優れた撥水効果と簡単施工で高い人気を誇るzepancarコーティング剤ですが、
今回はその宣伝文句が果たして本当なのかどうか実際に入手して試してみました。
結論から言ってしまうと、このコーティング剤はかなりおすすめできそうです。
今回はその理由をまとめましたので是非ご覧ください。
コストパフォーマンス抜群の低価格
どんなに高性能なカーコーティング剤でもあまりに値の張る製品だと手を出し難いです。
このzepancarコーティング剤はどうなんでしょうか?
驚異の低価格
zepancarコーティング剤の販売価格は税込み1,990円(通常の販売価格)です。
そして内容量は500mlとなっています。
内容量と価格を考えたらリーズナブルを通り越してかなりの低価格品なので、
あまりに安すぎてむしろ心配になりそうなくらいですね。
製品の入手性について
本製品は大手有名メーカーの製品のようにどこでも買えるというわけではありません。
残念ながら街のホームセンターやカーショップではまず見かけません。
ただ、楽天やAmazonといったメジャーなネット通販サイトで入手可能です。
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クルマへの施工は簡単なのか?
カーコーティング剤で一番重要なポイントは施工の容易さかも知れません。
どんなに高性能な製品でも施工が厄介だと使う気になれないものですが、
その点、本製品の施工手順は実に簡単です。
以下のような手順で施工します。
洗車 → 水分拭き取り → コーティング剤施工 → 付属クロスで拭き上げ
早い話しが厄介な作業は皆無なコーティング剤ということです。
作業イメージ的には液体ワックスの施工に近いですが、
本製品は液剤の状態が柔らかいので施工も拭き上げもワックス系の製品より簡単です。
製品仕様としては少し濡れていても乾いたドライ状態でも施工可能となっていて、
それほど小難しく考える必要はなさそうですが、
ややムラができやすい印象はありました。上質なクロスでの拭き上げは必須でしょうね。

施工前の準備としてボディ表面のコーティング剤を除去します。
レインドロップが施工されていたため入念に洗車し、画像のように撥水ゼロ状態にしました。
水量が多ければ完全にベタッとなる状態です。

ボンネットもまったく撥水しない状態にします。

水量が多いとご覧のような状態です。
完全に水の膜ができており、まったく撥水してません。
仕上がりに大きく影響するため施工前の洗車は重要です。

洗車と拭き上げを終えたらスポンジで塗布します。
日差しの強い日中は避けたほうがいいかも知れません。今回は日中に本格洗車して夜に再度洗車→施工としました。
多少手間はかかりますが、施工前にボディ表面が綺麗なのはマストです。
塗布した後はクロスで拭き均すイメージです。

画像だとわかりにくいですが、クロスで拭いた直後の状態です。
光沢に深味があり、まるで鏡のように景色が映っています。その綺麗さは圧巻です。
撥水効果の確認と印象
ボディ表面にできる水滴はしっかりとした玉状になるので滑り落ちやすいです。
クルマの形状によっては水が流れ落ちないかも知れませんが、
接触角の大きな水滴なのでちょっとした振動や風でも簡単に水は流れていきます。
こういう流れ落ちやすい水滴を作ってくれるコーティング剤はクルマが汚れ難いです。
実は製品によっては「水滴を作ってくれるけど流れ落ちない」というものもあります。
これまでの経験上、小さくて軽い水滴になる製品は水が乾くと汚れが付着しやすいです。
本製品は撥水効果の高さを売りにしてますが、とくに水の流れ落ちやすさが抜群な印象ですね。

凄まじいゲリラ豪雨だったので水滴も大小が混ざってますが、すべての水滴が大きな接触角を持っています。
この状態で軽く走行してみます。

接触角の大きな水滴を作ってくれるだけに軽く走るだけで簡単に水は流れ落ちていきます。
写真のように傾斜のある場所だとほとんどの水滴は消滅です。
これはけっこう凄いと思います。
撥水効果の持続性や耐久性について
施工状態で撥水効果の持続性は変わる
本製品は施工後48時間は水に濡らさないよう注意されてますが、
実際はすぐ濡れてしまっても撥水しないわけではありません。
しかし、マニュアル通りに施工したほうが効果が高いことは間違いなく、
結果的に撥水効果の持続性も高まるものと思われます。
一部に撥水ではなく疎水状態になるという話しもありますが、
写真のようにまったくそんな傾向はありませんでした。
施工状態の問題でしょうか…
耐久性全般の検証には時間が必要
今回は施工した後で豪雨に晒してみたり、複数回の水洗い洗車などもしてみましたが、
シャンプー洗車などを行わない限り、簡単に撥水効果が落ちることはありませんでした。
かなり耐久性は高そうな印象で、一度施工すれば2~3ヶ月は大丈夫そうです。
ただ、長期間の耐久性となると施工状態や気候の影響もありますし、
それ以前にボディ表面のコンディションも関係します。
簡単に判断するのは難しいでしょうね。

水洗車後の状態に大きな変化がなかったので、次にカーシャンプーで洗車してみました。並みの製品ならコーティングは剥がれ落ちて水もベタッとなってしまうものですが、まだかなり撥水してます。

同様にリアガラス面の状態です。
こちらは施工直後と違いがわからないくらい撥水効果が残ってます。フロントガラスと違って傾斜が緩やかなので水滴は残ってますが、少し走れば流れ落ちてしまいますね。
使用してみて気になった点
施工時にややムラが出やすい
私はこれまでにさまざまなコーティング剤を使って来ましたが、
黒系のボディに施工した印象としてはややムラが出やすい製品かも知れません。
(白系のボディなら気にならないレベルです。)
ただ、拭き上げ一発でムラは消せるので、過度な心配は無用です。

ちょっとわかりにくいですが…
暗所で見るとこのような拭きムラが出ます。
ただ、続いて別のクロスで拭き上げるとあっけなく消せるので過敏に考える必要はありません。
液剤の定着に時間がかかるかも
本製品は施工して48時間は水に濡らさないよう書かれています。
丸二日近く濡らさないようにするのは梅雨の季節などは少々厄介ですね。
ただ、今回施工後に降雨に見舞われてしまいましたが、
目視で確認した限り、施工状態に悪影響が出るようなことはありませんでした。
もちろん所定の定着時間を守らないと耐久性に影響が出る可能性はありますが、
そこまで神経質にならなくても大丈夫な印象です。
タイミング悪く、施工した翌日から三日間ほど雨天に見舞われてしまいました。
とくに問題ない撥水状態を維持してましたが再施工しています。
施工後48時間濡らさない…というのが地味に厄介と感じた理由はこれです。
付属のクロスなどは微妙?
これはどんな製品にも言えますが、付属品はあくまでも付属品です。
スポンジやクロスが付属されてるのはありがたいですし便利なんですが、
正直なところあまり使いやすいとは思いませんでした。
とくにクロスは毛が短く薄手なので、施工時には別品の用意をおすすめします。
施工がやりやすい = 施工効果も高くなる
これはカーケアの基本中の基本なので、使い慣れたクロスを用いたほうが無難です。
もちろん付属品が「使用に堪えない粗悪品」なんてことはありませんが、
施工の容易さを考えたらもう少し大きくて生地の厚いクロスのほうが良さそうですね。

必要十分なスポンジとクロスが付属されてますが、もうワンランク上の製品を用意したほうが作業性は良さそうと感じました。
やはり大きく厚みのあるクロスのほうが拭き上げしやすいですね。

液剤本体の様子です。
余談ですが、かなりしっかり封印されているので写真のように切り込みを入れたほうが開けやすいです。
ガラスもボディと同様の撥水効果あり!
今回の検証で一番驚いたのはフロントガラスやサイドガラスの撥水です。
完全に金属製ボディと同じように水滴が流れ落ちてくれます。
ご存知の方も多いと思いますが、ガラス専用コーティング剤はボディには使えません。
ところが本製品は金属製ボディだろうがガラスだろうが同じように施工できて、
まったく同じような撥水効果が得られました。
こういう製品はあまり存在しないですよね。
しかも検証のため複数回洗ってみましたが、全然コーティングが落ちませんでした。
ガラス面施工の耐久性もかなり高いと断言できます。

雨天で自然に付着した水滴です。
ボディ面とガラス面の水滴がまったく同じ性質です。
ちなみにガラス面に塗布するとムラが酷くないか心配でしたが、その心配はまったく無用でした。

ゲリラ豪雨直後のボンネットとフロントガラスです。
フロントガラスは傾斜があるのでご覧のように水が綺麗に流れ落ちてしまってますね。
雨天時の視界はかなり良好です。
フロントガラスだけに使っても良さそうなレベルです。
まとめ
今回は人気のzepancarコーティング剤を試してみたわけですが、
結果はかなり使いやすくて好印象な製品でした。
しかも内容量が500mlも入っているので思いっきり財布にもやさしいですね。
良質なコーティング剤をお探しの方には是非一度お試しいただきたいです。
ちなみに今回は検証ということもあって二回施工してますが、
使用した溶液は約90mlほどでした。
普通サイズのクルマなら施工10回分くらいはあるでしょうね。
本製品が高コスパなことは間違いありません。
気になる点はどうでしょうか?
大きな難点は感じませんでしたが、強いて言えばややムラができやすいことと、
仕上げの拭き上げを丁寧にしないと結果に影響しそうなところ、
そして施工後48時間は濡らさない必要があるところですね。
大きな問題点ではありませんが、翌日以降の天気は調べたほうが良さそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本製品を検討されている方の参考になっていれば幸いです。
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zepan carクイックコーティング剤は往年の名品である「魔π」のリニューアル品です。
だから優れた製品なのは当たり前ですね。
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