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「ヤナセ」と「シュテルン」 ベンツを買うならどちらがいいのか?

ベンツニュース・情報
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ヤナセとシュテルン…ベンツを買うならどちらがいいのか?
これはもう昔から語られているテーマですね。
私は過去に両ディーラーから新車、中古車のベンツを買ってますが、
それぞれにメリットとデメリットがありました。

今回はこの二つのベンツディーラーを比較してみたいと思います。

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かつてヤナセはダイムラーベンツ社の日本における総代理店でした。
(ダイムラーベンツAG=現在のメルセデス・ベンツ・グループAG)
ベンツ社が日本法人である「メルセデス・ベンツ日本」を立ち上げるとその座を追われ、
現在のような販売だけを行うディーラーとなっています。

その同時期に新しい販売網として設立されたのがシュテルンです。
シュテルンは同一法人の大きな会社ではなく、
各地の地場企業が設立したベンツ販売店で、
ヤナセのような全国展開している販売店とは一線を画しています。
よくいえばその地域に特化した強みを持つ販売店ですが、
実態は初めてベンツ販売に取り組んだベンツ初心者だったといえます。
(もちろん例外もあります。)

ただ、意外とご存知ない方が多いですが、
シュテルンはベンツ本社が直接旗振りして設立された販売店網で、
そういう意味では(経営会社はバラバラなれど)メーカー直系のディーラーともいえます。
ドイツ人から見たらシュテルンは本家筋の正統ディーラーで、
ヤナセは種々雑多のクルマを扱っている日本の自動車販売会社に見えるでしょうね。

ヤナセ
出典:ヤナセ公式
シュテルンは店舗によってステッカーが違いますが、
ヤナセは昔からおなじみのこのステッカーですね。
この写真は公式サイト掲載のものですが、
シリアル番号の位置から旧型ステッカーだとわかります。
現在はEの文字下にシリアル番号が入ってますね。

現在のヤナセはヤナセBMWというBMWディーラー網も展開しています。
ベンツ総代理店時代のヤナセだったら考えられないですね。

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この言葉はネット検索すれば必ず出て来るフレーズですが、
確かにシュテルン創業時は当てはまっていたかも知れません。

新参であったシュテルンはリピーター客を持っていなかったため、
どうしても新規ユーザーを対象に販売せざるを得ず、
お得意様を豊富に抱えていたヤナセと同じ土俵で勝負することはできませんでした。
無理もないですね。

シュテルンが設立された当初は、

「貧乏なベンツオーナー=シュテルン客」

「裕福なベンツオーナー=ヤナセ客」

と囁かれたものです。

もちろんベンツは安いクルマではないので本質を表してるわけではないのですが、
何台もベンツを乗り継いでいる裕福なベンツオーナーはやはりヤナセ客に多く、
シュテルンでベンツを買う客は初ベンツ購入者という方がたくさんいたようです。
日本で販路を拡大して顧客を増やしたかったベンツ社にしてみれば、
思惑通りの展開だったといえます。

当時、ヤナセでは値引きの交渉などしない客が多かったようですが、
シュテルンではまず値引きから話し始める客が多かったようです。
どちらがお金を持っている客なのかという話しではなく、
このあたりからも微妙に客層が違うことがわかります。
実際、ヤナセでまったく値引き交渉に応じてもらえなかった客が憤慨し、
シュテルンを訪れるというのは普通に見られた光景でした。

そんなこともあって当時は「値引き狙いならシュテルン」
「ベンツオーナーらしいサービスを享受したいならヤナセ」というのが世間一般の評価でした。

その結果、「ベンツオーナーも質が下がった」とヤナセ客が嘆いていたのは有名な話しです。
それくらいヤナセ客はシュテルン客を嫌っていたようです。

今では考えられませんが、同じベンツにも関わらず、
ヤナセのステッカーが貼ってあるクルマと、
シュテルンのステッカーが貼ってあるクルマではステータスも違っていたものです。
(過去の話しではなく、今でもヤナセ信仰はあるでしょうね。)

余談ですが、当時のベンツは今より遥かに高額な高級車で、
現在のように若いサラリーマンがローンで買うようなクルマではありませんでした。
そんな背景もあってヤナセ顧客の中にはベンツの大衆化に嫌気を持つ人もいました。

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現在のベンツディーラーは「メルセデスベンツ〇〇」という名称で統一されています。
お店の装飾も同様で、外見からはまったく同じ会社の店舗にしか見えません。
しかしその経営会社はヤナセであったりシュテルンであったりとバラバラです。

現在はベンツに限らず他のカーブランドも同様に店舗展開されており、
外から見ただけでは経営会社がわからないような店舗作りがされています。
調べる方法は各ディーラーの会社情報を見ればわかります。
「メルセデスベンツ〇〇(シュテルン〇〇とかヤナセ〇〇)」などと書かれていると思います。
更にそのシュテルンの経営会社情報を調べれば、
「シュテルン〇〇(株式会社◎◎◎)」などというのもわかります。
その「株式会社◎◎◎」というのが実際の経営会社ですね。

よくヤナセ派?の人がシュテルンは地元の中小企業だと揶揄してますが、
詳しく調べればシュテルンの多くは大手資本が設立した専業会社であることがわかります。
つまり実態は中小企業ではなく大きな会社が多いということですね。

シュテルン経営会社の中にはヤナセより大きな会社もありますね。
その大手資本がベンツ社と協業してるのがシュテルンになります。
また、企業としての資本系列を整理すると現在のヤナセは伊藤忠商事系の会社、
シュテルンはメルセデス・ベンツ・グループ社系の会社になります。
ここからもシュテルンが本家筋直系ディーラーであることがわかります。

シュテルン ベンツ
出典:シュテルン名古屋南公式 圧倒的な高級感があるシュテルン名古屋南
シュテルン ベンツ

出典:シュテルン名古屋南公式

ヤナセ系ディーラーの場合は隣接地にヤナセの店舗も併設されていることが多く、
ヤナセの看板も掲げられているのでシュテルンと誤認することはないでしょうね。

私自身の購入経験だけでなく、身の回りにいる購入者の経験も含めてそれぞれの印象は以下のようになります。

【ヤナセの良いところ】

・百戦錬磨のベテランスタッフが多く、顧客対応が優秀

・情報の正確度が高いように感じる

・シュテルンより新車納期が早いように思う(在庫台数が強力)

・全国各地のヤナセ系ディーラーで顧客対応を受けることができる

・メカニックに優秀なスタッフが多いように感じられる

・シュテルンとは比較にならないくらいの中古車在庫を持っている

・正規ディーラーながら中古パーツやリビルトパーツを使って修理してくれる

・ベンツ以外にも詳しいスタッフが多い

【ヤナセの悪いところ】

・新車値引きはあまり期待できない

・事業規模の大きさが災いしてシュテルンより小回りが利かないことがある

・割り当て台数が多くても顧客数も多いため納期に時間がかかることがある

・現実的な問題として顧客差別が激しい

・相変わらず対応の悪い勘違いスタッフがいる

・技量もないのに勘違いしているメカニックがいる

【シュテルンの良いところ】

・接客対応の良いフレンドリーなスタッフが多い

・ヤナセより値引き交渉をしやすい

・割り当て台数は少ないかも知れないが、顧客数が少なく納期が早いことがある

・地域密着度が高い

・勘違いしてる天狗スタッフは少ない

・後発店なので老舗のヤナセより新規客を大切にしてくれることが多い

【シュテルンの悪いところ】

・店舗(経営会社)による差が激しい

・中古車を買う場合は実質在庫が少ないので要注意

・ヤナセより車検代など基本整備料が高い

・メカニックの力量に差がある

・ヤナセに比べるとパーツ手配に時間がかかる傾向がある(修理に時間がかかる)

・基本的に純正新品パーツを使うため高額整備になりやすい


どちらにも一長一短があるというのが率直な印象であり感想です。
ケースバイケースではないでしょうか。
どちらにも親切なスタッフはいますし、大柄なスタッフもいます。
詳しい人もいれば勉強不足なスタッフだっているものです。

ただ、どちらのディーラーも高額な新車顧客と安価な中古車顧客では対応が違います。
新車購入客でも何台も買ってる人と一台しか買ってない人ではやはり対応が違います。
そういうことはあってはならないことですが、現実的にはそういう差別はあります。
これは国産ディーラーだってありますよね。

また、何台も買ってる上顧客だと保証切れでも無償修理してくれることがありますが、
普通の客だときっちり請求されます。
これは紛れもない事実です。
少なくともヤナセはそういう上顧客対応用の特別予算を編成しています。
(残念ながらシュテルンについては不明ですが、同様ではないかと想像します。)
ただ、これは別に特殊なことではありません。
どんな商売でもあり得る話しです。
その予算執行の対象顧客かどうかで店の対応は天と地ほど違うものです。
逆にいうとそういうサービスを受けられなかった客はそのディーラーに悪い感情を持つようです。

新車ならどちらでもお好きなほうへ

中古車ならヤナセ
有利

新車を買うならどちらでもいいと思います。
両方を訪ねて対応の良い店を選べばいいのではないでしょうか?
よくいわれる値引きについてはどちらの店でも交渉次第です。
(現在はヤナセでも相応の値引きに応じてくれます。)
今でも「ヤナセ」ステッカーにブランドを感じているならヤナセで買えばいいと思いますし、
それがないならクルマを早く納車してくれる店を選ぶのが賢明な判断です。

ただ、中古車を買う場合は私はヤナセのほうをおすすめします。
私の経験でも圧倒的に選べる在庫数が多いです。

シュテルンの場合、同系列の店舗は数えるほどしかないので、
どうしても中古車の在庫数が少ないです。
(経営の違う他のシュテルンやヤナセからはクルマを引っ張ることができない。)


シュテルンの中にはヤナセに対抗するため中古車を融通し合っている…
そんなウワサを聞くことはありますが、
実際にそういう契約を結んでいるという実店舗名(会社名)は聞いたことがありません。

ただ、ヤナセなら全国どこからでも取り寄せ可能…という話しも実態は怪しいです。
実際は同じヤナセ同士でも売れそうな極上中古車は他の店舗に渡したくないのが本音のようで、
商談中などと理由をつけて簡単には手放さないこともあります。

しかし、それでもやはりヤナセのほうが圧倒的に中古車在庫は多いので、
まずはヤナセからクルマ探しするほうが効率は良いものです。

それと、私の経験からヤナセメカニックのほうが整備に長けている人が多いように感じます。
整備士同士の横の繋がりもヤナセメカニックのほうが顔が広そうです。
これは事業規模が大きいためさまざまな整備経験を重ねられるからだと想像します。

私の親しいヤナセメカニックの中にはベンツだけでなく、
BMWやアウディ、ポルシェにまで詳しい男がおりますが、
シュテルンのメカニックにそんな人物は少ないのではないでしょうか?

在庫している中古車のレベルに差があるとは思いませんが、
中古車を買う上で整備士のスキル差は結構重要なポイントになるものです。

ただ、どんなことにも相性というのがあって、それは人によって感じ方が違います。
新車にしろ中古車にしろ、購入後しばらくはそのディーラーとお付き合いすることになるので、
多少の価格差で決めるのではなく、店を訪ねたときの第一印象だとか、
接客対応してくれたスタッフさんの良し悪しなど、
あらゆる点を総合的に考えて決めるほうが後々後悔しないですよね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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