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クルマのトラブル対応 ロードサービス要請とセルフ対処の境目を検証

自動車整備カーメンテナンス
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クルマに乗っているとどうしても故障などのトラブルに遭遇する可能性がありますが、
実際にそういう事態に陥ってしまったときにどう対処するのが最善なのか、
予め段取りを整理しておくと緊急時に慌てなくて済みます。
今回は代表的なクルマトラブルを例として考えてみたいと思います。

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タイヤのパンクやバースト

クルマのトラブルでとても多いのがパンクです。
これは事前に対処したり、避けたりできないので突発的に襲われてしまいます。
バーストの場合はもうタイヤを交換するしか方法がありませんが、
パンクの場合は修理して継続使用できるケースもあります。
そんなパンクに見舞われたときはどうするのがいいでしょうか?

ロードサービスを要請する

ロードサービスといえばJAFが有名ですが、
今はJAFに加入していなくても任意保険に付帯されていることが多く、
ほとんどのドライバーが何らかのロードサービスを要請することが可能だと思います。

パンクに限らず、愛車に何かトラブルが起きたときは、
このロードサービスを要請するというのが基本中の基本だと思います。
クルマに乗るからにはJAFや各保険会社の緊急連絡先は把握しておきましょう。

そして、複数のロードサービスに加入している場合は到着の早そうなところへ依頼しましょう。
結構ロードサービスは到着するまでに時間がかかります。
もちろん、エンジントラブルや大きな事故など、
自走困難なときは追加費用の少なそうなところへ依頼するのが基本です。
気をつけないとかなり高額の追加出費を伴うこともあります。
パンクの場合はサービス内容や費用に大差はないので早く到着してくれるところでいいと思います。
(ロードサービスはどこも応急修理なので作業内容はほぼ同じです。)

JAF以外のロードサービス契約先を複数持っている人もいますが、
保険会社などが手配するロードサービス業者は各社共通の業者であることが多いです。
自動車保険を二重で契約される方はまずいないと思いますが、
例えば保険とカーメンテナンスサービスにロードサービスが付帯しているとします。
この場合のロードサービス業者はおそらくどちらも同じ業者です。
したがってJAF以外のロードサービスを複数契約するメリットはほぼありません。
JAFと保険付帯のロードサービスくらいで十分だと思います。

状態を調べてゆっくり自走する

急激にエア漏れを起こすような危険なパンクもありますが、
多くの場合は釘などが刺さってゆっくりエア漏れしています。
このようなパンクなら少しくらいは自走可能です。
もちろん自宅へ帰るのではなくガソリスタンドや整備工場を目指してください。
もし刺さっている釘の頭が真新しくなければすでに数日前には刺さっていた可能性もあります。
そのような状態なら急激にエアが抜けてしまう恐れは少ないです。
安全を確認しながらゆっくり走らせましょう。

パンク修理キットは使わない

現代のクルマは標準装備品としてパンク修理キットを積んでいることもありますが、
こういう修理キットはできるだけ使わないほうがいいです。
これを使ってしまうとタイヤ内側やホイールは修理用の液剤で汚れてしまいます。
この液剤の清掃作業やホイールメンテナンスはかなり大変です。
中には修理キットを使ったタイヤだと本修理を引き受けてくれないこともありますし、
パンク修理代とは別に清掃費用を請求されることもあります。
それに異常に長い修理時間(清掃時間)を必要とします。
余程の緊急事態でもない限り、使わないほうがいいと思います。

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牽引はしないほうがいい?

自分のクルマが何らかの故障で動かなくなってしまいました。
しかし今日は友人のクルマと一緒なので牽引してもらえば大丈夫そうです。
幸い、カーショップで購入した牽引ロープも積んであります。
早速、牽引ロープを使おうとしますが、ちょっと待ってください!
これ、実はかなり危険です。

牽引ロープを使ってはいけない

実際に牽引ロープでクルマを引っ張った経験のある方はどれくらいいるでしょうか?
おそらく現代のドライバーにはほとんどいないと思います。
結論からいうと一般人は牽引ロープを使ってはいけません。
危険だからです。

例えばクルマがスタックしてしまい、救出の一瞬に使うくらいならまだ許容できます。
しかし、長距離を牽引するのは止めたほうがいいです。
引っ張るクルマも引っ張られるクルマも二次トラブルを起こす可能性が高いです。
とくに牽引されるクルマ(トラブルの起きているクルマ)は危険です。
現代のクルマはエンジンがかかっていないと何もかもが重たい操作を必要とします。
ハンドルもブレーキも思いっきり重くなっており、
下手をすると信号停止などで牽引車に突っ込んでしまいます。
また、牽引車とタイミングを合わせてハンドルを切る必要もあります。
パワーアシストが機能していないのでそのハンドル操作は激重です。
牽引慣れしたかなり屈強な男性でも1Kmも牽引走行するとヘトヘトです。

牽引フックは頑丈ではない!

牽引は危険だと解説しましたが、最後にもう一つ触れておかねばならない点があります。
どんなクルマにも牽引フックが装備されてますが、
実はあの牽引フックはクルマの構造など無視して設置されています。
つまり適当な場所に取り付けられているのです。
だからあの牽引フックを使用するとかなりの確率でクルマのモノコックが歪みます。
これを知らない人はほんとに多いと思います。
驚くべきことにクルマ屋でも知らない人がいます。

JAFなどの隊員さんが牽引ロープを使って作業することはありますが、
長時間、長距離を牽引するようなことはしません。
クルマの牽引フックがどういうものか知っているからです。

バッテリー上がりへの対処

昔からクルマトラブルの定番と言えばバッテリー上がりですね。
これもロードサービスの要請が基本だと思いますが、
数多いクルマトラブルの中ではもっとも一般人に対処しやすいトラブルでもあります。
上で触れたとおり、ロードサービスは到着までに時間がかかります。
しかしバッテリー上がりは救援車と給電ケーブルがあれば数分で解決できます。
しかし、ここにも注意点があります。

多くのブースターケーブルは充電用

これも意外と知られていません。
実はカーショップやホームセンターなどで売られているブースターケーブルの多くは充電用です。
この手のケーブルでジャンプスタートはできませんのでご注意ください。
ジャンプスタート可能なケーブルも売られてますが、これはかなり高価です。
そしてそういうケーブルは極太で見た目も全然違います。
安価なケーブルは小さな文字で「ジャンプスタートには使用できません」と書かれています。
笑い話のような話しですが、これは事実です。

また、そういう未対応なケーブルでジャンプスタートすると異常な加熱をしたり、
加熱という形で電気エネルギーを消耗してしまい、そもそもセルが回りません。
セルが回らないからとケーブルを繋げたまま作業を続けていると煙が出たりします。
非常に危険なので十分注意しましょう。

ケーブルを繋げて5~10分充電する

これもあまり知られてませんが、給電車のバッテリーと繋げても焦ってセルを回さず、
5~10分程度そのまま待機しましょう。
もちろん救助側のクルマ(給電車)はエンジンをかけて少しエンジン回転を高めます。
すると短時間ながらその数分の充電でエンジンがかかることがあります。
なんとなくブースターケーブルを繋げたらセルを回すというシーンが頭に染みついているのか、
誰もがすぐにセルを回したがりますが、ここは慌てず少し充電してみてください。
これでエンジンを始動できてしまうこともあります。

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脱輪やスタック

これも多いトラブルですが、安易に作業するとクルマを傷めてしまいます。
スタックくらいなら人の力で押して脱出できるかも知れませんが、
脱輪となるともう素人の手には負えません。
素直にロードサービスを頼みましょう。
ただ、深夜の山奥など、多少のリスクを冒してでも作業せざるを得ない場合もありそうです。

緊急用の裏技紹介

クルマはLSD(リミテッド・スリップ・デフ)を装備していないと脱輪車は抜け出せません。
片輪が空転状態なので地面に設置してるタイヤに駆動力がかからないからです。
そんなときの裏技が一つだけあります。
ただ、これは本当に危険なので緊急事態のときだけの裏技と思ってください。
やり方はブレーキとアクセルを両方踏むのです。
そうすると疑似的なLSDのような挙動となって地面に設置してるタイヤに駆動力が伝わります。
この裏技を使うと軽い脱輪なら脱出できる可能性があります。
但し、脱出した瞬間に適切にブレーキ操作をしないとそのまま暴走してしまう恐れがあります。
(脱出できたら素早くブレーキを踏まないと危険です。)
それに強引にクルマを脱出させるので下回りなどを擦って傷めてしまう可能性もあります。
もうそれしか方法がないというくらいの緊急事態のときに試してみてください。

まとめ

クルマにはたくさんのトラブルがあるわけですが、
今回はその中から代表的なトラブルを取り上げてみました。

基本的にはどんなトラブルでもロードサービスなど、
プロの力を借りるのが正しい選択だとは思いますが、
緊急時にはご自身や同乗者で何とかしないといけないこともありそうです。
そんなときの豆知識として役に立ちそうな情報をまとめてみました。
少しでも何かのお役に立てれば幸いです。

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