PR
スポンサーリンク

古い外車の修理メンテナンス パーツ入手や整備工場の選び方を検証

古い外車 ベンツカーメンテナンス
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

20年くらい経った外車は維持や整備が大変です。
むしろもっと古いクルマのほうが楽だったりします。
まだ実用として乗られている中途半端に古い外車のメンテナンスに関して、

整備工場の選び方や整備の最善策を考えてみましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

パーツ入手が難しくなる

ある程度古いクルマだとパーツを欲しがる人も減るので返って入手しやすくなったりしますが、
20年落ちくらいのクルマだとパーツ生産は終了しているのに、
そのパーツを使うクルマはまだたくさん走っていて、
それなりに需要もあることから入手性が悪かったりします。

もちろんこれはクルマのグレードにもよりますが、
総じて高級外車でも大衆外車でも大きく変わらない気がします。
ほとんどの人はそんな状態になって来ると諦めて買い替えをしてしまいますが、
乗り続ける猛者にとっては重大な問題です。

純正パーツは製造終了してしまう

20年くらい経ったクルマの場合、純正パーツの入手が難しくなって来ます。
たまたま互換性のある後継パーツがあれば、
そのパーツを代用品として用いて補修や修理をすることができますが、
そんなに都合よく互換性が保たれることは少ないです。

専門店などは現行モデル用パーツを加工して流用してくれたりしますが、
正規ディーラーはまずそんな整備はやってくれません。
つまり入庫拒否ではなく、整備困難という理由で入庫が不可能になってしまいます。

社外品パーツも入手性がいいとは限らない

余程マイナーなクルマでもない限り、社外品パーツというものが流通しています。
ただ、社外品パーツというのは実は簡単に入手できなかったりします。
パーツによっては必死に探してやっと見つけられたなんて話しも珍しくありません。
もちろんオルタネーターだとかウォーターポンプといった、
普遍的で汎用性の高いパーツならいくらでも入手できますが、
そういうパーツは適合できる後継の純正パーツがあったりします。

厄介なのはそのクルマだけが使っていた固有のパーツや、
その時代のクルマだけが使っていたパーツなどです。
例えばインジェクション関係の部品なんかがそれに該当すると思います。
そういうパーツはなかなか代用品なんてないですし、
当時のデッドストック部品なんてそう簡単に見つかるものではありません。
使えそうな中古パーツも少ないです。
そして、そんなパーツは社外品もそうそう流通していません。
つまり簡単に「社外品を使ってください」というわけにもいかないのです。

中古パーツやリビルトパーツも難しい

純正新品パーツがなく、社外品パーツも簡単に手に入らないとなると、
中古パーツやリビルトパーツに頼ることになるわけですが、
これも決して簡単ではありません。

車種によっては豊富に流通してるものもありますが、
中には滅多に中古パーツが出ないクルマもあります。
中古パーツ屋さんだってビジネスなので、
需要の少ないパーツはそれほどストックしていませんし、
逆に需要の多いパーツはすぐ売れてしまうので在庫してるケースも少ないです。

スポンサーリンク

緊急修理の対応は簡単ではない

最近は現行モデルのパーツであっても届くまでに時間のかかるものがあります。
部品なんて注文すれば簡単に手に入ると思われがちですが、
残念ながらそんなに簡単な話しではありません。
困ったことに手に入るまで何ヵ月も待たされることも珍しくありません。

それが特別な高級車やスポーツカーならまだしも、
台数の多い実用車でもそんな感じです。
まして20年前後も前のクルマとなればなおさらです。
外車に限った話しではありませんが、
古いクルマは常日頃からパーツを自分でストックするくらいでないと常用は難しいです。
つまり壊れてからパーツ探しをしていたら直せるまでに何ヵ月もかかってしまいます。

正規ディーラーがベストなのか?

クルマは機械なのでどうしても故障します。
まして古いクルマはその頻度も高くなってしまいます。
修理は正規ディーラーにお願いするのがベストなんでしょうか?
残念ながら正規ディーラーはほとんど頼りにならないと思っていたほうがいいです。

決して正規ディーラーの悪口ではありませんが、
古いクルマだと整備したくてもできない物理的な問題が起きてしまいます。
それはパーツの問題であったり、整備スキルの問題だったりします。
ときどき「正規ディーラーは新車を売りたいから直してくれない」などと聞くこともありますが、
直したくても直せないといったほうが正確な気がします。
どんなに腕の良い整備士でもパーツがなければ直しようがありません。

心強い味方は専門店

純正新品パーツが生産終了などの理由で入手不可能だとすれば、
社外品パーツを使わない正規ディーラーではどう頑張っても修理はできません。
純正パーツがなければ社外品や中古品、再生したリビルトパーツを使うしかありませんが、
こういうパーツを使えるのは正規ディーラー以外となります。

そうなると俄然強いのは専門店です。
専門店は新品・社外品・中古品などの各パーツを扱ってくれますし、
需要の高いパーツだとストックしてくれていたりします。
また、そういう希少パーツの入手ルートも複数持っていますし、
全国各地の専門店と横の繋がりも持っていたりします。
こういう芸当は正規ディーラーでは難しいです。

正規ディーラーは純正新品パーツしか使わないところが多いですが、
中には純正中古パーツやリビルトパーツを使ってくれるところもあります。
ただ社外品を使う正規ディーラーは絶対ないですね。

専門店には元ディーラーメカが多い

専門店のスタッフは元ディーラーメカだった人が多いと思います。
ポルシェの正規ディーラーがミツワ自動車からポルシェセンターへ変わったとき、
多くのミツワメカニックがポルシェセンターへ転籍しました。
しかし、中には独立してポルシェ専門店を立ち上げた人もいます。
こういうポルシェ専門店は今でも空冷ポルシェの心強い主治医になってますね。

ポルシェセンターは911GT3 RSのようなクルマの整備は完璧にできるでしょうが、
空冷時代の機械式インジェクションの911SとかカレラRSのメンテナンスは難しいと思います。
もちろん技術的な問題ではなく、経験値の問題としてです。
おそらく仕事としてはほとんど触ったことがないと思います。

ポルシェメンテンスの例え話しは少し極端かも知れませんが、
他の車種にも当てはまる部分はあると思います。

結論…古い外車整備なら専門店一択

20年落ちくらいの外車にお乗りなら整備してもらえる専門店を探し出しておきましょう。
当時のクルマを数多く扱って経験値を積んでいる専門店こそ一番頼れる存在だからです。
というより、はっきりいってしまうと専門店以外では修理が難しいです。

正規ディーラーでは対応が厳しいと書きましたが、
それは純粋にパーツ手配が難しいことが原因で、
整備士のスキルが乏しく修理できないということではありません。
正規ディーラーには高い組織的対応能力もあって、
緊急時の入庫もあまり待たされることなく引き受けてくれるものですが、
現実問題としてパーツの手配ができないクルマとなると、
修理したくてもできないのが実情です。

もちろん専門店にも弱点はあります。
多くの専門店は入庫待ちの列が著しく長いです。
通常入庫だと2~3ヵ月待ちなんてザラです。
常日頃からのお付き合いがあれば、緊急時には多少の入庫調整をしてくれるものです。

もちろん故障原因が簡単にわからない状態だと長期戦を覚悟しなければなりません。

専門店も対応できるリソースに限りはあります。
しかし、簡単に故障個所が特定できればそのパーツを手配し、
届き次第、交換修理を行ってくれるものです。
一見、割り込みのように思えるかも知れませんが、
クルマを預かって不具合箇所の特定から始める修理と、
不具合箇所がわかっていてパーツ交換すれば終わる修理では入庫条件が違うのは当たり前です。

まとめ

古いクルマに乗るからには危なそうなパーツ確保には神経を使いましょう。
壊れてから探していては遅いです。
簡単に古いクルマのパーツは見つかりません。
そして、「専門店一択」と言い切るようなことを書いてしまいましたが、
実際には修理できる可能性が高いのは専門店という意味であって、
確実に専門店なら素早く数日で直してくれるという意味ではありません。

安心して古い外車に乗るためには以下のことに注意しましょう。

壊れやすく入手の難しいパーツは予備を確保しておく

専門店と懇意な関係を築いておく


この二点を押さえておくだけでも精神的なゆとりが違うはずです。

後は壊れないことを祈ってハンドルを握りましょう!


ブログ村にはさまざまなカーライフ情報が溢れています。
是非訪れてみてください。

にほんブログ村 車ブログ カーライフへ
にほんブログ村
スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました