高級車を買ったサラリーマンのお財布事情と訪れる生活の実態

現代はサラリーマンでも高額なレクサスやベンツ、
BMWやアウディという高級車に乗っている人は珍しくありません。
しかし実際に高いクルマを買うとなると何かを犠牲にしなければならないこともあります。
今回は実際に高級車を購入したサラリーマンの生活実態を覗いてみたいと思います。
やはり無理をしているのでしょうか…？

サラリーマンと高級車
生活に起きた変化
超高額な高級車乗りもいる
まとめ

サラリーマンと高級車

サラリーマンと高級車なんて書くと不釣り合いみたいな誤った印象を持ってしまいそうですが、
実際は高級車と呼ばれるクルマでもオーナー比率はサラリーマンのほうが高いと言われています。
例えばレクサスLSなどはあきらかにサラリーマンオーナーは少ないですが、
車種によってはそうでもなく、ISやUXなどはサラリーマンオーナーのほうが多いようです。

また、当たり前の話しですが、サラリーマンと一口に言っても年収数千万円という方もいれば、
300～400万円前後という方もいます。
一括りにできないのがサラリーマンと呼ばれる方々だと思います。

そんな幅の広いサラリーマンの方々ですが、
数千万も年収のある方ならむしろ超高級車に乗っているほうが自然なので、
今回はそんな超高級取りのサラリーマンではなく、
平均的な年収のサラリーマンの方の懐事情を見てみたいと思います。

生活に起きた変化

平均的な年収のサラリーマンの方が買う高級車というといくらくらいのクルマでしょうか？
予算的には300～700万円くらいのクルマが多そうで、
外車ならベンツやBMW、アウディやボルボ、ジャガー、国産車ならレクサスなどでしょうか？
もちろんまだまだ他にも購入候補となる車種はありそうですが、
いずれにしても比較的身近なクルマが多そうです。
こういうクルマは常識的な使い方をしている限りは維持費の負担も軽そうですが、
それでも想定外の故障などで急な高額出費が発生するリスクはあります。

もともとこういうクルマを買う人はクルマ好きの方が多く、
多少の節約生活は苦にならない方が多いようです。
しかし、それでも生活を切り詰めると言っても限度があり、
極端に日常生活を犠牲にできる人はそうそういないと思います。
貯金だってしたいですし、お付き合いの飲み会にも参加したいはずです。
しかし、人間誰しも計算外の急な出費というのはあって、
実生活ではやはり金欠に陥ってしまう人はいるようです。

実際に高級車を購入した方々の生活にはどんな変化が訪れているのでしょうか？

貯金が困難になる

やはり一番最初にこの問題が出て来るようです。
さすがに高級車を買うような方は多少なりとも貯金をしているようですが、
その貯金額がなかなか増えなくなるようです。
これは高級車を買ったことで想定外の出費が増えてしまうことが原因のようで、
このことからもあまり収入に対して無理な価格のクルマを買うことは危険だと言えます。

急な出費というのは故障や事故による修理代というのもありますが、
どうしてもドレスアップしたくなって生じるカスタム費用というのもあるようです。
これはかなり多くの方が挙げています。

最初はベンツに乗れれば満足と思っていたんだけど、
次第にホイールとタイヤを交換したくなり、
そうなると次にスポイラーを装着したくなって…
気がついたらクルマ購入費用とは別に100万円くらい使ってた…

外食が減る

これもよく聞く話しです。
外食というか飲みに行く機会が減るという方が多いです。
貯金が増えない生活を送っているならどこかで節約しなければなりませんが、
もっとも節約効果があって我慢しやすいのが外飲みなのかも知れません。
中には頑張って禁煙したという人もいるようです。

ただ、自宅で飲むビールと飲食店で飲むビールは味が違うので、
これには堪えられないという人もいます。
筋金入りのカーマニアは別として、
大半の人が飲みのお付き合いを犠牲にするのはキツイようです。

旅行しなくなった

クルマを買って旅に出なくなるとは本末転倒な気もしますが、
こういう方は多いです。
もちろん旅行するくらいのお金は持っていると思いますが、
いつ急な出費に襲われるかわからない恐怖もあって、
やはり極力出費を抑えたいと思い旅行もなかなか踏み切れなくなるようです。

中にはせっかくクルマを買ったのにあまり乗らないなんて人もいます。
個人的にはそこまでするなら高級車なんて買うべきではないと思いますが、
クルマとか時計とか宝石みたいなものには所有欲というのもあるので、
他人がとやかく言うことではないのかも知れません。

小遣いの一部がクルマに…

独身の方には関係ない話しですが、
既婚者だと自分のお金は「お小遣い」になると思います。
自分が気に入って買ったクルマなので愛車に愛着も湧いて来るわけですが、
そうなるとついついお金をかけてあげたくなるところが出て来ます。
車検や定期点検などといった維持費は家計から出ると思いますが、
趣味性の高いカスタム費などは自分のお小遣いから充当している方が多いようで、
このちょっとした出費が結構効いて来るようです。

イタリア車のアルファロメオはアフターパーツが豊富なのはいいんですが、
ついついプチ改造したくなってしまい、
気がついたら毎月のようにドレスアップをしていました。
一つ一つは数千円から1万円程度のパーツですが、
こういうのは小遣いからお金を出すケースがほとんどで…

副業を始める

副業に走る方はホントに多いようで、
かなりの方がなんらかの小遣い稼ぎをしているようです。
そうでもしないと厳しいという事情もありますし、
高級車購入をきっかけとして以前より興味を持っていた副業を始める方もいるようです。

もちろん勤務先の就労規則で副業禁止という方は多いですし、
時間的にもそんな余裕のない方もいます。
それが理由なのか副業というか資産運用をしてる方も多い印象です。
もちろん家計に響くほど高額のお金を動かしているわけではなく、
50～100万円くらいの「自分のお金」を元金として運用してるようです。
これでも上手くやれば月に数万円の収益を上げることは可能なようで、
こういう臨時収入によって小遣いの不足分を補填してるようです。

一人暮らしを諦めた

若いサラリーマンの中には自由な生活を求めて一人暮らししてる人もいます。
高いクルマを買うためにその生活を諦めて実家に戻るわけですが、
一人暮らしよりクルマが重要であれば大した痛手ではなさそうです。

一人暮らしはかなりのお金を要しますので、
そのお金が浮けば十分なクルマ購入資金を作れます。
実家住みの若い独身者ほど最強の存在はないかも知れませんね。

高級車を買う人は「一人暮らしの自由よりクルマ」のようです。

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超高額な高級車乗りもいる

ちょっとこの記事の主旨から逸れてしまいますが、
世の中にはサラリーマンでありながら超高級車に乗っている方も珍しくないです。
私の身の回りにも次のような超高級車、超高額車に乗っている人がいます。

ディノ246GT

ポルシェ911GT3

AMG E63S

ベンツS550

レクサスLC500

フェラーリ458イタリア

実はこういうクルマに乗っている方は相当な副業収入を得ています。
だから表向きは年収〇〇万円のサラリーマンとなるんでしょうが、
実態はかなりの高収入者と言えます。
ただ、詳しくお話しを聞くとなるほどと思えるような裏話もあります。

たとえばディノ246GTの所有者は当ブログ管理人OKAZAKIの旧友ですが、
この方は今から約30年前にディノを買っています。
当時の購入価格は680万円だったそうです。
今では数千万円は下らないディノですが、
昔は常識的な中古価格で販売されていたのです。
これは当時人気のあったソアラ新車の倍くらいだったそうで、
高いことは高いものの、買えないことはない価格だったそうです。

また、911GT3の方は極めて効率良く人気車を乗り換えて、
大きく値下がりしないクルマに乗り続けたことでお金が貯まり、
残価設定を上手く活用して991型という比較的新しい911GT3を手に入れています。

フェラーリ458は大変高価で人気のスーパーカーですが、
実はフェラーリのようなスーパーカーは残価設定を70とか80％にして買えるので、
用意できるまとまった頭金さえあれば思ったほど月々の支払いは高くありません。
むしろポルシェやAMGを買うほうがお金が必要だと思います。
よく自動車業界ではフェラーリよりポルシェ乗りのほうが金持ちと言われますが、
それはこんな事情があるからです。
ポルシェやAMGではそんな高額の残価設定はできません。

まとめ

今回は普通のサラリーマンの方が高級車に乗ると生活がどう変わるのかをまとめてみましたが、
なんとなく無理して高いクルマに乗ってるようなイメージがあるものの、
実はサラリーマンの方でも工夫次第で潤沢なクルマ購入資金を用意することは可能です。
実際、購入されている方の多くはサラリーとは別の収入源を確保するなど、
十分以上の購入資金を用意できています。
さらにもっと言えば安定収入のあるサラリーマンのほうがローンなどでも有利で、
自営やフリーランスの方より高いクルマが買いやすかったりもします。

もちろん超高給取りのサラリーマンの方ならかなりの高級車を買うことも可能で、

「サラリーマン＝無理して買っている」

というのは完全に間違いだと思います。

ただ自分で事業している人のように法人名義でクルマを買うとか、
フリーランスの人が必要経費で一台買うみたいなことはできないので、
どうしても背伸びして乗ってるように見えてしまうのかも知れないです。

本当に無理して背伸びしてるのは「社長さん」…かも知れないんですけどね。

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