クルマを走らせているとどうしても不快なドライバーに遭遇してしまいます。
公道はそういうところだと割り切ったほうがいいのかも知れませんが、
そんな自分勝手なドライバーに天罰が下るとすっごく気持ち良いですよね?
やっぱり正直者がバカを見るような世の中であってはならないと思います。
今回はそんなお話しご紹介します。
覆面パトカーを煽って捕まったVOXY
最初は私自身が見かけた哀れなVOXYのお話しを一つ。
2022年4月上旬のある日、私は家内と名神高速を使ってとある商業施設へ向かっていました。
その日、道路はとくに混んでおらず、ほとんどのクルマがマナー良く流れに沿って走っており、
しかも流れの速度もかなり順調で、とくに慌てて走る必要なんてない状況でした。
そんな快適な名神高速だったんですが、必ず一人くらいはいるんですよね…
空気を乱すお馬鹿さんが…
バックミラーとサイドミラーで後方を確認してみると、
やたら右に左にと頻繁に車線を変えながら爆走して来る黒いミニバンがいました。
道路は流れているので車線変更を繰り返したら返って詰まってしまう状況なのに、
なんでああいうクルマってそういう単純なことがわからないんですかね?
案の定、車線を変えたことでトラックに阻まれて進路を塞がれてました。
別にトラックが嫌がらせしたのではなく、VOXYの読みが浅はかなので自然にそうなったんです。
そんなクルマなのでもちろん思いっきり煽り気味の車間で詰めてます。
前車にピッタリついて少しでも隙間があると車線を変えて走ってました。
私は走行車線を約80kmほどのスピードで走ってましたが、
追い越し車線を爆走して来たVOXYはやはり80kmくらいで走るトヨタヤリスに阻まれて抜け出せず、
かなりイライラしてる感じでした。
ヤリスに追突せんばかりに煽ってましたよ。
そんなときです、かなりゆっくり流す黒いクラウンアスリートが前方に現れました…
このアスリート…あきらかに怪しい雰囲気満々なのでみんな警戒し、
両車線とも80~90kmくらいにペースを落として流していたんですが、
件のVOXYちゃんはカッカ来てるのか次々と強引にクルマを抜いて迫って来ると、
そのままの勢いで私の横を通り過ぎてアスリートに真っ直ぐ向かって行きました。
さすがに減速するだろうと思っていたんですが、
あろうことかこのVOXY…アスリートの真後ろにピッタリくっついて煽り始めるじゃないですか!
その車間はどう見ても約5mくらい…
もう完全に理性を失ってますね。
しかもアスリートはそんなVOXYをまったく意に介せずマイペースで走り続けたので、
なおさらVOXYは熱くなってましたね~
意図的に進路を塞がれたと思ったんでしょうね。
何台かの大型トラックを追い越した後でアスリートが左にウィンカーを出しました。
真後ろでうるさいVOXYを前に出すつもりのようで、
ここまでは覆面パトカーあるあるの動きだと思います。
アスリートが走行車線に入った瞬間にVOXYが前に出て爆走を開始し、
それをすぐアスリートが追跡するって絵を想像してたんですが、
そこはアホなVOXY…見事にやってくれます。
なんとアスリートが走行車線に入るとVOXYも煽りながら走行車線に入って来るじゃないですか!
このVOXY…見るからに運転歴の浅そうな若いカップルが乗ってましたので、
覆面パトカーが醸し出す独特の雰囲気とかわからないんでしょうね。
しまいにはクルマを左右に振って煽ってます。
VOXYはアスリートに茶化されてると思ってるんでしょうね。
見るからにブチ切れてる感じで、もう呆れるを通り越して爆笑しちゃいました。
仮に覆面パトカーじゃなくても黒いクラウンにそんなことする人ってあまりいないと思いますが、
ノーマルのアスリートなのでヤンチャな人が乗ってるとは夢にも思わなかったんでしょうね。
実際はもっと「危ない人たち」が乗ってたんですけどね。
無謀にも長い時間煽ってましたよ。
私も結末が見たかったので速度を合わせてVOXYの後方から眺めてましたが、
交通量が少なくなった直線区間でついにアスリートの天井に赤色灯が現れました!
同時になんかパトカーが大声で喋ってましたが、
残念ながら距離の離れた後方からではよく状況がわかりません。
ただ、アスリートのリアウィンドウに「パトカーに続け」って表示が出てました。
これは想像ですが、速度はそんなに出てないことから、
おそらく煽り運転の現行犯として捕まえたんじゃないかと思います。
一定の距離と時間を走行し、煽り運転を現認してたんじゃないですかね。
VOXYはというと赤色灯が上がった瞬間、一気に速度落として車間を開けてましたが、
もう万事休すですね~
アスリートが70kmくらいまで速度落としたのでさすがに私も付き合うのは限界で、
追い越し車線に移ってVOXYを抜いて行きましたが、
追い抜きざまにチラッと見ると20歳くらいの金髪兄ちゃんが暗い顔してましたよ。
助手席の女性は呆れたような顔してました。
「こいつアホやなぁ~」とでも思ってたんじゃないですかね。
私も長くクルマに乗ってますが、
あんな見事に覆面パトカー煽って捕まるお馬鹿さんなんて見たことないです。
というか、覆面パトカーも自身を煽るクルマなんて初めて捕まえたんじゃないですかね?
VOXYに煽られたり急な割り込みを受けたクルマたちが次々と抜いてましたが、
きっとみんな「ざま~みろ」って思ってたと思います。
右折車線から直進車線へ割り込む悪質レクサス
ときどき現れるのが右折車線を使って信号待ちの先頭に割り込むクルマですね。
やむない事情で直進車線に入って来るクルマもいますが、
中にはそうじゃないクルマもいます。
いや、ほとんどが渋滞を嫌って割り込んで来るマナーの悪いクルマでしょうね。
通勤時間帯の道路というのは常に混んでますが、
人口密集地の道路はとくに激混みとなります。
出勤時間の関係もあって、朝の時間帯はいつも同じクルマが揃いやすいですが、
そんな中に必ずマナーの悪いクルマというのが交じって来ます。
某外車ディーラーで働いている友人もいつも不愉快な思いをしているクルマがいました。
そのクルマは派手めにドレスアップした旧型レクサスLSで、
このクルマはいつも交差点という交差点で右折車線から直進車線に横入りをしてました。
中にはクラクションを鳴らして抗議する人もいましたが、
ほとんどの人が出勤に追われている多忙な時間なので、
危険なドライバーに関わっていられないことからスルーしてました。
友人も何度か被せられた経験がありましたが、
イラついたもののやはりスルーしていたそうです。
一度、クラクションを鳴らしたクルマに怒鳴り散らし威嚇してる姿を見たこともあったので、
まともな社会人ではなさそうなことから関わらないようにしてたそうです。
ところがある朝、実に痛快な出来事がありました。
いつものように渋滞の中をノロノロ運転していると、
毎度おなじみのレクサスLSが反対車線を逆走気味に走りながら通過し、
その先で右折車線を跨いで直進車線に割り込もうとしました。
しかしその日は渋滞が激しく、信号待ちの先頭車は横断歩道より前に停まっている状況…
もうほとんど交差点の中といっていい場所です。
これはこれで厳密に言えば違反なんでしょうが、
渋滞で信号が変わってしまったためやむなくそこに停車していた感じで、
結果的にレクサスLSの割り込みを防いでいました。
そんな状況なのでレクサスLSは右折車線の先頭に停まっていたわけですが、
信号が変わったら一気に加速して直進車線に合流しようとしてるのがアリアリでした。
しかし、その日は道路が激しく渋滞していたため、
青信号に変わっても先頭車が前に進めませんでした。
そんな中途半端な位置で立往生してるレクサスLSの後方から本当に右折するクルマがやって来ました。
それが濃緑の車体に日の丸をつけたハイエース…
政治結社〇〇会と派手に書かれた右翼団体のクルマがやって来たんです。
その右翼車は軍歌を鳴らすこともなく朝の渋滞の中を静かに走って来たんですが、
レクサスLSのところまで来るといきなり拡声器で、
「コラコラ~そこの間抜け!どこに停まっとんじゃ~」
と大音量で過激に叫びました。
慌てたレクサスLSは微妙に左に寄せて右翼ハイエースを通そうとしましたが、
次の瞬間…
「このドアホ!とっとと右折せんかい!邪魔なんじゃボケェ!」
と畳みかけるように大激怒。
これにビビったのかレクサスは向かいたい方角ではない右折に進路を変え、
しかも右翼ハイエースに拡声器で怒鳴られるは煽られるはという無様な姿を晒してました。
その道は右折してしまうとバイパス国道に入ってしまうため、
元の道に戻るためには大きく迂回して来ないとダメです。
おそらくとんでもない大回りをさせられたんじゃないかと思います。
別に右翼車は正義の味方をしたわけでも割り込みを咎めたわけでもありませんが、
結果的に悪事を働く無法者レクサスに制裁を加えたカタチになりました。
ちょっと不謹慎かも知れませんが、友人は痛快だったそうです。
また、周囲にいたドライバーたちもあきらかに気分爽快だったようです。
そしてその日以降、そのレクサスLSが悪質な割り込みをすることはなくなりました。
というよりほとんど姿を見かけなくなったようです。
渋滞の車列に入って大人しく走るようになったからだと思われ、
きっと大恥を晒されて堪えたんじゃないですかね。
締め
人間誰だってついつい熱くなってしまうことはありますが、
運転中は冷静でないと本当に危険だと思います。
ただ、何かあって瞬間的に沸騰するならまだ人間味が感じられますが、
日常的に危険な運転してるクルマは迷惑を通り越して邪魔ですよね。
でもこれ…誰でもそうなってしまう危険性があるような気がします。
街中で見かけた痛いクルマを反面教師とし、
決してそういう「危ないドライバー」にならないよう十分注意したいものです。
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