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宝塚歌劇団ファンアート投稿禁止の真意 SNS時代に逆行する行為なのか?

劇場ニュース・情報
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2023年4月20日、宝塚歌劇団が公式サイトにファンアート投稿禁止を掲示しました。
これがファンの方々を中心にちょっとした騒ぎになっています。
この宝塚歌劇団の対応の真意はどこにあるんでしょうか?
今回はこの問題について少し検証してみたいと思います。

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ファンアートとは?

ファンアートというのは作品の出演者をイラストなどで描く二次創作物を指します。
法的にはこういう作品を「二次著作物」と明記しますね。
一般的にはその作品を好きなファンによって愛情を込めて作成されるもので、
単なるプライベート作品もあれば極めて芸術的でレベルの高い作品も存在します。

これらの作品は各SNSなどに多数投稿されており、
クォリティの高い作品に対しては多くの方が称賛の声を寄せています。
中には作者が人気アーティスト化しているケースもありますね。

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SNSなどへのファンアート投稿禁止

宝塚歌劇団はこのファンアートに対してSNSなどへの投稿禁止を呼びかけました。
この事態に衝撃を受けたファンたちはネット上にさまざまな意見を述べてますが、
多くは「なぜなんだ?」という批判的な意見が多いようです。
中には法的な問題を事前回避するためのやむを得ない処置なのでは?という意見もありますが、
真相はどうなんでしょうか?

現在、主要なコンテンツでファンアートを明確に禁止しているものは少ない印象です。
そのほとんどは「二次創作ガイドライン」のような一定のルールを設定し、
大きくブランドイメージを損ねるような悪意ある作品でもない限り、
まず問題視しないのが普通です。
つまり自由に書いて表現できる状態ですね。
その大きな理由は高い宣伝効果が得られるからで、
メリットのほうが大きいからと考えられています。

あの著作権にうるさいディズニーでも営利目的ではない作品に対しては比較的寛容です。
そう、営利目的でなければ…というのは二次創作物に絶対必要な要素なんだと思います。

現在のSNSは完全に非営利かどうか微妙なところがあります。
もし投稿者が作品自体から利益を得ていないとしても、
投稿サイトからのアドセンス広告で利益を得ていたらどうなるでしょうか?
一般的にはこれはアウトになりますよね。

しかし、今回の宝塚歌劇団の措置はそういうことでもないような気がします。

ファンアート禁止の弊害

今回、宝塚はこのメリットを捨てて禁止に舵を切ったわけですが、
当然ながらそれによって生じる良くない影響もいろいろ想定していることと思います。

普通はメリットとデメリットを天秤にかけて判断するわけですが、
ファンアート禁止のデメリットは多岐に渡ることが予想されます。

現在はハリウッド映画のような最強コンテンツであっても、
ファンアートによる強力な拡散宣伝力を上手く活用している時代で、
その宣伝力の高さから多少の問題には目を瞑っているのが現状です。

天下の宝塚歌劇団がそんなことも理解せず安易に禁止にしたとは思えず、
禁止によって生じる弊害は織り込み済みだと考えるのが自然ですね。

つまり今回の禁止措置はメリットとデメリットを比較して出された結論ではなく、
そんな単純な問題ではないと考えられるような気がします。

宝塚歌劇団だから禁止にした?

宝塚歌劇団には脈々と継承された伝統と独自のブランドというものがあります。
単発の映画や舞台作品のようなコンテンツではないため、
中長期的な視点でブランド戦略を考えなければならない一面がありそうです。

そんな歴史ある宝塚歌劇団にはたくさんのファンがいるわけですが、
そうはいっても世間の多くの人は宝塚ファンではない一般人です。
おそらくそういう人にとって今回の禁止問題はほとんど興味がないというか、
どうでもいいと思っている方が多いと思います。
しかし、そのような人々は客観的かつ中立な視点で見ることができるのも事実で、
そのような視点でこの問題を眺めると一つ見えて来ることがあります。

宝塚ファンは熱がありすぎる?

宝塚ファンはいつの時代も常に熱狂的ですね。
自分の推しに対してはとくにそうだと思います。
その熱すぎる情熱や思いが悪いわけではありませんが、
中にはまるで「自分の専有物と勘違いしてないか?」と思える過激なファンもいます。

ファンアート作品に対してもそうで、個人が自由に楽しめる範囲を逸脱し、
まるで己が生み出した自分の著作物かの如く振る舞う御仁もいるように思います。
このような人物が幅を利かせる風潮に対して当の宝塚歌劇団はどう思っているでしょうか?
劇団から見たらファン歴30年だろうと3日であろうと同じファンです。
ファンアートを作るファンも作らないファンも同じファンです。

そして友の会に入っていようが入っていまいがそれも関係ありません。
劇団から見ればすべてのファンは公平であり、対等だと考えるのが普通です。
少なくとも表向きにはファンに差別や区別なんてしないものです。

逆にそうでなかったら宝塚歌劇団なんてとんでもない劇団ということになってしまいます。

今回の問題…傍から見ると過激な一部のファンの振る舞いがあまりに常軌を逸しているため、
劇団も黙認できないと感じている部分があるように思えて仕方ないです。

ネットを見るとファンアート作品に対しても言葉にできない発言をして批判したり、
またその作者が反撃して見るに堪えないケンカが起きていたりします。
そんな現状は劇団からしたら非常に嫌な状態ですよね。
こういうのは宝塚ファンではない人から見たら異常事態にしか見えないです。
劇団にしてもそれが宝塚歌劇団の姿だと思われたら迷惑以外の何物でもありません。

「宝塚が大好きだから守りたい」

おそらくそういう思いが過激な行動や発言を生んでいる原動力だと思いますが、
そういうのは一歩間違えると劇団のイメージダウンに繋がりかねません。
ここに危機感を持っても不思議ではない気がします。

予想される劇団の対応

出演者のイラストという二次創作物のSNS投稿をしてもいいかどうかという問いに対して、
宝塚公式サイトは「お止めください」と記載しています。
これに関して今の段階では文字通りとしか解釈のしようがありません。

中立的な視点で劇団の対応を見ると少しもおかしなところはなく、
言ってることは至極真っ当なことばかりです。

しかし、世間一般の解釈としてはどうでしょうか?
悪意のない投稿が実際に訴えられたり警告を受けたりしたケースはほとんどなさそうです。
上に書いたハリウッド映画なども公式には許可していないケースが多いですが、
実際は愛ある?ファンアート作品は溢れていますし、
ツイッターなどの投稿に関しても公式がリツイートしていたりします。

公式が「お止めください」と書いている以上は投稿しないほうがいいでしょうが、
現実的には劇団にとって有益な投稿を悪と見なすことはないような気がします。

しかしながら、この先にどんな投稿がされるか誰にもわかりません。
それがどんな問題を引き起こすのかもわかりません。
劇団もそれは同じだと思います。
宝塚歌劇団は「投稿内容によっては訴えますよ」という方向性を明確に示したんだと思います。
これは危機管理的な面からしても正常な対応だと思います。

まとめ

今回の宝塚歌劇団によるSNSへの投稿に関する告知の真意は以下のように思えます。

公式として常識的な見解を明文化した

営利に繋がる投稿の抑止

劇団のイメージを守る

どうしても愛あるファンの投稿までも忌み嫌って禁止したようには思えず、
予め劇団として一定の線引きをしておいたと解釈するほうが自然な気がします。

また、一部の熱があり過ぎるファンの行動を抑止したいという思いも感じられます。

劇団としてはこれからもファンとともに大いに発展して行きたいと思っているはずで、
決してファンの行動を非難したり制限することを意図したわけではないでしょうね。
宝塚歌劇団ほどの名門劇団であっても、ファンあっての劇団ですからね。

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