単純にクルマの運転に向いた靴ならドライビングシューズがベストですが、
現実的には一般的なスニーカーを履いてハンドルを握る機会のほうが多いです。
私はスニーカーファンではありませんが、定番品のいくつかは持っています。
今回はニューバランスの定番品である996と574について印象をまとめてみます。
ニューバランスの定番品「996」

ニューバランスの996にはUSA製ハンドメイドの「M996」と、
アジア工場で機械量産された比較的安価な「CM996」の二種類が存在します。
私は両方を持ってますが、ソールの材質や製法が違うこともあって、
微妙に履き心地なんかは違いますね。
別物と言ったほうがいいかも知れません。
生粋のニューバランスファンの方には怒られてしまうかも知れませんが、
私は各部がダブルステッチ縫製されてるCM996のほうが剛性があって好きです。
(M996は一部を除き基本的にシングルステッチです。)
なんというかハンドメイドのM996はちょっとグニュグニュしてるんですよね。
私はM996の手作り感が好きで廃棄したものも含め三足購入してますが、
全部このグニュ感がありますね。
これはスニーカーに造詣深い方が評価するところの良い意味での柔軟性なんでしょうが、
ことクルマの運転となるとこの微妙なグニュっという感覚は厳しいです。
M996はハンドメイドということもあって個体差が激しい印象です。
私が印象を語れるのはたった三足ですが、すべて微妙に違ってました。
その点、機械縫製のCM996や旧式のMRL996は個体差が少ない印象です。
ニューバランス屈指の人気モデル「574」

ニューバランス好きなら必ず一足は持ってると言われるくらい人気あるのが574ですね。
私も574は現在二足持ってますが、これまでに購入した数は10足以上です。
高性能でコストパフォーマンスも素晴らしいのでついつい買っちゃいますよね。
この574は一般にハンドメイド品のM576の機械量産モデルと言われてますが、
実際に履いてみると印象はかなり異なりますね。
M576は574より足を包み込む感覚が強く、もう少し硬い履き心地だと思います。
一般に574はクルマの運転に向いたスニーカーと言われてますね。
私の身の回りにもそう評価する人が多いんですが、
574はオフロード向けのやや厚めのソールを持つスニーカーなので、
スポーツカーのような足元空間の狭いクルマだと扱い難いです。
一般に574はアジア圏で機械量産されたやや安価な製品と思われてますが、
実はアジア製だけではなくUSA製の高級バージョンも存在します。
M576は英国製の高級ニューバランス製品として有名ですが、
品質や価格で負けてない?高価で高級な574もありますね。
ついでに言うとUSA製のM576も存在します。
運転に向いてるのはどっち?
ドライビングシューズを履いた経験のある方ならわかると思いますが、
ソールは薄く、硬く、幅も狭く、踵部分なんか凄く小さく作られてます。
その特徴が最大限にデザインされているのがレーシングシューズですが、
そこまで特化してなくても一般にコンパクトな印象なのがドライビングシューズです。
一般的なスニーカーはバスケット用とかテニス用とかランニング用などがベースですが、
ドライビングシューズの特徴と真逆なデザインのものが多いですね。
今回取り上げた996や574も同じで、基本的に運転用途には向いてないです。
ドライビングシューズではないので当たり前ですよね。
ただ、996はオンロード用のスニーカーなのでソールは比較的平坦で薄めです。
個人的な感想にはなってしまいますが、996はかなり使いやすそうではあります。
次に運転時における996と574の印象をまとめてみます。

996の印象
996はオンロード用ということもあってソールの凹凸は少ないです。
平坦なソールなのでアクセルからブレーキペダルへの移行なんかもスムーズですし、
ペダルの踏み心地も良好です。
ドライビングシューズみたいにソールが硬いことはないですが、
思いっきり長距離走行などしなければ疲れることもなさそうです。
難点があるとすればソールの踵部分に角がないデザインのため、
床面に接地する踵の固定がやや弱く、超長距離走行となると疲れるところでしょうか。
ただ、1~2時間運転するくらいの短時間ならほとんど問題ないです。
574の印象
574はオフロード用なのでソールに凹凸があります。
極端なデコボコではないので感覚が掴み難いなんてことはないですが、
それでも頻繁にペダル移動を伴う操作をすると引っかかりを感じます。
とくに真ん中にあってやや突き出てるブレーキペダルにコンと当たることが多いですね。
AT車ならあまり問題ないと思いますが、MT車は厳しいです。
とくに足元スペースの狭いMT車は乗り難いです。
ただ、574は全体に丸みを帯びたデザインで先端が996のように伸びてないので、
靴先が変なところに当たるリスクは少ないですね。
例えば乗降時のドアパネルへのヒットなどです。
クルマによってはこの靴のヒットで内装パネルを傷めてしまうので、
意外と重要な要素なのかも知れません。
996と574印象のまとめ
今回はニューバランス定番の996と574で運転時の印象を比較してみました。
公平に比較できるよう各二日それぞれを履いて過してみましたが、
結論としては両スニーカーとも運転はしやすかったです。
とくにAT車ならまったく支障なんて感じなかったですし、
もともとニューバランスは他メーカー製品より履き心地に優れたスニーカーなので、
足との一体感も高くペダル操作なんかも良好でした。
ただ、強いてどちらか一つを選ぶなら996のほうが運転はしやすかったです。
やはり574のオフロード用ソールはあの突起が少々厄介で、
微妙なペダル操作を要するMT車なんかは正直乗り難かったですね。
あくまでも私個人が運転して感じた勝手な感想ではありますが、
一つの意見として何かの参考になれば幸いです。
(ちなみに普通に歩くときは574のほうが当たりが柔らかくて快適です。)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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