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BMW523d 2019年式と2020年式の比較 古いほうが人気車!?

BMWインポートカー関連
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基本的にクルマは新型のほうが人気あり魅力的なものですが、
中には必ずしもそうではないこともあります。

BMW523dは大人気のEセグメントセダンですが、
2019年式と2020年式の一部車種では人気が逆転しています。
いったいどういうことでしょうか?
今回は必ずしも新型がベストとは限らない実例としてBMW523dを取り上げたいと思います。

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G30系BMW523dというクルマ

7代目となるG30系のBMW5シリーズは2017年に販売が開始されたモデルで、
新しいG系モデルとして3シリーズより先に発表されました。

日本においては2Lガソリンターボの523iと2Lディーゼルターボの523dが売れ筋モデルで、
とくにディーゼルターボの523dは街中でもよく見かけるモデルとなっています。
しかし、日本においてはF系、G系ともに3シリーズほどの人気は得られず、
販売面では少々苦戦したモデルというのが正直なところでしょうか。

そんな中で比較的好調な売れ行きを見せていたのが523dで、
とくにMスポーツはなかなかの人気モデルであったといえます。

そんなG30系5シリーズですが、2020年にマイナーチェンジが施されます。
これが後年BMWファンの間でも語り草となっている一大事件?となってしまいます。

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実質的には格落ち?なぜそうなった?

2019年式と2020年式の523dでは何が違うんでしょうか?
簡単に比較してみたいと思います。

2019年式523d2020年式523d
全長、全幅、全高4945×1870×14804945×1870×1480
車両重量1,700Kg1,750Kg
駆動方式FRAWD
エンジンB47D20AB47D20B
最高出力190ps/4,000rpm190ps/4,000rpm
最大トルク40.8Kgm/
1,750~2,500
40.8Kgm/
1,750~2,500
Mスポーツ
Mスピリット

主要諸元で見る限りは大きな変更はなさそうですね。
しかし、実際はそうでもないです。

まずエンジンが変わっています。
形式を見るとB47D20AB47D20Bとなっています。
スペックはまったく一緒ですが、最後の一文字が違います。
ほとんど同じエンジンに見えますが、
B47D20Aはシングルターボ、B47D20Bはツインターボと中身はかなり違います。

そしてもっと違うのが駆動方式です。
2019年モデルは後輪駆動、つまりFRですが、
2020年モデルは全輪駆動、つまり4WDとなっています。
それだけ見たら「バージョンアップしてるじゃん」と思われるかも知れませんが、
そうでもないのです。

ズバリ!大きな違いは「Mスポーツがなくなった」ところでした。

それにBMWファンは上質なFR車を好む傾向もありました。

2019年式523d Mスポーツと2020年式523d Mスピリットの違い

BMW 523d
出典:BMW公式 前期型523d Mスポーツ
BMW523d
出典:BMW公式 後期型523d Mスポーツ

BMWのラインナップにはMスポーツと呼ばれるモデルとMスピリットと呼ばれるモデルが存在します。
一般的にはMスポーツの装備を省略して価格を抑えたのがMスピリットという解釈でいいのですが、
この523dの場合はちょっとやり過ぎでは?と思えるほどグレードダウンされていました。
主な違いは以下の通りです。

2019年式
Mスポーツ
2020年式
Mスピリット
メーター液晶メーターアナログメーター
ヘッドライトアダプティブLEDライトLEDライト
ステアリングチルト電動手動
シート電動パワーシートノーマルシート
インテググレイテッド
アクティブステアリング
標準装備装備なし
19インチアロイホイールOPTありOPTなし
オートマチックテールゲート標準装備装備なし
但し、2020年式523dは生産時期により装備内容に差異があるようです。
中古車を買われる方はそのクルマの仕様をしっかり確認しましょう。


2020年式523d Mスピリットはアドバンスパッケージという約50万円のオプション装着でMスポーツ相当にグレードアップが図れましたが、
インテグレイテッドアクティブステアリングなど、一部はオプション装着もできませんでした。
これではかなりのグレードダウンとなってしまいます。
なぜこのようなグレード展開となってしまったのでしょうか?

それは2020年式の523dがXdriveモデル(全輪駆動車)となったことと関係があります。

2019年式523d Mスポーツの販売価格は約820万円で、
2020年式Mスピリットは約769万円でした。
前述したアドバンスパッケージを装着すると約819万円です。
それでもMスポーツほどの装備にはなりません。
つまりXdrive化された2020年式をMスポーツ装備で販売すると900万円近いクルマになる可能性があります。
そうなると上位モデルであるガソリン車の530i Mスポーツより高いクルマになってしまいます。
(530i Mスポーツは約860万円でした。)

そこでBMWジャパンは価格バランスを取るため523dからMスポーツモデルを削り、
装備を簡略化したMスピリットモデルへと改変しました。

Mスポーツはとくに日本では大人気で、
他の車種でも販売車両の半分以上がMスポーツが占めるといわれるくらいです。
5シリーズも例外ではなく、やはりMスポーツが半分以上を占めていたようです。
そんなMスポーツを完全に外すことはできなかったため、
Mスピリット化したというわけですが、これが大失敗となってしまいます。
Mスピリットが悪いわけではなく、装備を削り過ぎたんです。

反省から?2021年式でMスポーツ復活

2020年式Mスピリットで失敗したBMWジャパンはすぐ軌道修正を図ります。
全体の販売価格バランスも考慮しながら、
2021年モデルで523d Xdrive Mスポーツを復活させました。
つまり2020年式だけは装備が貧弱なモデルになってしまったわけです。
(2020年式でも生産時期により装備が異なっているようです。これがさらにややこしくしています。)

その影響で2019年式と2020年式では人気が逆転傾向にあり、
古い2019年式Mスポーツのほうが人気が高いという現象が起きてしまっています。
(後期型2021年式523d Xdrive Mスポーツは人気車ですが、かなり高額です。)

余談ですが、輸入車はその輸出先に向けて独自のグレード展開を図ることは珍しくありません。
このG30系5シリーズだとガソリンモデルの523iもその一つです。
このクルマの本国での名称は520iですが、
日本ではEセグメント車らしい風格を与えるため523iという日本専用ネームが与えられました。
ドイツ人が聞いたら「なんだそのクルマは?」って思うでしょうね。

まとめ

今回は年式の古いクルマのほうが人気ある一例を示しましたが、
G30系のBMW523d以外にもこういうケースはありそうです。

また、昨今の半導体不足で2022年式から装備が削られたクルマは数多く存在します。
数年後、この影響で2022年式より2021年式のほうが人気が高いという逆転現象が起きるかも知れません。
その下剋上がほぼ確定的なのはW206ベンツCクラスでしょうか?
販売初年度である2021年式のほうが選べる装備が上等でした。
これもおそらく将来は人気の逆転現象が起きそうです。

中古車購入の基本は一年でも年式が新しく、
1kmでも走行距離の少ないクルマを選ぶのが鉄則だと思いますが、
気をつけないと年式の古いモデルのほうがお得で実質グレードも高いということはあり得ます。
高額な中古車を買う場合はしっかりそのクルマの仕様を確認するようにしましょう。
ひょっとしたら一年古いモデルのほうが良いかも知れませんよ!


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