットを正確に把握しましょう

ブレーキカーメンテナンス
記事内に広告が含まれています。
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欧州車の悩みといえばブレーキダストの汚れですね。
クルマを綺麗にしたい人なら何とかしたいと考えるものですが、
安易に低ダストブレーキパッドに交換していいものか迷っている人もいると思います。


そこで今回は低ダストブレーキパッドに交換しても大丈夫な人と、
交換しないほうが良さそうな人を考えてみたいと思います。

ディクセル製品
出典:DIXCEL公式
非常に高性能な低ダストブレーキパッドメーカーといえるディクセル。
このメーカーはメリットとデメリットを正直に書いてくれています。

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本当にメリットだらけなのか?

低ダストブレーキパッドは多くのメーカーが商品化しており、
それを自動車整備工場やカーショップが取り扱って販売しています。
こういった販売メーカーや取扱店はメリットを強調しています。
これは商売なので当然です。
別に粗悪品を騙して売ってるわけではないのでそれが悪いという話しではありません。

ただ低ダストブレーキパッドには明確にメリットとデメリットが存在します。
問題なのはあまりデメリットを正確に紹介していないという点でしょうか。

ブレーキパッド
目的に合ったブレーキパッドを選びましょう。
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よくいわれるメリット

低ダストブレーキパッドのメリットは汚れが少ないということですね。
実際、使ったことがある人ならその効果は身を持って感じていると思います。

ホイールがほとんど汚れない

低ダストブレーキパッドもさまざまなタイプの製品があり、
その汚れ防止効果にも多少の性能差があるものの、
総じて純正パッドと比べて汚れないという宣伝に偽りはないと思います。
中には驚くほどダストの出ない製品もあります。

純正ブレーキパッドより低コスト

多くの製品が低ダストブレーキパッドとローターをセットで販売しており、
クルマ一台分をごっそり交換した場合の費用は純正セットより安いケースがほとんどです。
それに純正パッドに比べて摩耗が少ないこともあって、
交換頻度が下がってランニングコスト面でも有利です。
仮に多少高額な製品だったとしても、このランニングコストで逆転してしまいます。

耐久性に優れた製品が多い

一部の製品を除いて低ダストブレーキパッドは純正パッドより耐久性で優れています。
一般に欧州車のブレーキパッドとローターは5万kmくらいで交換を要しますが、
低ダストパッドとローターの組み合わせなら10万km以上交換不要なケースも珍しくありません。
もちろん乗り方にもよりますが、少なくとも1.5倍程度は耐久性に優れているようです。

ブレーキ鳴きが少ない

もう一つ純正パッドで多く発生する問題にブレーキの「鳴き」があります。
これは純正パッドが使用している素材に起因していることが多く、
ある程度は避けられないと考えられています。

しかし、現実的に止まるたびに「キーキー」音が出るのは耐えられないものです。
もちろん、純正パッドを使っていても当たりが良く鳴きが出ないこともあります。
厄介なのは鳴きが出ないように調整するのが難しいことでしょうか。
その点、低ダストブレーキパッドはこの鳴き問題に対しても有効な製品が多いです。

よくいわれるデメリット

低ダストブレーキパッドも万能ではありません。
もちろんデメリットがあります。

効きが悪い

低ダストブレーキパッドの中には効きが悪くないことをセールスポイントにしてる製品もありますが、
本当にそうなら欧州の高性能車メーカーが純正採用しています。
ブレーキというのはそんなに単純なものではなく、
技術的には「摩擦係数」、「初期制動力」、「耐フェード性」などといった要因のバランスが重要で、
このバランスのどこを重視するのかで性能も変わって来ます。

実際は「効きが良くてダストも少ない」ブレーキなんて存在しません。
ただ難しいのはある線までの性能に限定すれば「効きが良くてダストも少ないような」ブレーキパッドは作れてしまうということです。
世の中に存在する低ダストブレーキパッドのすべてがそれを目指した仕様で作られているといえます。

「低ダストブレーキパッドのほうが踏んだ感覚が掴みやすくて優れている」といわれる方もいますが、
それは時速50km前後から減速するような場合の話しで、
時速100kmから急減速するような状況での使用感ではありません。

日本のクルマはそんな急制動に主眼を置いたブレーキ設計はしてませんが、
欧州車はそれを想定して設計しています。
問題は日本で走るクルマにそんな高速域の制動性能が必要かどうかということだと思います。

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高い制動性能で低ダスト化を狙うと高くなる

ある一定の性能を求めて製品作りをするとどうしてもコストが高くなってしまうことがあります。
ブレーキパッドやローターについても例外ではなく、
低ダスト化を目指しながら制動力を極力犠牲にしない製品を作ると高くなってしまいます。

市販されている低ダストブレーキパッドの中にも純正パッドより高価な製品があります。
多くの方が低ダストブレーキパッドは安くて高性能と思っているようですが、
もちろんそんなことはなく、高性能なパッドはやはり高価です。
純正パッドと同等の性能でダストの少ない安い製品を作るのは物理的に不可能といえます。

ちなみに低ダストブレーキパッドで純正に負けないくらいの制動力を発揮させたい場合は摩擦係数の高い製品を選びましょう。
純正パッドと遜色ないくらいの制動力を発揮してくれます。
但し、こういう製品は耐フェード性能では純正パッドより劣っています。
しかしブレーキが真っ赤に焼けるほど急減速を繰り返すような走りをすることはないと思いますので、
実使用上で問題が起きることはまずないと思います。

低ダストブレーキパッドに交換しても大丈夫な人

そんな優等生パーツといえる低ダストブレーキパッドですが、
どんな人なら気にせず使うことができるのでしょうか?

次のような方は積極的に使ってみてもいいと思います。

純正パーツにこだわりのない人
少し効きが悪くなっても我慢できる人
それほど高速走行しない人
スポーツ走行しない人

低ダストブレーキパッドに交換しないほうがいい人

では交換しないほうがいいのはどんな人でしょうか?

そのクルマ本来の性能を発揮させたい方や、
スポーツ走行をされる方、
非純正パーツに抵抗のある方は避けたほうがいいと思います。

性能のはっきりしない社外パーツを使いたくない人
スポーツ走行をする人
高速走行が多い人
オール純正にこだわりのある人

公道で無謀なスピードを出すのは論外ですが、
趣味でサーキット走行などをされる方は低ダストブレーキパッドなどを装着してはダメです。
全然止まりませんし、あっという間にフェードしてしまいます。

サーキット走行される方で低ダストパッドを使う方はいないと思いますが、
すべての低ダストブレーキパッドはサーキット走行などは想定していません。
また、そんな高速域の制動性能を必要としない方でも、
設計通りのクルマに乗っていたいと考える人も使用しないほうがいいと思います。
気持ちの問題ではありますが、低ダストブレーキパッドはそのクルマ本来の正規品ではないからです。

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まとめ

現在は輸入車の正規ディーラーでも低ダストブレーキパッドを公認社外パーツとして扱っています。
一般的な速度で日本国内を走る限りはまったく問題のない性能を持ってますし、
むしろ低速時の効きやコントロールに優れていたり、
それこそダスト問題を解決できるなどメリットのほうが多いです。

我々は日常的に200km前後の速度で巡行するような走り方をするわけはなく、
国内の高速道路くらいの巡行速度であれば制動力に支障もありません。
個人的にはおすすめしたい社外パーツではあります。

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