十分に気をつけていたつもりでも粗悪なクルマを買ってしまうことはあります。
もし不幸にしてそういうクルマを買ってしまったときはどうするのがいいんでしょうか？
今回は現実的な視点から騙されてしまった場合の対処法を考えてみたいと思います。
にほんブログ村誰でも粗悪車を購入する可能性がある
世の中には悪いクルマ屋さんってホントに多いです。
そんな販売店から粗悪なクルマを買ってしまった人もいると思います。
中には「私はクルマに詳しいから大丈夫」と思ってる人もいるかも知れませんが、
そんなに甘くやさしい世界ではありません。
プロのクルマ屋さんでも粗悪車をつかまされてしまうことはあります。
だから一般人が正確にクルマのコンディションを見極めるのはなかなか難しいです。
「いやいや、そんな悪いことするのは一部の販売店だけでしょ？」
と思われるかも知れませんが、悪質な業者は腐るほどあって珍しくないです。
プロの同業者に対しても平気でガセ情報を掲示して粗悪車を売りつけたりします。
そんな悪質なクルマ屋が素人の一般人に遠慮するわけがありません。
クルマの状態を把握する
不幸にして粗悪なクルマを買ってしまった場合はどうすればいいでしょうか？
もし販売店に返品できるようならそれがベストですが、
ご存知のとおりクルマは所有車や使用者を登録する諸手続きを経て納車されます。
つまりクルマが納車される段階まで来ると売買契約が完了し返品は簡単ではないです。
というよりほぼ不可能でしょうね。
ほとんどの方は騙されたショックで落ち込んでしまうと思いますが、
被害を最少にするためにもここで踏ん張らないといけません。
ただ、残念ながら返品目指して頑張るというわけではありません。
余程のケースでなければ売ったお店はまず返品なんて応じてくれません。
もちろん弁護士を立てて法的に売買契約の無効を訴えることは可能ですが、
費用や時間のことなどを考えると法廷に持ち込んで争うというのは現実的ではありません。
整備するか売却するか検討
悔しいですが、騙されてしまった以上、現実を受け入れて次のステップに移る必要があります。
そのためにはクルマの状態を正確に把握する必要があります。
すなわちお金をかけて整備して乗るのか損失を出しても売却するか…です。
買った店以外にクルマを診てもらう
粗悪車を売りつけた販売店に点検や整備を依頼するなんて選択はないので、
別のクルマ屋（整備工場）さんに持ち込んでクルマの状態を診てもらう必要があります。
もし正規ディーラーに入庫が可能ならそこへ持ち込むのがいいと思います。
それが難しければそのクルマに強いと評判の専門店がいいです。
点検を依頼するわけなのでお金がかかってしまいますが、
多少の費用をかけてもここはケチらず現状把握に努めるべきです。
正確なコンディションを把握する
クルマの状態を正確に検証した結果、許容できる整備費用なら思い切って整備しましょう。
想定外の出費には違いありませんが、整備しなければ乗ることもできません。
勉強代と思って潔く諦めるしかないです。
ただ、とても支払えない高額な整備費用が発生する場合もあります。
高級外車などだと大いにあり得る話しです。
そんなときはクルマの状態をしっかりと把握し、次のステップに進みます。
安く修理してくれる整備工場を探す
正規ディーラーや専門店に診てもらったところ高額の整備代がかかることが判明したとします。
本来は点検してもらったディーラーや専門店にそのまま整備入庫するのがいいんですが、
現実問題としてあまりに高額費用がかかりそうなときは代案を考えないといけません。
その場合は少しでも安く整備してくれるところを探しましょう。
正規ディーラーはともかく、専門店の中には親身に相談にのってくれるところもあります。
優良で経験豊富な専門店ならリスクを回避しながら安い社外製のパーツを使うなど、
できるだけサイフにやさしい整備計画を提案してくれるところもあります。
この場合の「少しでも安いところ」というのはきちんと整備してくれるのが大前提です。
正規ディーラーや有名専門店で10万円かかる整備作業があったとして、
それと同等のクォリティの整備を8.5万円でやってくれるところを探すというイメージです。
世の中にはとんでもない悪質なクルマ屋（整備工場）もありますが、
エンドユーザーの味方になってくれる優良なクルマ屋（整備工場）さんもあるものです。
おそらくこういう優良店はどんな地域にも存在しますし、近隣にもきっとあると思います。
問題はそういうクルマ屋（整備工場）に巡り合えるかどうかです。
焦らず身近な人たちにも相談しながらがんばって探しましょう。
「うちは社外製の厳選パーツを使って格安でやりますよ」なんてところはNGです。
相場以下の中古車は危ないですが、格安整備を売りにしてる整備工場も危険です。
キチンとしたパーツを使ってしっかり整備すると著しく安く仕上がるなんてことはありません。
ここまでがんばると自分でこの先も維持できるか難しそうか見えて来ます。
その現実を受け入れる必要があります。
自分で決断する
この段階まで検証した結果、状況が厳しいとわかれば思い切って売却を検討したほうがいいです。
クルマは持っているだけでお金がかかるので、下手にダラダラ過ごすと傷口を広げてしまいます。
基本的にクルマは自然に直ったりはしないので、手に負えないとわかったら早い決断が吉です。
売却する場合は点検してもらったクルマ屋（整備工場）さんに相談するのがいいかも知れません。
こういう瑕疵を抱えたクルマは足元見られて査定が渋くなりがちです。
普通には良い値段が出ることはまずないので、
そのクルマに強い専門店などのほうが売却処分でも力になってくれることが多いです。
それにそういう優良店と絆を深められるチャンスでもあります。
災いを福に転ずる良い機会と捉えて前向きに考えるのが精神的にも良薬となります。
そして…こういう経験を通じて優良なクルマ屋（整備工場）に巡り合えたという人は多いものです。
まとめ
私の身の回りでも納車後に大きな不具合が見つかった人はいます。
90万円で買ったクルマなのに100万円近い整備費用が発生した人もいます。
残念ながらこういう厄介なケースは元々高級な外車に発生しやすいです。
このようにハマってしまった場合は二度と同じ過ちを繰り返さないようにするため、
投げやりにならず最後まで全力で対処して経験値を高めておくと今後に生きて来ます。
また、こういう経験を積んだ人はそのクルマを通じて善良なクルマ屋さんと知り合えて、
次のクルマ探しでそのマイナスを取り戻せるくらい良い買い物ができたりします。
「良い経験をした」と割り切って次へ進む気持ちの切り替えが大事です。
残念な話しですが、こういう経験をする人ってめちゃくちゃたくさんいます。
自分だけが不幸な目に遭ったと思わないようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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ご興味あれば是非訪れてみてください。
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