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【リンツ リンドール】 人気プレミアムチョコレートの最新生産国情報を整理してみます!

リンツ リンドール アーモンド ニュース・情報
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リンツほどよく知られたプレミアムチョコレートはないかも知れません。
とにかくネームバリューがあって多くの方がその名を知っています。
そして商品自体も流通量が豊富で入手性も良好です。

そのリンツには「リンドール」という人気商品がありますが、
このリンドール…正規店はスイス製でコストコ販売品はイタリア製なんて話しをよく聞きます。
でもこれは今でもそうなんでしょうか?

今回はリンツに関して飛び交っているさまざまな情報を整理してみようと思います。

リンツ リンドール ハート
リンドールミルクのハートバージョン
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チョコレートを甘く柔らかいお菓子に進化させたリンツ

みなさんがチョコレートに抱くイメージってどんなものでしょうか?
ほとんどの方が口どけのいい、甘くて美味しいお菓子と答えるのではないでしょうか?

しかし、もともとチョコレートという食べ物はそういうものではありませんでした。
かつてのチョコレートはとても硬く、簡単には嚙み砕けない厄介な食品だったのです。
それを口どけのいい風味豊かな甘美なお菓子に進化させたのはリンツ創業者ロドルフ・リンツです。
その製法技術は他の追随を許さず、世界中のチョコレートメーカーが手本としたものです。

極論をいえば、現在でも世界中のチョコレートがリンツに挑んでいるといっても過言ではありません。
リンツとはそれほど偉大なチョコレートメーカーなのです。

チョコレート
リンツ以前のチョコは石のように硬いのが普通だった。
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世界中で愛されているリンツ 「リンドール」

そんな名門リンツには世界中で愛されている有名な「リンドール」があります。
このリンドールはかつて正規アウトレット店だけで購入できる希少品でしたが、
コストコでパック品の販売が開始されると一気に世界中に広がりました。
そのリンドールにはスイス製、イタリア製、アメリカ製が存在します。

リンツ公式はどこの国で生産されたリンドールも味は変わらないと謳っていますが、
実際は生産国によって味が微妙に違うことはよく知られています。


ところで日本で入手できるリンドールはどこの国で作られた製品なのでしょうか?

現在、日本国内に流通しているリンドールの多くはイタリア製のようです。
かつて直営店ではスイス製、量販パック商品はアメリカ製が主流だったようですが、
数年前からイタリア製がそれに取って代わっています。

リンツ リンドール
直営店で購入したリンドールは各国の製造品が混在していた。

本家スイス製リンドールは味に深みがある?

リンツはスイスに本拠を構えるチョコレートメーカーですが、
今や世界120ヵ国以上で販売されている世界的なチョコレートメーカーです。

製造拠点も世界中にあり、現在は世界六か国に工場を持っています。
その中で本家本元といえるのが本社のあるスイス工場になるでしょうか。
そして、世間ではこのスイス製リンドールが一番人気だといわれています。

このスイス製を入手できるのは直営店のみという情報から、
リンドール好きならやはり多少高くても直営店で買うべしと語られて来ました。

でも本当に直営店のリンドールはスイス製なのでしょうか?

まずその前にスイス製とイタリア製の違いを検証してみましょう。

リンツ 直営店 
出展:リンツ公式サイト  各地に展開されているリンツ直営店

スイス製リンドールとイタリア製リンドールの微妙な違い

本家スイス製リンドールは一般に甘味が控えめで味に深みがあるとされています。
そしてイタリア製リンドールも甘さは控えめといわれてますが、
両者に違いはあるのでしょうか?

以前、ホテルニューオータニでパティシエをしていた義弟に頼み、
二つの違いを検証してもらったことがあります。
私のような一般人はそのままチョコを実食して味比べをしてしまいますが、
彼は湯煎して溶かしたチョコペーストを香り立てて比較していました。
結果はどうでしょうか、湯煎されたリンドールは見事に二つの違いを露わにしてくれました。
スイス製リンドールからは仄かにキャラメルのような香りが漂って来たのです。
イタリア製リンドールにはこれがありませんでした。
義弟によると、「これはおそらく使用している香料が違います」とのこと。
パティシエによるこのリバースエンジニアリング的な検証から判断すると、
どうやら中身には微妙な違いがあるようです。

なお、スイス製はバターオイル使用、イタリア製は不使用という話しをよく聞きますが、
バターオイルというのは無水の乳脂肪のことであり、
イタリア製には乳脂肪と表記された材料が記載されていることから、
おそらくイタリア製にも同様な物が使われていると考えるのが自然だと思います。

余談ですが、チョコレート製造に水分を含んだ乳脂肪は使われません。
チョコ製造の大敵です。
そしてこの乳脂肪を香料ベースとして使用するのはチョコ製造では一般的なようです。

リンツ リンドール スイス製
スイス製のリンドールキャラメル
リンツ リンドール イタリア製
イタリア製のリンドールソルテッドキャラメル

あきらかに味の違うアメリカ製リンドール

アメリカ製リンドールはかつてコストコ販売品に使われていました。
現在のコストコ販売品はイタリア製に代わってしまいましたが、
このコストコ販売品でリンドールを知ったという人も多いのではないでしょうか?

リンツ リンドール アメリカ製
アメリカ製のリンドールシーソルト



アメリカ製リンドールの特徴はとにかく甘味が強い点。
スイス製やイタリア製のリンドールは外チョコと内チョコの味が違うのですが、
アメリカ製リンドールは内外がほぼ同じ味のチョコレートで作られています。
そして全体的に柔らかいのも特徴です。

あきらかに違いがあるので誰でも実食するとすぐわかると思いますが、
リンツ公式は「同じレシピなので違いはない」と言っています。
しかし、さすがにこれはちょっと無理があるのではないでしょうか?

ちなみにアメリカ国内のコストコではアメリカ製リンドールが販売されてますが、
同じ北米大陸ながらカナダのコストコではスイス製が売られていました。

以前、カナダのコストコ販売品をアメリカ製と思われた方が、
「アメリカ製リンドールもスイス製と同じ味だ」と論評されてましたが、
当時カナダのコストコで販売されていたリンドールはスイス製でしたので、
何個食べても味は一緒だったと思います。

コストコ
コストコは強力な販売力を持っている。

直営店はスイス製でコストコのはイタリア製?

これはネット上にたくさん書かれている情報なので聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
でもこれって本当なんでしょうか?

コストコで販売されている詰め合わせパッケージ品は確かにイタリア製です。
かつてはアメリカ製でした。これはその通りです。
2018~2019年頃、段階的に切り替わったようです。

しかし直営店のリンドールがスイス製というのは違うようです。
現在、直営店ではスイス製、イタリア製、アメリカ製の各製品が混在して販売されています。
正確にいうとフレーバーによって生産国が違うという感じです。

これは残念な話しといっていいのかわかりませんが、
どうやら徐々にスイス製リンドールは減っている印象です。

一例としてリンドール ミルクを挙げると、
かつてはスイス工場で作られた物が販売されていました。
しかし、現在はイタリア製に代わっているようです。


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まとめ

世界中で販売されているリンツ製品は定期的に商品供給体制に変更があるようで、
「〇〇店の商品は△△国製」とは言い切れないのが正しいように思います。

そしてリンツ公式が言う「どこで製造した商品も中身は一緒」というのも少々無理があるかと…

但し、これは当たり前の話しですが、製造国によって微妙な味の違いはあったとしても、
味覚は人それぞれで、味の感じ方も人によって違うので、
どっちのほうが美味しいというような議論は無意味だと思います。

リンツの魅力は高いブランド力とチョコレート製造技術の確かさ、
そして各商品の美味しさにあると思いますが、
安定して世界中に商品を供給している企業力の高さも忘れてはならないのだと感じました。

ブログ村にはさまざまなお菓子の情報も溢れています。
是非訪れてみてください。

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